今から20年ほど前
クチバシが黄色くケツの青い私は
【賃貸の】自宅を大改修して
ワンフロア160㎡(50坪)の
保護施設を設けました。
《とりあえず》
保護ができるスペースさえあれば
保護活動は容易にできる!!
・・・と
信じ込んでいたときにこしらえた
バカ丸出しの保護施設です。
↓ ↓
当時の写真をそのまま撮っているので
丸まったりしています(笑)

当時の私は
本当に程度が低いもんで
猫が爪をとぐために
重い重いじゅうたんを
壁に貼ったりしてね(笑)
掃除のあとはこんな風に
拭きまくっているからキレイですが

朝起きると毎日
猫の毛がついている←当たり前のこと
重い重いじゅうたんを
職人さんが汗をかきながら貼ったにも関わらず
それほど猫は喜ばず
毎朝こんな具合で
部屋全体の美観をそこね
この壁じゅうたんは迷惑なだけ
・・・でした。

当時
猫150匹犬20匹いたので
あそこにもここにも犬や猫がいて
当然
洗面所にも自由に入ってくるわけですが
一般住宅施工なので
洗面所は普通にクッションフロア
そんなやわな素材
猫に爪をとがれ犬にかじられ
あっという間に穴ぼこでしょう(笑)
写真で白く見えている部分が
破られた部分です(笑)

掃除をしても掃除をしても
カケション場所に《指定されてしまうと最後》
フローリングの隅は変色するし・・・

当時の
なんちゃって坊主仕様の
仏さまを入れていた小さな御厨子も
《猫がいるから》と壁に掛け
こんなにガードしても
猫の運動神経にはかなわず
結局
仏さまにお厨子ごと
お店の方に移動してもらって
お厨子入れが
タダの猫棚になったり(笑)

