NPO犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

犬猫みなしご救援隊の日々の活動を通じて 一緒に動物愛護を考えてみませんか・・・

2023年10月

栃木拠点・10月19日

犬猫みなしご救援隊
栃木拠点に



『三郷町ぜったい許さんぞ』
・・・と思う朝が来た♪



↑  ↑
なんじゃそれ(笑)





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朝6時半過ぎの犬エリア



10月って
ここまで寒いっけ?



・・・と思うぐらい
朝は寒いです。





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・・・でも
8時を過ぎたら暑いんよね



こんな変則な気温じゃ



小さな虫は
生きていけないね・・・





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氷点下もなんのその
・・・の



うちの中型雑種たちですら
ちょっと寒そうじゃ





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お婆ちゃんゴールデンの
さくらちゃん



歩く前の立ち上がりでは
介助が必要です。



咬みつくってので
うちに来たけど



誰ひとり咬まないまま
お婆ちゃん犬になりました。





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うちの野犬たち



もちろん野犬は
このエリアだけでなく



うちは約100匹のうち
6割が野犬(約60匹)です。



2割が咬みつき犬(約20匹)
1割が分離不安症で(約10匹)



1割(約10匹)が
飼い主が亡くなったとかで



行き場を失った子たちです。






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あ!
この子たちは多頭崩壊現場だ!



多頭崩壊現場解決数
日本一の



犬猫みなしご救援隊



当然
多頭崩壊現場の子もいるね






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どっちにしても
人間が苦手な子ばかりだから



うちの子たちは
譲渡非対象なんです。




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さっきまで
フィールドで遊んでいたんだけど



私が近寄ったから



自分の犬小屋まで
逃げかえってしまいました。





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この子も
逃げちゃいました。





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隣同士が
咬みつきあわないように



隣りとの境界は



歯が入らない目の小さな
フェンスにしています。









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中谷こたろう・・・です。



私の顔を見ると
私のところまで駆けて来て



このゴツイ体で
ワ~ワ~怒るんです。



・・・でも



実際は
この表情を見てもわかるように



怒ってないのです(笑)



とにかく怒ってみせる・・・
気が強いだけ



私はこ~ゆ~気の強い子が
大好きです。






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バルサの子どもたち



赤ちゃんの時に保護して
4~5年経つけど



うちの者には馴れてますが
それ以外はまったくNG



これが野犬のDNAです。





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6年前に保護した
野犬のきょうだいです。



そのときは仔犬だったので
うちの者には馴れてますが



それ以外はまったくNG






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4年前に保護した野犬です。



20mのグラウンドを
一瞬で走って逃げて行きました。



これが野犬のDNA



この長~~~い犬舎の
一番手前には



よくわからん仕切りがあって



そこで寝る子もいれば
トイレとして使う子もいます。





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この子は
トイレとして使ってますね



それにしても
この仕切りはなんなんじゃろ
(笑)(笑)(笑)


。。。。。。。。。。。。。



がっかりする獣医が多いこと


。。。。。。。。。。。。。




「1ヶ月ほど骨が出たままで
治りそうにないから」



・・・という理由で



10月15日に
秋田から来た猫ですが



1ヶ月も骨が出たままって
???



治りそうにないってことは
治療はしたってこと
???



すべてが???でした。



その子が来て



動物病院からの治療経過書が
付いていたので



ラッキ~と思いながら読むと





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《手術後壊された》
猫が壊したという意味



猫が
縫ったところを舐めた?



術後は痛いわけじゃから
猫は患部を舐めんよ



《抗生剤投与で
観察することとした》



観察する???
そんな余裕ある???



超・野良猫で
シャ~シャ~言いましたが



来てすぐに
《壊した部位》を見てみたら



オ~マイガ~!



よくこの状態で
1ヶ月も観察したね・・・



まぁええ!



術後1ヶ月経っているなら
明日手術をしよう!



今日のとこは
青い薬を塗って・・・



。。。。。。。。。。。。。



10月16日・手術




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素人が見てもわかるように



明らかに
皮膚が足りてない・・・



ちょっと腕を動かしただけで
そりゃ~破れるね・・・



上腕骨と前腕骨のとこの
関節のところで



断脚すれば
こんなことにはならんかったのに!







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そうしました。



中途半端な手術が
猫を不幸にするのです。



うちの先生も
これで終わりだと思ったんだそう
※※この日私は
鹿嶋・浦安に行って留守



ふと見たら・・・






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去勢された部分が
腐っていた・・・



膿を出したりして
ちゃんとしましたが



なんと!



