一昨日の日曜日
3月31日13時過ぎのこと
犬猫みなしご救援隊が
負傷も含め
殺処分対象となった猫全頭を
引き出してる
呉市動物愛護センターの所長から
電話がありました。
「竹がお腹に刺さった猫を
これから連れて行きます。
竹は
できるだけ短く切りましたが
今日は休日の為
ぼく1人なので処置できず
そのままの状態になりますが
どうか
よろしくお願いいたします」
。。。。。。。。。。。。。
お腹に
竹が刺さった???
私は想像しました。
お腹に刺さるとゆ~ことは
落下事故かな・・・
猫は高い場所から
飛び降りるときは
ムササビみたいに
手足を伸ばした体勢をとります。
猫が
高いところから飛び降りた
ジャストなところに
人間が切ったのか・・・
自然に朽ちたのか・・・
・・・の
先がとがった竹があったとしたら
猫の体重もあるし
すんなり
お腹に突き刺さるじゃろう・・・
これは
大いにあり得ます。
最悪なケースは
誰かが
竹製の飛びモノを作って
猫の背後から撃ち
飛びモノの反動で
お腹に突き刺さった・・・
そんなモノを作ろうとする
原始的な発想と
そんなモノが作れる
技術を持った人間は
そうそう
おらんじゃろう・・・
やっぱり・・・
落下事故か・・・
。。。。。。。。。。。。。
ちょうどそのとき
うちの
《両手骨折》のセオクミが
朝一番の新幹線で
栃木拠点から広島本部へ
《緊急・負傷猫》を
連れて来ていたときで
広島本部内の診療所では
緊急オペの
準備段階に入っていました。
もちろん
栃木拠点から来た子も
緊急だと判断したから
わざわざセオクミが
栃木から連れて来たわけですが
「竹が刺さった猫」
・・・の方が緊急性がある
私が判断し
竹が刺さっている猫のオペを
優先することにして
呉市のセンターから
猫が来るのを待ちました。

セオクミが到着したときは
お昼前ということで
まだ
掃除も終わっておらず
あわただしい時間帯でしたが
そこらの動きは
同じうちの者同士なので
《広島本部の空気》を感じることは
できたと思います。
どっちが良い悪いではなく
同じ
犬猫みなしご救援隊でも
広島本部のと栃木拠点とでは
まったく
空気感が違いますからね
・・・なので
犬猫みなしご救援隊では
《新鮮な風を入れるために》
私の予定と
小谷の予定が合えば
広島本部の者と
栃木拠点の者とを出張させる
《交換留学生制度》
・・・を
取り入れております。
。。。。。。。。。。。。。
竹刺さり猫到着

慎重に・・・慎重に・・・
竹が刺さった部分を
何枚か連写で写真を撮る・・・
私の
老いぼれた老眼で見るより
その方が一瞬で済むから
猫の負担は少なく済みます。
3月31日13時過ぎのこと
犬猫みなしご救援隊が
負傷も含め
殺処分対象となった猫全頭を
引き出してる
呉市動物愛護センターの所長から
電話がありました。
「竹がお腹に刺さった猫を
これから連れて行きます。
竹は
できるだけ短く切りましたが
今日は休日の為
ぼく1人なので処置できず
そのままの状態になりますが
どうか
よろしくお願いいたします」
。。。。。。。。。。。。。
お腹に
竹が刺さった???
私は想像しました。
お腹に刺さるとゆ~ことは
落下事故かな・・・
猫は高い場所から
飛び降りるときは
ムササビみたいに
手足を伸ばした体勢をとります。
猫が
高いところから飛び降りた
ジャストなところに
人間が切ったのか・・・
自然に朽ちたのか・・・
・・・の
先がとがった竹があったとしたら
猫の体重もあるし
すんなり
お腹に突き刺さるじゃろう・・・
これは
大いにあり得ます。
最悪なケースは
誰かが
竹製の飛びモノを作って
猫の背後から撃ち
飛びモノの反動で
お腹に突き刺さった・・・
そんなモノを作ろうとする
原始的な発想と
そんなモノが作れる
技術を持った人間は
そうそう
おらんじゃろう・・・
やっぱり・・・
落下事故か・・・
。。。。。。。。。。。。。
ちょうどそのとき
うちの
《両手骨折》のセオクミが
朝一番の新幹線で
栃木拠点から広島本部へ
《緊急・負傷猫》を
連れて来ていたときで
広島本部内の診療所では
緊急オペの
準備段階に入っていました。
もちろん
栃木拠点から来た子も
緊急だと判断したから
わざわざセオクミが
栃木から連れて来たわけですが
「竹が刺さった猫」
・・・の方が緊急性がある
私が判断し
竹が刺さっている猫のオペを
優先することにして
呉市のセンターから
猫が来るのを待ちました。

セオクミが到着したときは
お昼前ということで
まだ
掃除も終わっておらず
あわただしい時間帯でしたが
そこらの動きは
同じうちの者同士なので
《広島本部の空気》を感じることは
できたと思います。
どっちが良い悪いではなく
同じ
犬猫みなしご救援隊でも
広島本部のと栃木拠点とでは
まったく
空気感が違いますからね
・・・なので
犬猫みなしご救援隊では
《新鮮な風を入れるために》
私の予定と
小谷の予定が合えば
広島本部の者と
栃木拠点の者とを出張させる
《交換留学生制度》
・・・を
取り入れております。
。。。。。。。。。。。。。
竹刺さり猫到着

