私たちが行っている
地方でのTNR一斉を実行するために

地元のボランティアさんたちは
まず《会場探し》から始めます。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


会場にちょうどいい・・・と思っても

寛大かつ高いココロザシのある
家主または施設長でないと

「汚れる」「臭い」などと

ありもしないことを言って
なかなか貸してはくれません。

実際はどうか・・・と言えば

汚れないように臭くならないように
地元のボランティアさんたちは

必死に
片づけて掃除して消毒して

きれいにして返しているので
まったく問題は起きないわけですが

とかくこの世は

《何もしていないうちから》
ガタガタ言う人が多いということです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


今回の
鹿児島垂水TNR一斉の会場は

たまたま空いていた借家

家主さんのご厚意で
貸していただいたんだそう

会場である借家に行ってみると



DSC_3243



玄関には猫の足跡
施工中に歩いちゃったのね・・・(笑)

『なんと羨ましい!』

実は私は
この《永遠に残る足跡》が欲しくて

今の栃木拠点の新猫舎の
土間打ちのときも

かなり期待していたのですが

那須あたりが
乾燥地帯ってのもあって

うちにごはんを食べに来ている猫が
歩いたときは

すでにコンクリートが乾いていたみたいで

水で流したら消える
《砂の足跡》があっただけ

超ガッカリ・・・




DSC_3215


予報は雨・・・でしたが
当日は晴天

さすが南国鹿児島
30℃の真夏日

受け付け係の人はさぞ暑かったでしょう


DSC_3214



まずは鎮静をかけて安定させて
それから麻酔

そのときの保定や記録は
地元のボランティアさんの仕事です。


DSC_3212


毛剃りも
地元のボランティアさんたちの仕事です。

地元のボランティアさんたちの仕事は
いろいろあるけれど

責任の所在を明らかにするためにも
誰でもいいってわけにはいかないので

私たちの一斉TNRの場合は

毎回毎回
同じ人にやってもらうようにしています。



DSC_3213



キジ白ちゃん限定のTNRみたい(笑)



DSC_3216



10月の終わりに扇風機

暑くて暑くて
急きょ用意してもらったのです。



DSC_3226



手術が終わった家族です。

お母さん猫はまだぐっすり寝ています。

子猫の方が麻酔覚めが早いのが
よくわかるでしょ


DSC_3240



子猫だとその日の夜にはごはんも食べ
走り回れますからね

猫の負担を考えても
『早め早めの手術を』

私たちは
子猫の体重が600gに達したら

不妊手術をしています。

「早く不妊手術をしたら
子猫の成長に影響する」

・・・という獣医師もいますが
そんなことはまったくなくて

性ホルモンと成長ホルモンは違うし

うちの子猫だって
手術した後に一気に成長しているしね

《麻酔さえ安全にかける腕があるなら》
早め早めの手術をすべきです。




DSC_3223




お母さんの手術を待つチビ子猫たち



DSC_3224



お母さん猫です。
見てわかるように痩せています。

それだけ子育ては
大変な労力がいるのです。



DSC_3231



子猫たちは
猫風邪をひいているみたいで

目ヤニと鼻水が出ていたので
中谷特製点眼薬を点眼しました。

目ヤニが出ていたりしたら
桂代ちゃんが私を呼ぶんですよ

「助けてあげて!」

それで調子に乗って
中谷特製の点眼薬を取り出して

中谷特製って(笑)
威張るほどじゃないですが

これぐらいの目ヤニなら
一瞬一発で治ります。




DSC_3230


どう?

お母さん猫が戻ってきたころには

子猫たちの目は
ええ感じになっとるじゃろ



。。。。。。。。。。。。。。。。。。



お母さんが戻るなり
甘えん坊が・・・



DSC_3229



かわいい♪

・・・けど
お母さん猫の負担を考えたら

やっぱり私は
産ませるべきではないと強く思います。




DSC_3233



男の子3匹
女の子3匹

・・・の
6匹もの子猫を育てることは

並み大抵のことじゃありません。

・・・なのに
国産の安価なフードしか食べられず

とっても酷《コク》・・・

栄養不足で

お母さん猫も子猫も
いっぱいいっぱいになります。





DSC_3235



私たちはできるだけ
地元のボランティアさんに協力したいので

地元のボランティアさんが
保護している犬の不妊手術もやります。

今回も
5匹の犬の手術をやりました。




DSC_3236



3歳のゴールデンレトリーバーです。



DSC_3239




大きなゴールデンレトリーバーの手術を
キャシャな日下部先生が・・・


DSC_3238



この子は千葉先生が執刀しました。

「傷はどこ?」


DSC_3237



中型犬の避妊手術でも
傷の大きさは2㎝以下

これだと痛みもそれほど感じないから
予後がラクです。

それにしても・・・この傷

フィリピンとかによくいる
イカサマ魔術師のイカサマ手術みたいでしょ

(笑)(笑)(笑)