去勢手術なのに
縫合されていたんだそう・・・






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開業医さんだから



スキマ産業獣医みたいな
安い糸ではなく


高いメーカーの吸収糸でしたが



うんんんんん・・・



去勢はなるべく
縫わない方がええと思います。






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元気になったカムル



前足は短くなったけど
骨が出たままよりえかろう



明らかに
皮膚が足らないなら



骨を切るしかないと思うし



骨が出たままで
観察したり様子を見たりは



やめてあげて!



獣医なら
なんか処置してあげようや!




。。。。。。。。。。。。。



がっかりする獣医が多いこと


。。。。。。。。。。。。。



今や
動物病院も飽和状態



そ~なると
開業しても儲からないから



スキマ産獣医が増える!



獣医師免許は持っているけど



不妊・去勢手術をしたことがない
・・・という獣医が



不妊・去勢手術の動画を見ただけで
手術をする・・・



「まずは野良猫で練習すればよい」



これは
スキマ産業獣医の鉄則



クそじゃろ?コイツら!



スキマ産業獣医は
女しかおらんと思っていたら



なんと!
普通に男もおるね!!



しかも
《採算重視》のクソ男が!



コイツらが



獣医界をダメにしとるのは
間違いないが



私はほかにも獣医界に
言いたいことがある!



なんで日本には



野性動物を診てくれる
獣医が居ないんじゃろうか・・・



鹿とかイノシシとか
熊とかね



大きな動物は診れん
・・・と言うならわかるけど



タヌキやキツネ
ハクビシンぐらいは



診てもええんじゃない??



せめて
疥癬ぐらい治してあげようや!



日本中で
疥癬タヌキが



どれだけ亡くなっているか
考えてほしい!



疥癬になって
それを放置したら



犬も猫もタヌキもみんな
絶対に死ぬんよ!!



・・・だけど
今や疥癬は簡単に治る!



病院へ
連れて来させなくても



ブラベクト1個渡せば
ほぼほぼ治る



なんなら2個渡したら
絶対治るしね!!



なんで
それぐらいしてあげんの?



「タヌキは野生動物だから
手が出せない」



テイのええことを言うな!



傷病を治すためなんじゃから
手を出してあげようや!



確かにね



タヌキやキツネは
野性動物と言うくくりだから



生息している山から
よその山に



移動させたらダメじゃけど



傷病を治して
もとの山に帰してあげれば
OKじゃん



そもそも《動物の傷病を治す》
・・・って



獣医の仕事じゃん!



。。。。。。。。。。。。。




9月29日
疥癬タヌキが来ました。





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疥癬じゃね



犬用ブラベクト錠を
食べさせました。



食べさせたって
タヌキは自分で食べるから



特にうちの者は
なにもしていません。



ブラベクト錠を
お皿に置いただけっす(笑)



。。。。。。。。。。。。。




それから約20日後の
10月18日





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治ったも同然



犬用ブラベクト錠を
お皿に置いただけでコレ♪



皆さまも
疥癬タヌキを見かけたら



犬用ブラベクトを
近くに置けばタヌキは治ります。



水分の多い猫缶とか
足してあげたらなおよろし



疥癬は痒い・・・
痒いと水を欲しがるからね



。。。。。。。。。。。。。



負傷タヌキ



。。。。。。。。。。。。。




本州最北端の町のタヌキが
交通事故に遭い



「オレも・・・
もうこれで終わりじゃ」



・・・と



路肩に倒れ
空を見上げていたところ



善女の目にふれ
善女に助けてもらい



骨折している足を



治療してくれる病院を
探してもらえるという



千載一遇のチャンスを
つかみました。



・・・が
・・・が



日本には



負傷タヌキを診てくれる
動物病院なんか1軒もなく



野性動物を助けることを
目的としている動物病院ですら



「しばらく様子を見て
山に帰すのが一番ですよ」



・・・と言ったんだそう



ほ~~~か
ほ~~~か



世の中そんなもんか!!



結局のところ



タヌキは
そこらじゅうにいっぱいおるし



助けたところで
称賛を浴びんし・・・ってか!



。。。。。。。。。。。。。




負傷タヌキを助けた人が



タヌキを診てくれる病院を
必死で探して



ようやく
犬猫みなしご救援隊にたどりつき



その日のうちに東北新幹線で



那須塩原まで
連れて来てもらって



ギリギリ助かった
タヌキのナッツ






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キャリーをのぞいて
様子を見ると・・・



お年寄りじゃね
すごいええ子じゃん!




