まず・・・・
ご心配を
おかけいたしましたが
エンジンルーム
負傷猫
手術の
麻酔から
無事生還しまして
今のところ
順調に
生意気になってます。
エンジンルーム
負傷猫
男の子で
名前は
勝(カツ)君です。
子猫なので
長時間
麻酔を
かけるわけにもいかず・・・
左後肢の断脚は
とりあえず
膝蓋骨から
前肢骨折は
固定で様子見
前肢手根骨突出も
後肢を
断脚したから
前肢は
断脚したくない
・・・との思いで
なんとかします。
それでも
肛門から
胸まで
皮膚が丸ごと
剥がれており
筋肉に付着している
ゴミや毛など
完璧に
取り除くには
時間が足りません。
「感染症に
なりやすいから
よくよく気をつけて
看てやってくれ」
『ハイッ♪』
院長の言葉に
心から納得
前の晩
応急した私には
最初から
【大変なこと】だと
わかっていたので
麻酔から
生還できただけ
じゅうぶん
ありがたいと思っています。
手術の
翌日お昼過ぎ
缶詰を少
し食べました。
たまたま
自称・漁師の友人が
今年最後の
コイワシを
冷凍してくれていたので
それをゆがいて
『広島湾の恵み
食べんさい
元気になるけぇ』
これから
感染症予防を怠らず
しっかり
看ていくつもりです。
このブログでも
何度も言いましたが
【負傷子猫を見かけたら】
子猫は
思いのほか
頑張ります。
あきらめず
精一杯
手を尽くしてください。
どうしても
汚れるから
イヤでも
ガーゼの取り換え・・・
この小さな体
全体に
ファンベルトが
絡みついていたので
どこもかしこも
らせん状に
ちぎれています・・・
ちょっとしたことで
手先が
ちぎれ落ちるぐらい
筋肉もなく
前肢手根骨も
突出しており
感染症にならないように
とにかく
気をつけて・・・
病気には
不治のものもあり
あきらめねばならん場合も
ありますが
ケガは
私たちのお世話次第
とても
神経を使いますが
やりがいは
あります。
・・・でも
お世話後は
明らかに
猫は
不機嫌になり
私は
確実に
猫に
嫌われます(涙)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
地域猫活動
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
TNR活動から
地域猫活動に
移行することは
できますが
TNR活動と
地域猫活動は違います。
よく起きる
もめごとの中に
TNRした後に
町内全員の
理解も得ていないのに
「この猫は地域猫だ」
・・・と
思い込む人がいますが
それは違います。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
簡単に言うと
TNR活動は
「これ以上
不幸な猫を
増やさないために」
不妊手術を施す
活動ですが
地域猫活動は
不妊手術を
施された猫に
地域住民が主となって
お世話をしながら
地域全体で
野良猫に
生きる権利を与える
活動です。
・・・なので
地域猫活動は
地域住民全員が
理解した上でしか
成り立たないのです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
その町に住む
猫好きさんが
餌やり
健康管理
糞尿の始末
食べ残しやゴミの
あと始末など
猫に関する
管理全般を行い
猫嫌いや
猫に興味がない人は
この活動は
猫のためではなく
地域のためだと
理解して
見て見ぬふりをすること
・・・が必要です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市は
殺処分ゼロに向け
地域猫活動を
推進しています。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市は
これまで
いろんな市町で
取り入れられているにも
関わらず
実際
成果が
表れていない
【不妊手術の
助成金制度】
・・・は
取り入れないこととし
その代り
広島市
動物管理センターが
町内会からの
要望を受けて
町内の猫を
一斉に
不妊手術を施す
・・・という
もっとも
成果が表れやすい
地域猫活動を
展開する方向で
スタートしています。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まだ
広島市の
動物管理センターも
試行錯誤の段階ですが
鈴木所長の
考え方としては
「とりあえず
取り組みながら
いろいろ考え
見直し
最終的に
きちんとした
ガイドラインを
作成する」
なんとも
画期的で
目の前の命を
救うには
もっとも
ふさわしいやり方です。
そうです。
何事も
動かにゃ始まらん
まずは
一歩前に出ること
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市の
地域猫活動の流れ