DSC_3247




今回
先生たちが泊まることになった宿

その宿にある温泉に

「中谷さんと田原さんも入って」
・・・とお呼ばれにあずかりまして

2人+1匹が行きました。



DSC_3246



温泉に入ったのは
オジチャンとオバチャンだけで

ヒロシは
まだお留守番ができないから

連れて来ただけです。



DSC_3250



その施設には
あちこちに猫がいて

みんな
ふっくらして状態がいい!!




DSC_3253



よく見ると
『耳先カットがある!』

鹿児島の久松さんが言うには

「ここの猫たちは
初回のTNR一斉のときから参加していて

成猫はみんな手術済みですよ」
・・・と

それでみんな状態がいいのね♪




DSC_3251



この兄弟たちは

次回《1月の鹿児島TNR一斉》に
参加するんだそう


DSC_3249



従業員の人たちがみんなで
お金を出し合ってTNR一斉に参加して

施設内に猫がいることを
会社がO・Kしている・・・

素晴らしいことじゃないですか!!

気分良い私はたまたま持っていた
ロイカナセンシブルを30kg

ここの子たちに
プレゼントしました♪



DSC_3255




いかにも南国らしく
ソテツやゴクラクチョウカやハイビスカス



DSC_3260



鹿児島にお寄りの際は
ぜひこちらへ

財宝健康保養センター
猿ヶ城ラドン療養泉

猿ヶ城って言うんじゃ・・・
群馬の猿ヶ京みたいな名前じゃね♪



DSC_3274




そこの宿の会社が売っている水
見たことある!ある!

うちの子たちにも飲ませたいので

広島に帰ってから
早速ネットで注文しました。

皆さまも《お水を買うなら財宝》
飲み口のとっても優しいお水です。

野良猫に優しい会社は
それだけでじゅうぶん《ホワイト企業》

私は
こ~ゆ~企業の商品を購入します♪♪

財宝水はコチラから
↓  ↓



http://gooddo.jp/gd/group/inunekominashigo/


・・・から

財宝公式通販 楽天市場店で
ご購入ください。

できれば
支援物資としても送ってください。

よろしくお願いいたします。

うちの公式ホームページの
送っていただきたい支援物資のとこにも

財宝を加えました。

もうひとつ
うっかり忘れていたことが・・・

今月の頭に
岡山拠点の事務所が移転したのです。

もちろん
渡辺さんもろとも移転です(笑)

新しい住所は

〒700-0046 
岡山県岡山市北区岩井2丁目
4-9-3-A101
「NPO法人 犬猫みなしご救援隊・岡山拠点」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


オス猫も!

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


世の中には《まだ》

メス猫には避妊手術を施すけれど
オス猫には去勢手術は施さない

・・・という間違った考えの人が多く
どうしたもんでしょうね

オス猫に去勢手術を施さなければ
オス猫のケンカは絶えませんし

メス猫だけ避妊手術を施したら
‘その気’がなくなったメス猫に

何も気づかないおバカな
タマ付きのオス猫が乗っかって

メス猫のストレスが増えるだけです。

それに

1つの現場に必ず1匹はいるぐらい高確率の
停留精巣(隠睾)のオス猫は

停留精巣を気づいてもらえないまま

それが腫瘍化して
無駄に死んでしまいます。



     
DSC_3219




片方のタマがお腹の中にある
停留精巣

今回も
鹿児島にも宮崎にもいました。



DSC_3217



猫は口腔内に問題を持った子が多く

どこの会場にも
歯が悪い子も必ずいます。


DSC_3218



『まずは歯を全部抜くこと』

これしかないので全抜歯します。

全抜歯後は数日間
血膿のヨダレが出ますが

それもじきに止まります。

私たちのTNR一斉では
抗生剤を最低でも2種類は打ちますから

抜歯後に化膿した子はおりません。




DSC_3220




アレルギー性の皮膚炎だと思いますが
痒いのもかわいそ~じゃし



DSC_3221



数日間だけでも・・・と思い
青い薬を塗りました。

青い薬には
痛みを和らげる成分も入っているので

痒みも和らげてくれます。
それは私のカブレた腕で実証済みです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


