昨日9月20日の夕方
広島本部に到着しました。



同時刻ごろ



うちの搬送車うみさん号は
津軽海峡を目指し北上中



・・・と言うのも
ちよっと前に



。。。。。。。。。。。。。



北海道旭川市の人から



山羊と負傷カラスの
終生引き取りの依頼があり



TNR一斉で
北海道に到着してすぐの



9月13日
私は旭川のお宅を訪れ



『北海道の山羊を
わざわざ栃木に・・・と考えず



土地が広い北海道内で
新しい飼い主を探すべきだ』



・・・と説得に伺った
・・・のです。



・・・が
お話を聞くと



飼い主さんは
自宅療養中でしたが



末期癌で
余命いくばく・・・だそうで



飼ってる山羊と



保護している
負傷カラスの行く末を心配し



探しに探して



犬猫みなしご救援隊に
たどり着いたのだと・・・



それでも・・・



山羊に最適な勾配のある
広い草原に



木造の山羊舎が建っており



うちよりも
はるかに良い環境



『ここなら放し飼いで飼うことが
可能じゃん』



・・・と私は思ったので



あ〜だ!こ〜だ!
・・・と



自動飼育方法を提案しました。



・・・・が
北海道ならではの問題も浮上



そこは
冬になると雪で閉ざされる町



雪はひと晩で
1m降ったりするので



雪下ろしが大変!!



ちょっとでも
雪下ろしをおこたると



木造の山羊舎が



降り積もった雪の重さで
崩壊の恐れがあるのだと・・・



あぁ・・・雪下ろし問題か・・・



雪下ろし問題は
芦別でTNR一斉を始めた年に



野良猫の住処小屋の崩壊危機で
ぶつかったことがあるので



雪下ろし問題が
深刻なことは理解しています。



北海道で探そう
・・・と



説得する気満々だった私は



引き取り依頼理由でもある
飼い主さんの病状と



北海道は10月〜冬を考え・・・



ヨシ!



わかりました!



山羊&カラスを
連れて帰る段取りをします!



・・・と
約束をしたのです。



私が
旭川のお宅に行ってすぐ



ホントにすぐ・・・
飼い主さんの容体が急変し



飼い主さんは
お亡くなりになりました。



飼い主さんとの
生前の約束を果たすため



少しでも早く



うみちゃん号に
津軽海峡を渡ってもらったのです。



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うみちゃん号に乗った
山羊たち



旭川の家より
だいぶ狭くなるけど



うちの者たちは
みんな優しいから



安心して
栃木拠点に行きなさい。



あなたたちが
望む望まないに限らず(笑)



私も10月になったら
栃木拠点に行くし♪



。。。。。。。。。。。。。



旭川の山羊&負傷カラスが
うみちゃん号に乗ったころ



私は広島市の
安佐動物公園にいました。



。。。。。。。。。。。。。。。




安佐動物公園にいる



絶滅危惧種のマルミミゾウの
メイちゃんが



ご懐妊したとのこと・・・



秋吉台サファリから来た
オス象のダイちゃんとの



マッチングが成功したみたい



安佐動物公園の阿部園長とは



阿部園長が
広島市のセンターにいたころ



広島市の
殺処分をゼロにするために



地域猫活動を始めたり
なんやかんやで



激動の時代を
一緒に駆け抜けた仲です。



ひと言
おめでとうが言いたい・・・



。。。。。。。。。。。。。




このメイちゃんご懐妊の
ニュースが流れたのは



8月20日ごろ



そのころ
私は考えました。



偽・坊主の私ができることは



本物の阿闍梨に
安産祈願をしてもらうこと♪



安産祈願と言えば
淡島大明神



広島市で淡島さまを
お祀りしている神社は



西区の己斐の山にある



非常に珍しい神仏一体のお寺
西福院



そして



その西福院の住職は
なにを隠そう



うちの仏事を
まるっと頼んでいる



《いつもの》健空阿闍梨
・・・だったのです。



えへっ・・・



。。。。。。。。。。。。。



私は
健空阿闍梨に電話しました。



『安佐動物公園のマルミミゾウが
懐妊したのを知っとるか?』



「知ってますよ!



『ほいなら



健空が
なにをすべきかわかるよの
?』



「え?ボク?
ボクがなにかをする??



・・・え???
まさか安産祈願ですか!!」



『象も人間も同じ命
安産を願うのは当たり前のこと



健空はそのために
坊主になったんじゃないのか?』



阿闍梨に向かって
なんということ!



こんなヤツなんです
私って・・・





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栃木拠点から戻ったら
メイちゃんの安産祈願グッズは



うちのお堂に
鎮座していました。





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ええじゃん♪
ええじゃん♪



安産祈願の淡島さま




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腹帯まである・・・(笑)



阿部園長は
ものすごい喜んでくれました。



マルミミゾウは出産まで
22ヶ月だそうで



うまくいけばメイちゃんは
来年10月に出産します。



。。。。。。。。。。。。。



人間のせいで
絶滅危惧種になった動物を



人間のチカラで増やしていく



これも
尊い立派な活動だと私は思います。



阿部ちゃんが
阿部園長になっていなかったら



私はこんなことを考える
機会もなく



ただただ



『わざわざ
よその国から
野性動物を連れて来るな!』



この一点だけで



動物園を
忌み嫌っていたと思います。



もちろん



存在意義もない残念な動物園も
いっぱいあります。



愛護団体も十人十色
動物園も十人十色



ちゃんと
自分の目で確かめて



きちんと判断することが
大事ですね♪



たちまちは(とりあえず)



マルミミゾウの
メイちゃんの



無事出産を
心よりお祈り申し上げます。