①町内会長さんが
センターに相談する
②町内で役員会議
(センター職員が
かけつけて
説明する場合もあり)
③センター職員と
捕獲ボランティアが
町内を視察する
④町内で回覧板を回す
動物愛護管理法とは
地域猫活動とは
地域猫活動の実施告知
捕獲日程の告知
その後の町内の役目等
複数回必要
⑤捕獲・手術日程を決める
⑥前日捕獲
⑦手術
⑧翌日リターン
皆さまも
過酷な生活を
強いられている
野良猫たちのために
町内を
動かしてみませんか
「センターに電話して」
これだけでええです。
ここまで
こぎつけてください。
あとは
センターの職員が
誠意をもって
対応するでしょう
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市内では
犬猫みなしご救援隊が
介入している
元宇品町内会が
地域猫活動に
賛同してくれている
唯一の町でしたが
元宇品は
特殊な地で
一般住宅街ではなく
どちらかと言うと
観光地なので
一般住宅街での
地域猫活動は
まだ
実施しておりませんでした。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
実は
ふたつの町で
地域猫の話が
トントンと決まったので
初回から
いきなり
現場は2ヶ所です。
センターの職員と
一緒に
現地を視察した
私が
『2ヶ所同時に
やればええ』
「同時に
できますかね?」
『余裕じゃろ』
「いつにしますか?」
『どうせなら
年内がええけん
21日にしよう♪』
善は急げ
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
東日本の旅から
戻って
なんやかんや
バタバタしておりましたら
あっという間に
12月20日が来ました。
12月20日は
地域猫活動の
猫の捕獲日
広島市の天候
雨
それでも
やるしかない
広島市初の
一般住宅街での
地域猫の
誕生に向けて・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
捕獲は
1ヶ所に1名
あとは
運搬が2名
大勢が
町なかを
捕獲器持って
バタバタすると
見た目が悪いです。
もちろん
猫は危険を察します。
大がかりな
一斉捕獲なら
なおのこと
人数に
制限をかけるのが
プロの仕事
『できる人間が
1人おりゃじゅうぶんじゃ』
私には
自信がありました。
『うちの者なら
雨も無問題』
冷たい雨の中
うちの捕獲隊は
本当によく
捕まえてくれました。
今回は
初めてのことなので
大事をとって
捕獲した猫は
うちで
預かることに・・・
そ~は言うても
ウチは
ちっこい団体ですから
何十匹もの猫を
休ませる場所はなく
みなしごバス内に
ストーブを点けて・・・
私たちが
車中泊する時と同じです。
しかも
みなしごバスで
泊めたら
そのまま
センターまで
1台で運べるし♪
私のことを
あやしいオバンじゃと
思うとるじゃろ
あやしくても
今夜は一緒じゃけぇ
残念でした(笑)
上から
毛布をかけて
暗くして
おやすみ♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市初
一般住宅街での
地域猫活動
不妊手術
いよいよ開始
まさかね
あの広島市が
地域猫活動を
積極的に行うとはね・・・
広島市の
歴史が変わる日
12月21日
1と2ばかりで
ええじゃん
ワンワン
ニャンニャンじゃ♪
まさかね
みなしごバスが
私が
一番嫌いじゃった場所に
来るとは・・・
ちょっと前まで
考えてもみんかった・・・
世の中
何が起きるか
わからんもんじゃね・・・
みなしごバス
狭い駐車場に
ピッタリじゃし(笑)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市
動物管理センターは
広島市の
中心部にある
小さな2階建て
この中で
犬猫を保護するには
限りがあります。
どうか皆さま
犬猫を飼うなら
広島市
動物管理センターから
譲り受けててください。
尊い命を
市民の手で
守っていきましょう
宜しく
お願いいたします。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
始まりました。
広島市
地域猫不妊手術一斉
広島市の
職員獣医師が
猫たちを運んでます
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
犬猫みなしご救援隊が
センターに
収容された猫
全頭の
引き出しを始めて
半年後のこと
職員の
阿部獣医師から・・・
「みなしごさんが
こんなに
頑張ってくれてるのに
私たちが
何もしないわけには
いかんです
私たちは
何をすればええですか?
何をしたら
みなしごさんの負担が
減りますか?