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すごいええ子じゃけぇ



キャリーの蓋を外せば
自分で移動するよ



その通りでした♪



移動の際
ちょっと触って(笑)



オスノタヌキと判明



おじいちゃんタヌキじゃね♪






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ほふく前進するのは
前足も負傷しているのか



それとも



後ろ足の骨折具合が
ひどいのか・・・



4本とも折れとったら
シャレにならんが・・・






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眼球が
ちょっと落ちとる・・・



脱水じゃね・・・




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水を
がぶ飲みしましたが



ひとたび
脱水状態になると



それはもう
細胞レベルの話になるから



どんなに水を飲んでも
脱水は緩和されないのです。



『皮下補液しよう!!』






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タヌキに補液するときの
最善策



『私が
おやつを食べさせるよ!!』



タヌキは
こ~ゆ~ことができるんです。



猫だと無理ですよ!



猫だと皮下補液中に
おやつは食べんから





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ナッツ補液されてます。



まずは犬おやつ



《いとしご》の
ひとくちささみ



次にパンの耳・・・



そして・・・いりこ



タヌキは
魚が好きなんです。



肉は
あんまり好きじゃないです。






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ひとつずつ
ケチなおばさんみたいに(笑)



ゆっくり・・・
ゆっくり・・・



おやつを食べさせることが
目的なのではなく



補液のストレスを
感じさせないことが目的なので






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補液終了!



ホンマにええ子じゃ♪



私の経験では
事故に遭ったタヌキは



みんな
おとなしいんよね・・・



治りたいんかねぇ・・・
生きたいんかねぇ・・・






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青森から移動して来たばかりで
皮下補液までされて



疲れて
眠くなったみたい・・・



ええよ寝んさい!



。。。。。。。。。。。。。




翌日
手術をすることにしました。





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保護主さんが言ってたとおり
骨折は後ろ足1本だけ



ただこの1本が
大きく3ヶ所ぐらい折れていて



10㎝位の長さの中で3ヶ所だから
簡単に言うと粉々状態



これはもう
断脚するしかないじゃろう・・・






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猫は歯が弱いけど
野生動物が強いねぇ・・・



自然界には
歯医者なんてないものね・・・





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目やにが出ているのは
調子が悪いから



悪くもなるよね



骨が粉々になるぐらいの事故に
遭ったんだもの



それでも



何かを差し出せば
食べてくれるのがタヌキ



これが同じ野生動物でも
鹿やイノシシや熊みたいに



山の奥深くで
生活している子たちだと



こんなに簡単に



人間が差し出したものを
食べてくれません。



これまで私が



どれだけの数の
負傷・野生動物を保護して



【食べてもらうこと】に
苦労して来たか!!



これまで私が



どれだけの種類の
負傷・野生動物を保護して



【自然界にある食べ物を
手に入れる】ことに



苦労して来たか!!



《人間が思うほど》
《野生動物にとって》



《人間の食べ物は》
《美味しくないのです》



【勘違いしないでください】



《野生動物にとって》
《人間が思うほど》



《人間の食べ物は》
《美味しくないのです》



【山の中に食べ物があるなら】
【野生動物は】



【食べ物を探して町になんて】
【来るわけがないのです】



。。。。。。。。。。。。。



ナッツの断脚手術大成功♪



ついでに
去勢も終わらせました。




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あとは数日
痛み止めをしっかりきかせば



足が3本になっても
なんら問題はありません。





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落としたナッツの足です。



これまで



ナッツの体を支えてくれて
ありがとね



断脚部位はうちで火葬して
納骨堂に納めます。





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マダニです。



やっぱりタヌキには
《この》マダニがついとる!



マダニには
たくさんの種類があって



鹿やイノシシや熊のように



山の中で暮らしている
動物につくマダニと




タヌキやキツネや
ハクビシンやアナグマなど



人家の周りで生活している
野生動物につくマダニとでは



ぜんぜん種類が違うんです!



・・・なのに



偉い人たちはSFTS問題でも
そこらもごったにして



鹿やイノシシや熊のように



山の中で暮らしている野生動物が
マダニを持って来る



・・・的なことを言い



鹿やイノシシや熊のように
山の中で暮らしている野生動物を



悪の根源のように言ってる



なんで偉い人たちって
問題が起きたらすぐ



《遠くにいる》
《誰かのせい》にするん??