台所も猫がいて
炊飯器や電子レンジ
トースター類は線が怖くて置けない状態
『このままでは
これ以上の発展はない!』と思い
一般住宅ではなく
《建物の基礎から全て
動物がいても清潔が保てる素材でできた》
完全なる
保護施設が欲しいと思いました。
動物が《気持ちよく》暮らすには
床・壁・天井の素材から電気の配線にいたり
《建物の基礎から全て
動物がいても清潔が保てる素材でできた》
完全なる保護施設でないと
話にならんのです。
小型犬でトイレができない子は
たくさんいます。
吐出する動物の猫は
しょっちゅう何かを吐き出しています。
犬猫のオシッコや吐出物が
しみ込んだ床での生活は
清潔好きの犬猫にとっては
大きなストレスになります。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『私はもうこれっきり
ハンカチ1枚欲しがりません。
私は猫と一緒に
そこらへんの床に転がって寝ます』
・・・と
田原君を
拝(おが)んで拝んで拝み倒して
2007年7月に
広島市安佐北区の柳瀬地区に
《建物の基礎から全て動物専用の》
犬猫みなしご救援隊の保護施設を
設けることができました。
それで調子づいて保護していたら
2011年3月の東日本大震災までの
3年半のあいだに
猫650匹・犬150匹が暮らす
大所帯になりました。
私のことを知っている人なら
「そりゃ~中谷さんなら3年もあれば
それぐらいは保護するでしょう」
・・・と言うと思いますが(笑)
いま思い返しても
あっという間の出来事で
なんでこんなに増えたのか
サッパリわからない感じでした。
2011年3月の東日本大震災のころには
《建物の基礎から全て
動物がいても清潔が保てる素材でできた》
完全なる保護施設でも
うちのように
大多数が暮らすと3年もたない感じで
常に改修工事
メンテナンスを行わねばならないこと
・・・に気づき
広島は改修工事をしなければならない
同時に
栃木に拠点を作って
福島の子を助けなければならない
そんなこんなで2011年は
実は大変だったんですよ(笑)
動物が《気持ちよく》暮らすための
保護施設を設けても
それを維持していくためには
常にメンテナンスが必要で
お金もかかりますし
そのたびに動物を移動させたり
《大変なこと》だということを思い知ったわけです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そんなこんなで少し落ち着いた
2015年の終わり
うちの元親さんから
「岡山に保護施設をもっているのだが
お金がなくて整備も追い付かず
困っている愛護団体がある
そこにいる犬猫のために
中谷さんのチカラを貸してもらえないか」
・・・と相談されました。
岡山市役所に問い合わせると
犬の鳴き声等の苦情等が多くて
困っているとのこと
岡山の他団体に問い合わせると
「悪い噂しか聞かない」とのこと
支援で成り立つ組織は
動物愛護に関わらず
なにかと悪口を言われます。
・・・が
私は人の噂には興味がなく
自分の直感のみで生きています。
いつも通り
《これといった計画もないまま》
そこの代表のオッサンに会うことにしました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そこのオッサンは噂とは違って
動物や弱者には優しい
男気のある《昔カタギ》のオッサンでした。
オッサンは私に言いました。
「保護施設を作ったが
保護する犬猫がどんどん増えるから
維持管理が大変で・・・」
それはよ~わかります。
私も人知れず苦労して来ましたから
施設を見せてもらうと
糞の堆積もなく
明らかに今日のウン〇しかないし
犬たちはドロドロに汚れて
驚くほどの毛玉をぶら下げていましたが
オッサンを信頼している顔をしていました。
そんな犬たちの顔を見て
『これなら共に歩めるかも』
・・・と一気に脳が動き始め
オッサンたちは
今まで通りお世話をしながら
私の言うとおりに環境を整備していく
犬猫みなしご救援隊は
動物愛護協会が当時保護していた
犬135匹と猫62匹の
不妊手術とワクチン接種を済ませ
ロイカナフードを提供していく
・・・という計画を打ち立てました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
それから
岡山市の環境課との交渉を始めました。
長年
岡山市が抱えている問題です。
《岡山市は最大の努力をすべき》で
そこにいる犬や猫を
殺処分して済むハズもないでしょ
2ヶ月後の2016年3月
岡山市の環境課が
小うるさい近隣住民を説得してくれ
廃園している
幼稚園も使えることになりました。
山口先生をはじめとして
大西先生・木本先生・後藤先生・稲葉先生を
丸3日も
岡山に缶詰めにすることは
普通に考えたら不可能なこと
・・・けどそれしか方法がないので
なんがかんだ頼み込んで
犬135匹と猫62匹の
一斉手術をやってもらいました。
こ~ゆ~大きな現場は
そうそうないし
《山口出》の若い先生たちが
たった2日半で
いとも簡単にやってのけて・・・
そりゃ~そりゃ~見事な2日半でした。
これは今でも
桂代ちゃんと私の間では《語り草》で
この現場を抜くことは
もう2度とできんじゃろうと思います。
この先生たちの協力のお蔭で
有言実行できた私は
オッサンと岡山市との関係も
自然と濃密になりました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
それから1年半後に
岡山市から
とんでもない相談が舞い込みました。
無責任な飼い主が
壊れた家屋に犬だけを置いて引っ越し
たまに大量の餌を持って来ているという
《異常な》場所があるとのこと
犬が道にいる・・・
しかも馴れていない・・・
異常でしょ・・・
私はオッサンに頼みました。
『山の一部を貸してもらえんか?』
「中谷さんの頼みなら
ワシが断るわけがない」
次に岡山市に言いました。
『犬を全頭捕獲してくれるなら
私が全頭引き取るよ』
それで始まった捕獲大作戦
※ザ・ノンフィクションで流れたやつです。
・・・で
これがザ・ノンフィクションでも流れた
ワンシーン
トラバサミに掛かったままの犬が
捕獲檻に捕まっている・・・
その捕獲檻に入っている犬を
「許さん!」と棒で叩く町内会長
人として最低なヤツです。
私は今でもこのジジイのことは
《許しとらんです》
こんなになってもなお
捕獲器の中で
鶏のから揚げを食べていた飢えた犬を
棒で叩こうとするか!!
断脚直後ですが
ガリガリでしょ・・・
この後
広島に連れて帰ってソバと名付けました。

3本足ですけど元気だし
よく馴れています。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そのときに
私が気になっていたイチロー

右後ろ足と左前足と2回も
トラバサミに掛かり
健康な足が2本しかないイチローは
無責任な飼い主の話だと
「かわいそうだから餌を与えてはいるが
この子は野良犬だ!
うちの犬と折り合わない子で
いつも独りだ」
なんだって言います。
ウソをついている自覚があるのかないのか
驚くほど適当なことを言います。
近所の人の話を総合してもイチローは
確かに
いつも独りでいるみたいですが
無責任な飼養をしておいて
自分ちの子ではない的なことを
におわすのはどうか??
・・・と思いました。

ほんの1年前のイチロー

うちの岡山拠点にいる
今現在のイチローです。
安全なところでロイカナ食べて
毛づやもよく元気そうじゃない♪

しかも孤独でもなく
みんなのリーダーじゃし!
「なんだあのオバン!
たまに来ては
おやつもくれないで写真だけ撮って帰る!!」
私は栃木の子にも広島の子にも
岡山の子にも嫌われてます。
当たり前じゃな(笑)

イチローはど~見ても一族じゃん
ソックリな犬がおるじゃん(笑)

ホント無責任な飼い主ってのは
なんだって言う・・・
明らかに血縁です!!