収容した
猫を
みなしごさんに出す前に
不妊手術をしたら
少しは
負担が減りますか?」
『私はね
バカのようじゃが
ちゃんと
計算できとる
一気に
1500匹が来たら
困るけど
1年かけて
1500匹なら大丈夫
それよりも
もし
広島市に
年間1500匹の
不妊手術ができる
予算があるなら
外におる
野良猫に使うてや』
広島市
地域猫活動は
この会話から
生まれたのです。
「実は・・・
私ら
獣医ですけど
手術なんて
できんのですよ」
『そりゃ問題ない
勉強すりゃ済む』
私のことです
30秒で
話を決めました(笑)
ウチの施設内に
山口先生に
来ていただいて
広島市の
職員獣医師が
本物のTNRの
技術を
習得すればええ・・・
実習体として
手術を受ける子は
1ヶ月間
うちがセンターから
引き出した子
何が起きても
うちが完璧に
予後が見れるけぇ
まったく
問題がない
現職の
センター職員獣医師
だけでなく
センターOBも
センターに
配属になったことがない
職員獣医師も
『広島市の
職員獣医師の中で
‘こころざし’の
ある者は
誰でもええ
仲間に
入ってもらおうや』
「市の
業務じゃないから
それは
難しいかも・・・」
『難しゅ~ない!
休みの日に
手術の勉強して
何が悪い!』
「まぁ
そうですけど・・・」
ガンガン行く
私の提案を
断れなかったのかも
知れませんが
命を助けるのに
良いも悪いもない
助けるしかないんじゃ
私は
そう思います(笑)
この日のために
この1年間
毎月
うちに来て
TNRの超プロの
山口先生から
手術の手順を
学習した
職員獣医師たち
その間
私に
【命の重み】について
ガミガミ言われ
よ~辛抱したと
思います
『市の
職員にしとくのは
もったいない
広島市を辞めて
ウチに来るか?』
「広島市市議会には
通したのですか?」
ええ質問ですね
『市議会には
通しとらんよ』
内閣府も
総理府も
殺処分ゼロに向け
努力すべきだと言い
環境省は
それに向け
地域猫を
推奨するというとるのに
広島市議会が
反対するわけないじゃん
広島市議会議員は
そんなにヤボじゃない
命の尊さは
よ~知っとってじゃけぇ
万が一
質問がある
市会議員がおられるなら
質問には
すべて私が答える
「獣医師会との
兼ね合いは?」
それも
ええ質問じゃね
そもそも
TNR活動や
地域猫活動は
飼い主のおらん猫が
対象じゃから
開業医さんの
生活は
おびやかさんじゃろ
市町によっては
TNRの手術を
開業獣医さんに
依頼しとるところもあるけど
それだと
獣医さんに支払う
報酬が発生する
それがなんだか
もったいない・・・
その報酬分で
さらに多くの
猫に施術した方がええ
私は
そう思います。
私が考えた
このストーリーによって
もし仮に
「クソ中谷め!」
・・・と私が
獣医師会から
嫌われたとしても
それはまったく
問題ではありません。
私は
人から好かれたくて
動物愛護を
やっとるわけじゃないのでね
それにね
こんな私にでも
協力してくれる獣医さんは
何人もおるしね♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市が
地域猫活動に
参入するまでに
紆余曲折ありました。
それでも
たった1年で
実施でき
私は
本望です。
右の白黒猫は
普通の大きさのオス
左の子が
デカいのです♪
グローブの手は
田原君の手です。
デカいじゃろ♪
立派な
ワタリガニ系
ええねぇ・・・
こ~ゆ~この場合
耳先を
ケンカで欠損する
可能性が高いので
両耳先カットします。
あ~そうそう
地域猫活動を始めると
その町に
猫を捨てに来る人が
増える
・・・って
思うでしょうが
大丈夫
きちんと
管理されていたら
捨てられにくいし
地域猫として
町内が決めた猫は
ちゃんと
登録管理されていますから
成猫で
目ヤニで
目が開かないのは
珍しいです。
乾綿に
バイオチャレンジをつけ
きれいに
ふき取ると・・・
目の周りの毛から
長いこと
目ヤニが出ていた感じ
わかりにくいですが
内反してます。
これぐらい
引っ張って
ちょうどいい感じ・・・
『リターンしないで
連れて帰って
外科的処置を
するかなぁ』
・・・と思いましたが
腫れているだけのような
気もするし
たちまち
軟膏塗って
(抗生剤2種打つし)
餌やりさんに
注意してもらうことにしました。
野良猫は
変に
薬漬けされてないから
たった1回の
抗生剤でも
よく効くんですよ
この子は
一瞬
耳血腫か
・・・と思いましたが
耳をよく触ると
骨の形が
『スコティシュじゃ!』
捨て猫を
拾っても捨てる
ペットショップで
お金を出して購入しても
捨てる!