そんなことをしても
なんも問題は解決せんのに!



お散歩をする飼い犬
外に出る飼い猫



この子たちの飼い主が



ちゃんと
ノミ・マダニ駆除剤をつけておれば



町にいるマダニなんて
あっという間に駆除できるんです。



今のSFTS問題は
愛犬・愛猫に



ノミ・マダニ駆除剤すら
つけない



無責任な《飼い主》の
責任です!!







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手術から2時間後
目が覚めたナッツ



ナッツの横には



疥癬だったタヌキの
ハンダちゃんがいます。



ハンダちゃんの疥癬は
治ったとみなし



ナッツと同じときに
避妊手術をしたのです。



ハンダちゃんは
若い女の子でした。




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左がハンダで
右がナッツ




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気の強いハンダちゃん



ナッツじいさんのことは
気に入った模様・・・



ナッツは優しいからね



。。。。。。。。。。。。。




タヌキたちと同じ日に



シッポをケガしてる
・・・という理由で



うちに来た子の断尾もしました。





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足腰に血がついてるね




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ちょっと押したぐらいで
膿が出るぐらい



シッポの先は
ひどく膿んどるね・・・



これは
猫にはよくあるケガ



たいがいの場合は



猫同士のケンカで咬まれ
膿んだことが原因





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断尾しました。



。。。。。。。。。。。。。



傷病を負っている
動物たちこそ



ようこそ
犬猫みなしご救援隊へ♪♪

ツキノワグマ・3


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カツくん
うちに来て1年が経ちました。



すなわち
1歳過ぎたということです。



いつまでも



診療所で寝かせるのも
ど~かと思うよ・・・



そろそろ
カツ部屋を建てよう!



・・・と言うことになり



2021年12月



大型猫舎を増築して
カツ部屋を完成させました。



もちろん



猫舎同様
オンドル式の床暖房付きです。






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この中に私専用の台所も
作ってもらいました♪



えへっ・・・





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カツ部屋の外観です。




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これが
カツ部屋と運動場を結ぶ



《カツロード》です。



カツは
まだまだ大きくなる・・・



カツ檻も



成長に合わせて
大きくしていきたい・・・



逆に



うちの者たちは
どんどん年を取る・・・



いつまでも



カツが入ったカツ檻を
担いで運ぶことはできん



どんなに重いカツ檻でも



ゴロゴロ押して移動できたら
ラクなんじゃない??



・・・という発想です。







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ステンレス製コロ付きの
カツ檻2号の完成♪



どんなに重いステンレス製でも
カツロードがある限り



チャ~ラ~ヘッチャラ~♪



・・・ということで



1年も借りていた
カツ檻1号は



ようやく
那須烏山市役所に返品!






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今…この写真を見て
驚いたけど



最初は



ステンレスの床のまま
使っていたのね!?





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そっか・・・



ちょうどカツ部屋の完成が
冬だったから



床暖房で暖かいし



冷たいステンレスで
ちょうどいいって話だったんじゃ!



・・・でも結局は
オシッコが体につくから



それからすぐに



すのこを
敷くようにしたのよね



そのすのこも



ピッタリサイズを
《職人T》が作るので快適~ッ♪






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こんなに
小さな檻だったのか!?



・・・とゆ~か



カツ部屋は
こんなに広いのか!?



今は



カツ檻もひと回り大きい
カツ檻3号になったし



ニホンザルのひろしや
イノシシのカンジや



スイスイやソンスゥや
私までもが



ここで暮らすようになり



こんなに広いカツ部屋も
今じゃ~狭くて



ぎゅうぎゅうって感じっす。



やっぱり建物っては



想像より大きいのを建てんと
ダメじゃねぇ・・・



特に「みなしごさん」は
動物を増やすから
(笑)(笑)(笑)






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ツキノワグマを
間近で見たこともなければ



もちろん
育てたこともない



ド素人の私たちを相手に
カツは順調に育ってくれ



うちに来て
もうすぐ3年になります。



・・・とゆ~ことは



カツは3歳
成獣になったってことです♪







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カツの生活は
今でも変わっておらず



夜は



カツ檻3号に入ったまま
カツ部屋で寝て



朝はこ~して



カツ檻3号に入ったまま
運動場に出て行きます。






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運動場に着くと



カツは
カツ檻3号から出ます。



のそのそ歩くカツに
サクマドロップ稲城の梨を見せて



『カツ!
ドロップじゃ!!』



・・・と言うと
早足になります(笑)