ラブラドールレトリーバーと
甲斐犬からスタートした血です。
ここにあの無責任な飼い主の犬が
あのときのまま15匹います。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
岡山拠点の別のエリアには
もう1匹
倉敷のセンターと
倉敷のボランティアが
最後の最後に譲渡をあきらめた
片目が見えない咬みつき犬がいます。
うちが引き出さなかったら
殺処分されていた子です。

左目が見えないから
左から行くと怒りますが
見える方の目で見てからだと
おやつだって手から食べてくれ
穏やかに接してくれます。
咬みつき犬は
1に愛情・2に愛情
3・4も愛情・5も愛情
イヤがることをせず愛情を持って接すれば
咬むことはありません。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島本部に来るときに
咬むからケージが持てず
ケージごと
《おみこし》みたいな台座に乗って来た
伝説の男
最強のマルでさえ

狂うほど
私に向かって吠えていても
お世話をしている郷原が近づくと

「あれ?姉ちゃん!」って
表情が一瞬で変わりますもんね
咬みつき癖は訓練でもなんでもなく
愛情で治ります。
嫌がることはしない!
その代わり死ぬほど愛情をかける!
これは絶対です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そんなこんなで今
岡山拠点には
犬16匹・猫60匹が暮らしています。
そこにこの月曜日に
岡山市のセンターから引き出した
野犬9匹が加わりました。

今回引き出した野犬9匹は
仲間でもなんでもなく
バラバラの場所で
捕獲された子たちなんだそう
うちは引き出したら
アもウもなく即・手術をします。
ザ・ノンフィクションの時と同じように
《私に騙された渡辺さん》の
事務所を借りて手術!

まだ1歳未満の若い子もいました。
こんなかわいらしい子が
野犬=人に馴れない
たったこれだけの理由で
殺処分されています。
確かに野犬を
一般家庭で飼うには問題があります。
野犬は《生活音が苦手》です。
ちょっとした音に驚いて
パニック状態になり《逃げます》

うちでは逃げないように
しっかり囲った中に放して
逃げなくてもこの中は安全だと思わせ
その中だけで生活させています。
栃木でも広島でも

一瞬見ると
みな同じようで一族っぽいですけど

茶色くて立ち耳なだけ
よく見るとみんな違う(笑)

パッと見ただけだと
飼えそうなんですけどね

野犬は
人間のことが怖いから・・・

譲渡する勇気は私にはありません。

この子は
岡山市のセンター職員が言うには
「妊娠している」とのこと
「中谷さんが迎えに来てくれるまでに
産まなきゃいいんだが」
え?それぐらいの状態なの?
悩みに悩んで
悩みぬいたあげくに
『仔犬を産んで育てさせた方が
私たちに馴れる確率が高い』
・・・と
広島に連れて帰りました。
広島に帰る道中
血尿が出て明らかに膀胱炎なので
到着後すぐに
その治療を始めました。

名前はなぎちゃん
パンを乗せてみました。
犬はパンが好き・・・
食べたい・・・
・・・だけど
食べていいのか考えています。

私は
ここに転がって寝ることにしました。
隣りに寝ると
私の手からもパンを食べます。
好かれたい一心の私は
パンだけでなく
いりこやササミジャーキーなど
犬が好きそうなものは
なんでも与える与える(笑)

福島のときも感じましたが
《保護された犬はぐっすり寝ます》
膀胱炎=頻尿
それでもぐっすり寝ます。

それから2日
いろんな話をしながら隣り同士で寝て
少し距離が縮まったかと思い
ケージを開けておいたら

あ!なぎがケージにいない!
しかも
洗っておいた洗濯物がグチャグチャ

引っ張り出して寝床を作ったの(笑)
でもそれは困るよ
また全部洗わなきゃじゃん・・・
私・・・思うんですけど
岡山のセンター職員が言っていたように
『本当に妊娠してるの?』
もし・・・
これが妊娠でも何でもなかったら
お笑いじゃね
よくわからんまま
広島まで連れて来られて
山羊のメロン2号になるじゃん(笑)
あ!でも
なぎは膀胱炎じゃった
その治療ができただけ《お得》なのか!!
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そんなこんなで
岡山拠点に犬が増えてしまいました。
そこで皆さまにお願いがあります。
犬のおやつ
★ささみ姿ジャーキー
★牛タン皮
・・・の
ご支援をお願いします。
700-0822
岡山市北区表町3-14-18
犬猫みなしご救援隊・岡山拠点
090-1339-3745
どうかよろしくお願いいたします。
追伸
栃木にも広島にも送ってください




人間も犬も
多くを語りかけてあげれば向うも
あっ?コイツ案外イイ~奴なんじゃね❔❔
って思ってくれる時が必ず来るんですね~
まわりの評判を鵜呑みにせず実際自分で
会ったりやってみないと本当のことって
わからんですからね~🎵
ってことで今月も宅配を使わず作業の手を止めてしまって申し訳無いと思いつつ、直接栃木拠点へお粗末な数量ですがBOXティッシュをお届け致しました。