どこまでいっても
人間って生き物は
つまらん生き物じゃ!
この子は
眼瞼癒着・・・・
野良猫は
生きるだけでも
一苦労・・・
白・黒・茶の
三色
ザ・日本の猫です。
ちょっと
耳が大きいのが
気になります・・・
もしかしたら
月齢ぶん
体が
成長していないのかも・・・
シッポも
立派な
ザ・日本の猫
ジャパニーズ
ボブテールです。
あら・・・
べっぴんさんなのに
目ヤニで
惜しい!
ヨシ♪
2針で
じゅうぶんな傷ですが
念には
念を入れての4針
石橋を叩くねぇ・・・
こ~ゆ~とこが
市の職員じゃ♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
手術は
滞りなく終わり
その夜
猫たちは
センターで
泊まるのかと
思っていたら
「ここだと夜は
誰もいなくなるので
心配でしょ」
センターの職員は
私とは
‘深いお付き合い’
私の性格を
よ~知っとる
何を言うたら
ど~なるか知っとる
『わかったよ
もう一晩
みなしごバスで
寝かせて
明日私が
リリースするよ』
「すみませんねぇ」
ええんですよ!
私はね
殺処分を
やめてくれたら
それでええ
喜んで
広島市の
子分になる
広島市が
地域猫をしてくれるなら
私は喜んで
どんな
協力でもする
リリース日
運悪く
広島市内は
また雪・・・
捕獲器の下に
アルミマットを敷いて
捕獲器の上に
毛布を掛けて
しっかり
ホロを掛けて
風が入らんように・・・
こちらは
荷台ではなく
車内だから
防寒は無問題♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
うちは
みなしごバス
ユニック
ダンプカーなどの
大型車か
軽トラック
軽自動車といった
小さい車しかないので
こんな時
困りますが
愉快な愉快な
ピストン輸送をすれば
Good♪
この場所で
リリース
ここでも
リリース
餌やりさんと
町内役員さんが
雪の中
立って待ってて
走り去る姿に
「おぅおぅ
元気じゃ!」
歓声が上がりました。
その子の生活圏で
リリースするので
捕獲時の
個体識別は大事です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
みんな
シャコタンになって
一目散に
逃げるのに
生後半年の
女の子だけ
堂々と
歩いて行きました。
カッコイ~ッ♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今回
不妊手術と
ワクチン接種を受けた
猫たちは
今後
地域の皆さまに
お世話になりながら
一代限りの命を
まっとうするまで
生まれ育った町で
堂々と
暮らして行けます。
【生きる権利】をもらった
猫たち
いつまでも
しあわせにね♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
地域猫を
やって欲しい
・・・と頼むと
「予算が・・・」
「会議が・・・」
・・・とか
グズグズ言う
市町に
広島市の
話をしてください。
そして
市町には
広島市
動物管理センターに
問い合わせるよう
言うてください
広島市は
地域猫に対する
特別な予算もないのに
やってますよ~~ん
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
最後に
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『職員獣医師が
手術をすりゃ
安くできて
より多くの猫に
施術できる』
こんな未知の話に
ついて来てくれた
広島市の
職員獣医師たち
その
職員獣医師たちを
引っ張ってくれた
阿部獣医師
「やるしかない!」
腹をくくった
鈴木所長
あなたたちは
広島市の
職員として
立派に
職務を遂行し
素晴らしい
軌跡を残したよ
ありがとう
本当に
ありがとう
『いよいよ
12月27日は
広島市の
職員獣医師の
TNR学習会
最後の日
TNR学習会
卒業の日じゃ
最後に
言いたいことを
まとめて言うけぇ
楽しみにしときんさい』
私の
‘職員叩き’は
まだまだ続く(笑)
ご心配を
おかけいたしましたが
エンジンルーム
負傷猫
手術の
麻酔から
無事生還しまして
今のところ
順調に
生意気になってます。
エンジンルーム
負傷猫
男の子で
名前は
勝(カツ)君です。
子猫なので
長時間
麻酔を
かけるわけにもいかず・・・
左後肢の断脚は
とりあえず
膝蓋骨から
前肢骨折は
固定で様子見
前肢手根骨突出も
後肢を
断脚したから
前肢は
断脚したくない
・・・との思いで
なんとかします。
それでも
肛門から
胸まで
皮膚が丸ごと
剥がれており
筋肉に付着している
ゴミや毛など
完璧に
取り除くには
時間が足りません。
「感染症に
なりやすいから
よくよく気をつけて
看てやってくれ」
『ハイッ♪』
院長の言葉に
心から納得
前の晩
応急した私には
最初から
【大変なこと】だと
わかっていたので
麻酔から
