今回の
栃木拠点滞在は短く

明日でまた
しばしお別れです。

年内 私が

栃木拠点に来る日程は
ほぼ決まっており

それに合わせて
活動しているので

今回のように
短い滞在であったとしても

やり残しってのは
ありません。

ただ
今回の滞在中

栃木の
日本一の青空が

まったく
見れなかったことが

残念です・・・

それにしても

地球は
終わってしまうんですかね

そう思うぐらいの
異常気象続きですね

栃木拠点
朝5時の気温は15℃

その後

目いっぱい
上昇しても21℃

8月ですよ
8月・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


栃木拠点
TNR一斉



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小雨の降る中

お手伝いメンバーが
いっぱい来てくれました。



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お母さんが
お手伝いしている間は

雨宿りしながら
待つしかない

たいくつだね♪



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いつものように
麻酔担当は

富田君

富田君の悪口を
書こうと思って

張り切ってたんだけど

なにを
書くつもりだったのか

忘れたので

時間もないし
今回は

【放置プレー】で(笑)




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今回も
犬が4匹来ました。

みんな保護犬です。



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見ての通り
三毛だからメスですが

まぁデカい・・・

・・・よって名前は
『郷原』です♪

最近
デカいメス猫を見たら

山口先生まで

「お前は郷原さんか?」
・・・と言うてます(笑)



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「1年前から
足が膿んでて

クサいの!

その膿が
車や塀につくから

この子は
町の嫌われ者でね」

・・・と言われた
ワタリガニ系オッサン猫



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確かに
膿んどる・・・

膿がついて汚い
・・・と思うなら

病院へ
連れて行くべき

しかも

1年も放っとく
理由がわからん

世の中には
間違った餌やりが多い・・・

:注:
この後
壊死した皮膚を
取り除いてみると
腕の3分の2の皮膚が
なくなりました・・・




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左耳は
ケンカ傷による耳血腫

この子の生息地は

毛繕いもできないような

空気の悪い
都会でもないのに

この汚れ具合

いかに不健康か
・・・です。





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まったく凶暴な
シャ~シャ~男ですが

心無い人に
よってたかって

汚がられる筋合いも
ないし

私の独断で
ウチで

余生を
過ごさせることにします。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


これぞ愛護

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


私たちは

出産後間なしの母猫の
不妊手術も

推奨しています。

もちろん
それなりに

餌やりさんの
努力は要ります。




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生後3日の
乳飲み子5匹と

お母さん猫は
やって来ました。


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お母さん猫です。

この子たちは
福島のいわきの子で・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


東日本大震災から3ヶ月後の
2011年6月

ウチと
ちばわんとで

福島第一原発
20km県内の

野良猫のTNRを
始めました。

TとRは
犬猫みなしご救援隊

Nは
ちばわん

私たちが捕獲しては

圏外で待機する
ちばわんに引き渡し

術後は逆に

私たちが
ちばわんから引き取り

圏内に戻す

今だから
話せるんですけど

実は当時
犬猫みなしご救援隊は

20km圏内の
線量の低い場所に

総敷地面積
1000坪

建物面積
200坪を

町の有志の方から
借りて

圏内シェルターとして
機能してましてね

そこでは

術後のケアも
じゅうぶんできたし

秋田犬の
ランちゃんのような

元気な
大型犬は

栃木拠点ができるまで

そこで
お世話していました。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


想像してみてください。

人が居なくなった
町に

取り残された
犬や猫たちの姿

時の首相
菅直人氏は

簡単げに

20km圏内を
警戒区域に指定して

なんびとたりとも
入れないようにしましたが

そこに居た

犬は?猫は?
その他の動物は?

全頭
見殺しですか?