慎重に・・・慎重に・・・
竹が刺さった部分を
何枚か連写で写真を撮る・・・
私の
老いぼれた老眼で見るより
その方が一瞬で済むから
猫の負担は少なく済みます。

『OK!撮れた!』
刺さっているのは
竹というか笹ぐらいの細いもの
『これぐらいの細さなら
逆に
落下時に刺さる可能性が高い』
写真を撮ったあとで
よく確認すると
お腹側には
大きな穴が開いています。
・・・が
大きな穴は
膀胱や腸などの内臓がない
鼠径部あたりになるから
内臓は損傷してない
・・・と思う
問題は出口側じゃ・・・
この2秒ほどの連写じゃ
出た側が見えん・・・
・・・が
かなり出血していたとみえ
毛が
広範囲に汚れています。

麻酔に耐えられるか否かを
考えたところで
被毛の汚れ具合から
体液・血液の出具合を想像しても
このままでだと
状態は悪くなる一方・・・
突き刺さった竹を抜くためにも
麻酔は必須
私の責任において
オペを決行しました。


お腹から入った竹の
出口がわかりました。

陰部のすぐ横で

当然のことながら
こちら側も
大きな穴が開いていました。

この大きな穴は
この子が《もがいた》アカシです。
前に行ってみたり
後ろに
下がってみたりしたのだ
・・・と思います。
患部の状態から
突き刺さってから
相当な時間(何日間か)
経っていると思いました。

耳先カットがあり
避妊手術の痕もあり
しかも
避妊手術の痕から
誰かから頼まれて
うちがTNRの手術をした子で
間違いないでしょう
これだけの美しい手術痕は
他院じゃありえんし
こんな再会もあるんじゃ
・・・と思いました。
名前は
りえちゃんにしました。
りえちゃんのオペは
10分以内で終わりましたが
血圧は上がらないまま
夜を迎えました。
そして翌未明
私のチカラが及ばず
りえちゃんは
息を引き取りました。
。。。。。。。。。。。。。
せっかく
うちに来たのに
助けることもできず
私はひどく落ち込みましたが
落ち込んだところで
1円にもならん!
りえちゃんの死を
無駄にしないために・・・
今後二度と
同じ不幸が起きないために
原因を探るのが一番と思い
『発見現場に行こう』
・・・と思いました。
りえちゃんが
亡くなったことを
呉のセンターに報告するとき
りえちゃんが保護された
現場に行きたい旨を伝えたら
呉市の所長が
「ぼくたちも
原因が知りたいと思っていたので
代わりに職員と
現場を見に行って来ますよ」
・・・と
。。。。。。。。。。。。。
りえちゃんを発見した人は
複数の猫に餌を与えている
餌やり
餌を与えていた場所は
よくある田舎の空き家
そこで
3月31日に
餌やりをしていたら
空き家の裏から
猫の鳴き声がするので
裏に回ったら
りえちゃんが
竹に刺さったまま
動けない状態だったので
竹を切って
センターに連れて行った・・・
りえちゃんを受け取った
センターの所長も
このままでは
竹が長すぎる・・・と思い
切れるところで切った・・・
・・・だから
私が見たときは
お腹側からは
10cmぐらいしか出ていなかった・・・

りえちゃんの
お腹に刺さっていた竹の根元側

左側がお腹側(竹の上部)
左側が陰部側(竹の下部)
右側を
発見者が切り取ったもよう
呉の所長が切った部分を
足すと・・・

竹の長さは約55㎝
※私は0から測らず
10cmのところから測ります。
。。。。。。。。。。。。。
田舎の家の裏に
こんな細い竹をよく見ます。
実際に
りえちゃんが発見された
餌場の空き家を見に行った
呉の所長が言うには
誰も住んでない空き家の
裏手には
草刈り機かなんかで
60㎝ぐらいに長さに
切られた竹が無数にあったそう
その竹の切り口は
斜めだったり
真横だったり
ランダムだったとのこと
そして
私の予想通り
その竹ヤブの上には
猫が飛び降りれる感じの
屋根が張り出していたので
そこから
飛び降りたのだろうと・・・
竹の先
切り口付近にも
りえちゃんの毛が
付着していました。
飛び降りた先にあった
この竹が
細いくせに
猫の重さで曲がらぬほど
頑丈で
たまたま
切口が斜めだったため
飛び降りた勢いで刺さり
刺さったまま
体重で少しずつ地面まで下りた
おそらく
これが今回の事故の全貌
・・・だと思います。
。。。。。。。。。。。。。
もし・・・
あなたの住んでる町に
細い竹を
短く切っているところがあり
その竹が
やけに丈夫で
その竹の周りに
猫が飛び下りるかも知れない
屋根や
土地の段差があるなら
そこは要注意です。
厳しい暮らしをしている
野良猫たちが
りえちゃんのような
不幸な事故に遭わないことを
私は
心から願っています。

りえちゃんのお腹を貫通した
この竹は
どうするかな・・・
助けられなかった教訓として
持ち続けるかな・・・
せっかく
うちにまで
たどり着いてくれたのに
私が力不足だったばかりに
りえちゃんには
本当に
申し訳ないことをしたと
思っています。
。。。。。。。。。。。。。
私はこれから
三宅島に向かって出発です。
明日4月3日は
《小山正明氏プレゼンツ》
三宅島TNR一斉なので
そしてこれからもこのような事が起きない様願っています。