生還できただけ
じゅうぶん
ありがたいと思っています。
手術の
翌日お昼過ぎ
缶詰を少
し食べました。
たまたま
自称・漁師の友人が
今年最後の
コイワシを
冷凍してくれていたので
それをゆがいて
『広島湾の恵み
食べんさい
元気になるけぇ』
これから
感染症予防を怠らず
しっかり
看ていくつもりです。
このブログでも
何度も言いましたが
【負傷子猫を見かけたら】
子猫は
思いのほか
頑張ります。
あきらめず
精一杯
手を尽くしてください。
どうしても
汚れるから
イヤでも
ガーゼの取り換え・・・
この小さな体
全体に
ファンベルトが
絡みついていたので
どこもかしこも
らせん状に
ちぎれています・・・
ちょっとしたことで
手先が
ちぎれ落ちるぐらい
筋肉もなく
前肢手根骨も
突出しており
感染症にならないように
とにかく
気をつけて・・・
病気には
不治のものもあり
あきらめねばならん場合も
ありますが
ケガは
私たちのお世話次第
とても
神経を使いますが
やりがいは
あります。
・・・でも
お世話後は
明らかに
猫は
不機嫌になり
私は
確実に
猫に
嫌われます(涙)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
地域猫活動
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
TNR活動から
地域猫活動に
移行することは
できますが
TNR活動と
地域猫活動は違います。
よく起きる
もめごとの中に
TNRした後に
町内全員の
理解も得ていないのに
「この猫は地域猫だ」
・・・と
思い込む人がいますが
それは違います。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
簡単に言うと
TNR活動は
「これ以上
不幸な猫を
増やさないために」
不妊手術を施す
活動ですが
地域猫活動は
不妊手術を
施された猫に
地域住民が主となって
お世話をしながら
地域全体で
野良猫に
生きる権利を与える
活動です。
・・・なので
地域猫活動は
地域住民全員が
理解した上でしか
成り立たないのです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
その町に住む
猫好きさんが
餌やり
健康管理
糞尿の始末
食べ残しやゴミの
あと始末など
猫に関する
管理全般を行い
猫嫌いや
猫に興味がない人は
この活動は
猫のためではなく
地域のためだと
理解して
見て見ぬふりをすること
・・・が必要です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市は
殺処分ゼロに向け
地域猫活動を
推進しています。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市は
これまで
いろんな市町で
取り入れられているにも
関わらず
実際
成果が
表れていない
【不妊手術の
助成金制度】
・・・は
取り入れないこととし
その代り
広島市
動物管理センターが
町内会からの
要望を受けて
町内の猫を
一斉に
不妊手術を施す
・・・という
もっとも
成果が表れやすい
地域猫活動を
展開する方向で
スタートしています。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まだ
広島市の
動物管理センターも
試行錯誤の段階ですが
鈴木所長の
考え方としては
「とりあえず
取り組みながら
いろいろ考え
見直し
最終的に
きちんとした
ガイドラインを
作成する」
なんとも
画期的で
目の前の命を
救うには
もっとも
ふさわしいやり方です。
そうです。
何事も
動かにゃ始まらん
まずは
一歩前に出ること
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市の
地域猫活動の流れ
①町内会長さんが
センターに相談する
②町内で役員会議
(センター職員が
かけつけて
説明する場合もあり)
③センター職員と
捕獲ボランティアが
町内を視察する
④町内で回覧板を回す
動物愛護管理法とは
地域猫活動とは
地域猫活動の実施告知
捕獲日程の告知
その後の町内の役目等
複数回必要
⑤捕獲・手術日程を決める
⑥前日捕獲
⑦手術
⑧翌日リターン
皆さまも
過酷な生活を
強いられている
野良猫たちのために
町内を
動かしてみませんか
「センターに電話して」
これだけでええです。
ここまで
こぎつけてください。
あとは
センターの職員が
誠意をもって
対応するでしょう
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市内では
犬猫みなしご救援隊が
介入している
元宇品町内会が
地域猫活動に
賛同してくれている
唯一の町でしたが
元宇品は
特殊な地で
一般住宅街ではなく
どちらかと言うと
観光地なので
一般住宅街での
地域猫活動は