そんなこと
私にはできません。

この身に代えてでも
守りたい

・・・だからと言って

圏内にいる
何万匹もの野良猫を

全頭

連れ出すことは
不可能です。

ならば

せめて
せめて

TNRを・・・

そう思っていた時

ちばわんの桂代ちゃんと
出会い

「お互い
得意な分野を担って

圏内の猫のTNRを
やりましょう」

・・・ってなことになってね

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


それから1年半
私たちは

20km圏内の
野良猫を生かすために

自分たちの
活動手がらとして

このTNRのことは

一切
表には出さず

超秘密裏に
黙々と続けたわけです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



その当時

手術会場となる
場所提供等の

お手伝いをしてくれた
いわきの人が

お久しぶりに
桂代ちゃんに連絡して

栃木拠点の
TNRに参加

・・・ってことに
なったのです。

当時は
命がけの捕獲に加え

線量の高い場所に
戻すわけにはいかんので

どこに
リターンさせるか等

圏内TNRの問題は
山積みでした。

それにしても
懐かしい話です・・・



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この前も
圏内に見に行ったら

あの時
私たちがTNRした子が

今でも
元気でおりましたし

あの時
一緒に活動した仲間が

今でも
活動を続けていて

こうしてまた
一緒に活動できる

冥利に
尽きますすねぇ・・・





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3日前に
出産した母猫の

子宮です。

まだまったく
戻っていませんね・・・

子宮が
元に戻るまで

痛いでしょうねkぇ・・・






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乳飲み子が

爪を立てても
大丈夫なように

傷口は小さく
しっかり縫って・・・




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お前たちの
お母さん

頑張ったよ

さぁ飲みんさい♪♪



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まだ眠っている
母猫のおっぱいに

子猫が
しがみつく・・・

私は

これぞ愛護の姿だと
思います。

日本広しと言えど

こ~ゆ~ことが
サラリとできるのは

経験豊富な
私らぐらいでしょう♪

この後

麻酔から目覚めた
母猫は

そばに子猫がいることで
安心して

完全に
麻酔から覚め切るまで

再び
眠りにつくのです。





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私たちは
TNRを推奨していますが

時遅く
生まれてきた子は

もちろん
全力で守ります。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


今回のTNRは
少しEX

不妊手術以外の

オプション手術が
多かったです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ウチの
ニーハオの疥癬が

ようやく治ったので

山口先生に
避妊してもらうことに・・・



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タヌキはイヌ科です。

『まぁちゃん!

犬と同じところを
バリカンするんよ』

「は~い♪」




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メスなのは
わかっていましたが

何歳なのか
サッパリわからなかったので

麻酔が効いている間に
いろいろ調べます♪




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あら・・・

失礼ですけど
ニーハオさん

割と
お年なのね♪

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


蓄膿症

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


蓄膿の手術も
お願いしました。



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「無菌室でもない場所で

手術して
いいのですか?」

「手術中に

写真を撮ったりして
いいのですか?」

・・・など
言う人がいますが

そもそも
無菌室って

どこを基準に?

空気があれば
菌はおるし

空気がないと
施術者も酸欠で死ぬしね

私なんて
20歳の時に

腸の手術をしたんですが

術後数日経って
腸が出て来て

私は
『大変だ大変だ」

・・・と一人で
騒動したけれど

病室でそのまま
局麻で縫われ

チャンチャン
10分で終了しました。

そして
今日も今日とて

私は元気で
感染症にもなっとらん

世の中そんなもので

命って

想像よりも
強いんですよね

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


あぁそうそう
私がTNRをやると

「おもしろくない」
・・・と思う

獣医さんがおりますが

私ごときに
ライバル心を燃やさないで

もっと
やることをやったら?

最近
特にそう思います。

まぁ獣医とて
人の子ですから

間違いはあるでしょうし

完璧を求めることは
酷でしょうけど

【ええ加減な獣医】が
多すぎます。



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不妊手術の時に

担当獣医が
臍ヘルニアを放置した結果

こんなに
大きくなり・・・

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たかが出ベソ
されど出ベソ

腸が出て
戻らなくなったら

腸閉塞になります。

腸閉塞は
死ぬほど痛いです。

私でさえ

息もできず
静かに唸る痛さです。

『なんで
気づいた時に

チョチョっと
穴をふさいでくれんかね』

どんなに立派な病院の
院長だったとしても

これを放置する
獣医のことを

私は
軽蔑します。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


安楽死宣告猫
マルちゃん


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



安楽死させるような
ケガだとは思いませんが

下腹部の腫れが
気持ち悪いので

私の判断で

山口先生に手術を
お願いしました。



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事故の衝撃で
出血し

それが
血餅になり

かなりの量で
固まっていました。



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ちばわん田中さん



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富田君


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まぁちゃん
フクワラーゼちゃん

みんな

自分の手を止め
集まっていました。

マルちゃんには
もちろん

生きて欲しい
・・・と願う気持ちと

開腹部位を
自分の目で見て

なぜ

安楽死を
勧められたのか

知りたい気持ちと

みんなそれぞれ
複雑だったと思います。

とにかく

最初から
私が言っているように

手の施しようもなく

安楽死するしかない
状態ではない

・・・ということ

それは
この場にいた全員が

理解したでしょう


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


術後

一番奥にいるのが
マルちゃん


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マルちゃん術後ですが

点滴も終わり
強制給餌も終わり

ゆっくりする時間なので
ドアOPEN

マルちゃんの
お友だちの

カギシッポと
(だいたい一緒)

医療棟班長の
山梨ちゃんが

入って来ました。

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TNR一斉は
疲れます。

・・・だから余計

お昼ご飯は
楽しみです♪

今回は
雨だったので

TNR棟で

ザコ寝ならぬ
ザコ喰い(笑)



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山口先生は

腰が悪いので
椅子です。

偉いから
椅子なのではありません。


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カメラを向けると
絶対に逃げる三木さん

三木さんは

孤軍奮闘の
伊豆大島から

ウチに来て
半年

みんなから

「ふっくらした」
「よく笑うようになった」
「かわいくなった」

・・・と
褒められるようになり

呼び寄せた
私としては

嬉しい限り

ウチに来て
痩せたとか言われたらねぇ

それは

私としたら
面白くないでしょ

身を挺して
本気で愛護したい

三木さんは

栃木拠点での
活動が

性に
合っているのでしょう。