宮崎県の延岡会場には

交通事故に遭って
後ろ足を骨折したタヌキも来ました。



DSC_3262




野生種なので
そのままでは診察もできないし

鎮静剤を入れたところ
骨折だけでなく貧血も見られたので

麻酔をかけて手術するには
ハイリスクだと思い

温かい補液をして

事故のショックを和らげる注射や
ノミマダニ駆除剤ブラベクトの滴下など

うちで行う通常の処置をして

消化吸収のよい《猫のフード》を
与えるよう

保護主さんにお願いして
終わりました。

※※昔タヌキを飼ったことがある人で
話が早く進みました。




DSC_3263




パッと見て
この春に生まれた子ダヌキかと思って

鎮静剤で眠った後によく見たら
《小柄な》お婆さんタヌキでした。

うちに来るタヌキはほぼ疥癬で
ボロボロなので

毛のあるタヌキは珍しく
いろいろ勉強になりました。

野生種は目覚めが早いので
ドキドキしながら触りましたよ


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


横隔膜ヘルニアっぽい子


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


横隔膜ヘルニアが疑われる
メス猫の場合は

開腹手術をすると胸腔内に空気が入り
肺がふくらまなくなるので

避妊手術はできませんが

※うちの三毛猫のフルタもそうです。
今も未避妊のまま暮らしています。

延岡の子の場合は
骨盤骨折だったであろう形跡はあるものの

横隔膜ヘルニアは微妙な感じだったので
避妊手術に踏み切りました。

とどこおりなく手術が終わり
私の処置台に来て

耳先カットをしていたところ
呼吸が乱れていくのが感じとれたので

千葉先生に頼んで

覚醒させた上で
胸腔内の空気を抜いて

ショックを和らげる注射を
打ってもらいました。

発見も早かったし
処置も完璧だったので

10分後ぐらいには呼吸も落ち着きましたが
さすがに青くなりました。




DSC_3267



保護主さんの話だと
ずいぶん前に交通事故に遭ったようで

歩き方もおかしいし
呼吸も変だな・・・と思っていたんだそう

今後は保護主さんの家で

様子をよく見てもらいながら
暮らしていけるので

予後はなんの心配もありません。

それにしても
この子の保護主さんはええ人でしたよ





DSC_3265



前日の鹿児島30℃と
うって変わって

延岡は朝から大雨で小寒い1日でした。

・・・なので
扇風機どころかホットカーペット




DSC_3261


今さらですが・・・今回の執刀医は
《九州レディース》

東京日野市の
きもと動物病院の千葉先生と

神奈川横浜の
いなば動物病院の日下部先生

《私も含め》きれいどころを
ど~んとご用意いたしました♪




DSC_3268



じゃあ!

この人はど~なんだ?
この人もきれいどころなのか?

・・・と
私を責めないで!

この人も
きれいどころの仲間入りでど~ですかね?

お友だちじゃし

実際《動物と私には》
とっても優しいしね・・・




DSC_3270




・・・ただ
この人は2%ぐらいしか働かん

これは使ったワクチンの空瓶です。
簡単に言うと《ゴミ》



DSC_3271



そのゴミを
キレイに並べていました(笑)



1571899231130



客寄せパンダの私は
テレビ宮崎の取材をしっかり受けました。

土曜日の番組だそうで

延岡TNR一斉を頑張っている
平野さんの団体

アニマルホビー(相棒という意味)の活動を
取材しているんだそう

取材を受けてる私の足元には
まさる



1571899234741




かわいいじゃろ♪

まさるを踏まないように
直立不動で取材を受けました。




DSC_3273



延岡の人たちに助けられ
今があるヒロシ

今じゃ
頬袋もこんなに大きくなりましたよ



1571906633036



この中に
ヒロシの乳母が3人もいます。

次回
宮崎延岡TNR一斉は1月30日です。

あ!鹿児島は??
ヤバい!すっかり忘れとった!




1571997003151



ちょうどカスミがかって見えないけれど
桜島を背景にした1枚です。

後ろのモクモクしてるのが
桜島の煙です。

あら?桂代がおらん!え?なんで?
まっいいか・・・(笑)

次回
鹿児島TNR一斉は1月28日です。