まだ
実施しておりませんでした。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
実は
ふたつの町で
地域猫の話が
トントンと決まったので
初回から
いきなり
現場は2ヶ所です。
センターの職員と
一緒に
現地を視察した
私が
『2ヶ所同時に
やればええ』
「同時に
できますかね?」
『余裕じゃろ』
「いつにしますか?」
『どうせなら
年内がええけん
21日にしよう♪』
善は急げ
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
東日本の旅から
戻って
なんやかんや
バタバタしておりましたら
あっという間に
12月20日が来ました。
12月20日は
地域猫活動の
猫の捕獲日
広島市の天候
雨
それでも
やるしかない
広島市初の
一般住宅街での
地域猫の
誕生に向けて・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
捕獲は
1ヶ所に1名
あとは
運搬が2名
大勢が
町なかを
捕獲器持って
バタバタすると
見た目が悪いです。
もちろん
猫は危険を察します。
大がかりな
一斉捕獲なら
なおのこと
人数に
制限をかけるのが
プロの仕事
『できる人間が
1人おりゃじゅうぶんじゃ』
私には
自信がありました。
『うちの者なら
雨も無問題』
冷たい雨の中
うちの捕獲隊は
本当によく
捕まえてくれました。
今回は
初めてのことなので
大事をとって
捕獲した猫は
うちで
預かることに・・・
そ~は言うても
ウチは
ちっこい団体ですから
何十匹もの猫を
休ませる場所はなく
みなしごバス内に
ストーブを点けて・・・
私たちが
車中泊する時と同じです。
しかも
みなしごバスで
泊めたら
そのまま
センターまで
1台で運べるし♪
私のことを
あやしいオバンじゃと
思うとるじゃろ
あやしくても
今夜は一緒じゃけぇ
残念でした(笑)
上から
毛布をかけて
暗くして
おやすみ♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市初
一般住宅街での
地域猫活動
不妊手術
いよいよ開始
まさかね
あの広島市が
地域猫活動を
積極的に行うとはね・・・
広島市の
歴史が変わる日
12月21日
1と2ばかりで
ええじゃん
ワンワン
ニャンニャンじゃ♪
まさかね
みなしごバスが
私が
一番嫌いじゃった場所に
来るとは・・・
ちょっと前まで
考えてもみんかった・・・
世の中
何が起きるか
わからんもんじゃね・・・
みなしごバス
狭い駐車場に
ピッタリじゃし(笑)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市
動物管理センターは
広島市の
中心部にある
小さな2階建て
この中で
犬猫を保護するには
限りがあります。
どうか皆さま
犬猫を飼うなら
広島市
動物管理センターから
譲り受けててください。
尊い命を
市民の手で
守っていきましょう
宜しく
お願いいたします。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
始まりました。
広島市
地域猫不妊手術一斉
広島市の
職員獣医師が
猫たちを運んでます
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
犬猫みなしご救援隊が
センターに
収容された猫
全頭の
引き出しを始めて
半年後のこと
職員の
阿部獣医師から・・・
「みなしごさんが
こんなに
頑張ってくれてるのに
私たちが
何もしないわけには
いかんです
私たちは
何をすればええですか?
何をしたら
みなしごさんの負担が
減りますか?
収容した
猫を
みなしごさんに出す前に
不妊手術をしたら
少しは
負担が減りますか?」
『私はね
バカのようじゃが
ちゃんと
計算できとる
一気に
1500匹が来たら
困るけど
1年かけて
1500匹なら大丈夫
それよりも
もし
広島市に
年間1500匹の
不妊手術ができる
予算があるなら
外におる
野良猫に使うてや』
広島市
地域猫活動は
この会話から
生まれたのです。
「実は・・・
私ら
獣医ですけど
手術なんて
できんのですよ」
『そりゃ問題ない
勉強すりゃ済む』
私のことです
30秒で
話を決めました(笑)
ウチの施設内に
山口先生に
来ていただいて
広島市の
職員獣医師が
本物のTNRの
技術を
習得すればええ・・・
実習体として
手術を受ける子は
1ヶ月間
うちがセンターから
引き出した子
何が起きても
うちが完璧に
予後が見れるけぇ
まったく
問題がない
現職の
センター職員獣医師
だけでなく
センターOBも
センターに
配属になったことがない
職員獣医師も
『広島市の
職員獣医師の中で
‘こころざし’の
ある者は
誰でもええ
仲間に
入ってもらおうや』
「市の
業務じゃないから
それは
難しいかも・・・」
『難しゅ~ない!
休みの日に
手術の勉強して
何が悪い!』
「まぁ
そうですけど・・・」
ガンガン行く
私の提案を
断れなかったのかも
知れませんが
命を助けるのに
良いも悪いもない
助けるしかないんじゃ
私は
そう思います(笑)
この日のために
この1年間
毎月
うちに来て
TNRの超プロの
山口先生から
手術の手順を
学習した
職員獣医師たち
その間
私に
【命の重み】について
ガミガミ言われ
よ~辛抱したと
思います
『市の
職員にしとくのは
もったいない
広島市を辞めて
ウチに来るか?』
「広島市市議会には
通したのですか?」
ええ質問ですね
『市議会には
通しとらんよ』
内閣府も
総理府も
殺処分ゼロに向け
努力すべきだと言い
環境省は
それに向け
地域猫を
推奨するというとるのに
広島市議会が
反対するわけないじゃん
広島市議会議員は
そんなにヤボじゃない
命の尊さは
よ~知っとってじゃけぇ
万が一
質問がある
市会議員がおられるなら
質問には
すべて私が答える
「獣医師会との
兼ね合いは?」
それも
ええ質問じゃね
そもそも
TNR活動や
地域猫活動は
飼い主のおらん猫が
対象じゃから
開業医さんの
生活は
おびやかさんじゃろ
市町によっては
TNRの手術を
開業獣医さんに
依頼しとるところもあるけど
それだと
獣医さんに支払う
報酬が発生する
それがなんだか
もったいない・・・
その報酬分で
さらに多くの
猫に施術した方がええ
私は
そう思います。
私が考えた
このストーリーによって
もし仮に
「クソ中谷め!」
・・・と私が
獣医師会から
嫌われたとしても
それはまったく
問題ではありません。
私は
人から好かれたくて
動物愛護を
やっとるわけじゃないのでね
それにね
こんな私にでも
協力してくれる獣医さんは
何人もおるしね♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島市が
地域猫活動に
参入するまでに
紆余曲折ありました。
それでも
たった1年で
実施でき
私は
本望です。
右の白黒猫は
普通の大きさのオス
左の子が
デカいのです♪
グローブの手は
田原君の手です。
デカいじゃろ♪
立派な
ワタリガニ系
ええねぇ・・・
こ~ゆ~この場合
耳先を
ケンカで欠損する
可能性が高いので
両耳先カットします。
あ~そうそう
地域猫活動を始めると
その町に
猫を捨てに来る人が
増える
・・・って
思うでしょうが
大丈夫
きちんと
管理されていたら
捨てられにくいし
地域猫として
町内が決めた猫は
ちゃんと
登録管理されていますから
成猫で
目ヤニで
目が開かないのは
珍しいです。
乾綿に
バイオチャレンジをつけ
きれいに
ふき取ると・・・
目の周りの毛から
長いこと
目ヤニが出ていた感じ
わかりにくいですが
内反してます。
これぐらい
引っ張って
ちょうどいい感じ・・・
『リターンしないで
連れて帰って
外科的処置を
するかなぁ』
・・・と思いましたが
腫れているだけのような
気もするし
たちまち
軟膏塗って
(抗生剤2種打つし)
餌やりさんに
注意してもらうことにしました。
野良猫は
変に
薬漬けされてないから
たった1回の
抗生剤でも
よく効くんですよ
この子は
一瞬
耳血腫か
・・・と思いましたが
耳をよく触ると
骨の形が
『スコティシュじゃ!』
捨て猫を
拾っても捨てる
ペットショップで
お金を出して購入しても
捨てる!
どこまでいっても
人間って生き物は
つまらん生き物じゃ!
この子は
眼瞼癒着・・・・
野良猫は
生きるだけでも
一苦労・・・
白・黒・茶の
三色
ザ・日本の猫です。
ちょっと
耳が大きいのが
気になります・・・
もしかしたら
月齢ぶん
体が
成長していないのかも・・・
シッポも
立派な
ザ・日本の猫
ジャパニーズ
ボブテールです。
あら・・・
べっぴんさんなのに
目ヤニで
惜しい!
ヨシ♪
2針で
じゅうぶんな傷ですが
念には
念を入れての4針
石橋を叩くねぇ・・・
こ~ゆ~とこが
市の職員じゃ♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
手術は
滞りなく終わり
その夜
猫たちは
センターで
泊まるのかと
思っていたら
「ここだと夜は
誰もいなくなるので
心配でしょ」
センターの職員は
私とは
‘深いお付き合い’
私の性格を
よ~知っとる
何を言うたら
ど~なるか知っとる
『わかったよ
もう一晩
みなしごバスで
寝かせて
明日私が
リリースするよ』
「すみませんねぇ」
ええんですよ!
私はね
殺処分を
やめてくれたら
それでええ
喜んで
広島市の
子分になる
広島市が
地域猫をしてくれるなら
私は喜んで
どんな
協力でもする
リリース日
運悪く
広島市内は
また雪・・・
捕獲器の下に
アルミマットを敷いて
捕獲器の上に
毛布を掛けて
しっかり
ホロを掛けて
風が入らんように・・・
こちらは
荷台ではなく
車内だから
防寒は無問題♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
うちは
みなしごバス
ユニック
ダンプカーなどの
大型車か
軽トラック
軽自動車といった
小さい車しかないので
こんな時
困りますが
愉快な愉快な
ピストン輸送をすれば
Good♪
この場所で
リリース
ここでも
リリース
餌やりさんと
町内役員さんが
雪の中
立って待ってて
走り去る姿に
「おぅおぅ
元気じゃ!」
歓声が上がりました。
その子の生活圏で
リリースするので
捕獲時の
個体識別は大事です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
みんな
シャコタンになって
一目散に
逃げるのに
生後半年の
女の子だけ
堂々と
歩いて行きました。
カッコイ~ッ♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今回
不妊手術と
ワクチン接種を受けた
猫たちは
今後
地域の皆さまに
お世話になりながら
一代限りの命を
まっとうするまで
生まれ育った町で
堂々と
暮らして行けます。
【生きる権利】をもらった
猫たち
いつまでも
しあわせにね♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
地域猫を
やって欲しい
・・・と頼むと
「予算が・・・」
「会議が・・・」
・・・とか
グズグズ言う
市町に
広島市の
話をしてください。
そして
市町には
広島市
動物管理センターに
問い合わせるよう
言うてください
広島市は
地域猫に対する
特別な予算もないのに
やってますよ~~ん
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
最後に
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『職員獣医師が
手術をすりゃ
安くできて
より多くの猫に
施術できる』
こんな未知の話に
ついて来てくれた
広島市の
職員獣医師たち
その
職員獣医師たちを
引っ張ってくれた
阿部獣医師
「やるしかない!」
腹をくくった
鈴木所長
あなたたちは
広島市の
職員として
立派に
職務を遂行し
素晴らしい
軌跡を残したよ
ありがとう
本当に
ありがとう
『いよいよ
12月27日は
広島市の
職員獣医師の
TNR学習会
最後の日
TNR学習会
卒業の日じゃ
最後に
言いたいことを
まとめて言うけぇ
楽しみにしときんさい』
私の
‘職員叩き’は
まだまだ続く(笑)
今夏に、我が家で育てた仔猫三頭の内の虚弱だった仔と比べて涙が出ました。 手の平に乗るくらいの小さい頃に死にかけたのです。 夏でしたが、ミルクを飲んだ後で、突然嘔吐して意識が無くなり、呼びかけても眼が虚ろでしたので、ケージに布で包んで入れ両手で抱えて大声で呼びかけながら、タクシーで獣医院まで急行しました。
その様子をお隣の奥さんに見られて驚かせてしまいました。 余程、私の様子が普通では無かったのでしょう。 後日になって、仔細を聞かれました。 仔猫のことと分かり、どう思われたのか、、、。
でも、仔猫は頑張りますよね。 今では、他の猫と比べて体は小さいものの元気で成長しています。
失礼ながら、成長するのは、自治体職員も同じですね。
特に、広島市の場合には、市長が率先していますから職員も頑張りますよね。 中谷代表が会見された折の市長の御顔を拝見していて、この市長はやる気だ、と分かりましたよ。
私も、その昔には、やる気を引き出してくれた上司の下で頑張りました。 その上司は、今年傘寿を迎えることが出来ましたので、御祝いを御送りしました。 一時は、やる気が逆境になって落ち込んだこともありましたが、陰で支えてくれたこともある人です。
行政庁の仕事も、動物保護運動も人ですね。 中谷代表の下には、人が集まるのです。