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朝から
サクマドロップ梨味





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ドロップは
野性動物はみんな大好きです♪




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さぁ!
ドロップのあとは



絵的に
ぜんぜんイケてない
朝ごはんです♪



カツは
まず白米のみを食べます。



それほど白米が
好きなんだと思います。





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濱田のおばちゃんが



「カツくんは古米を食べる?」
・・・と聞いたけぇ



『カツは新米しか食わん!』
・・・と言うてやったけぇね♪



そしたら
濱田のおばちゃん



古米を収めて
新米だけをくれたよん(笑)






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カツは《毎朝》必ず
鼻の頭に米粒をつけます(笑)



・・・が



鼻を舐めて
鼻についた米粒も食べます。



感覚的に



鼻の頭に
お米1粒ついているのが



わかるんだと思います。




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食べ散らかした米粒も
あとで全部舐めて食べます。



1粒のお米には



多くの方の労苦が
加わっているので



お米は1粒たりとも
無駄にしてはいけませんからね♪



白米を食べきったら
今度は果物類



ツキノワグマのカツが



甘い果物類を
後回しにするなんて



ツキノワグマは
特定動物に指定され



《危険動物扱いされてる》けれど



正真正銘
れっきとした



【日本の熊】なんだなぁ
・・・と思います。





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りんご・サツマイモ・柿
ぶどうは



遊具の上やブイの中
タイヤの中などに隠していて



遊びながら
探して食べるという



楽しい楽しい
バイキングゲーム形式です♪






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今も
すいのみは健在♪



特定動物に指定され



《危険動物扱いされてる》
ツキノワグマとて



ちゃんと愛情をかければ
ちゃんと応えてくれます。



だって熊も
私たち人間と同じ



【哺乳類】ですから





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遊具の上にいたカツを
呼ぶと




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後ろ向きで
ゆっくり下りてきます。



高いところから下りるときは
ものすごく慎重です。






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足を下ろしては
いったん座りながら



ゆっくり
ゆっくり・・・





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下まで完全に下りてから
次の動作に入ります。




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私にブイを渡そうと



ブイを
くわえてきました。



特定動物に指定され



《危険動物扱いされてる》
ツキノワグマだけど



犬のような
こんな動きもします。



私は
こんなヤツじゃけど



ツキノワグマに
ブイを渡してもらえるんよ♪
※※かなり自慢






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ブイをくわえて
このあたりまで来たら



「あ!もしかして栗???」



私が持っていたのが
大好物の栗だったもんで



「ブイを運ぶヒマはない!」



私に渡すはずのブイを
そこらに落として



走って来ました(笑)



【心のまま生きる】
この素直さがわかりますか?



かわいい♪






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ど~ぞ!




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ツキノワグマは
食べ物を丁寧に扱い



ひとくちずつ
かみしめながら食べます。



そばに栗を持っている
私がいても



「もっと栗をよこせ!」
・・・ってことは絶対にしません!



たった1粒の栗を



丁寧に丁寧に
無駄なく食べきります。



それとカツは



食べ物を
立ったまま食べたりもしません。



もちろんこれは



私が
教えたわけではありません。



食べ物に対する
ツキノワグマの習性です。



食べ物を前にして



テレビを見ながら
スマホを見ながら



そんな不躾な人間が多い中



食べ物に真摯に向き合い
集中して食べる



ツキノワグマの
完璧なまでの食事マナー



私も
見習うべきところです。



。。。。。。。。。。。。。



夜ごはん





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ナチュラルプラスの
ヤギミルクが大好きで



最初に全部飲み干します。



それから
晩ごはんを食べます。






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秋な感じのメニュー



下にはやはり白米が
入っていて



梨・サツマイモ・トマト
栗・スチューベン



最近はずっと



こんな感じの
秋メニューでしたが



数日前から急に
朝晩5℃7℃になったもんで



うちのお坊ちゃまくんは
お腹を冷やしたらしく



下痢をしたので



お腹の調子を改善させるために
今週1週間は



晩ごはんは
↓  ↓  ↓  ↓






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水分過多にならないように



白米の上は
栗の実のみでありんす♪



・・・でも大丈夫!



白米と栗は
カツの大好物メニューだから(笑)



病気は治療よりも予防



病気を
予防するためには



しっかり観察することが大事



日々の
観察があってこそ



病気は予防できる
・・・と私は思っています。




。。。。。。。。。。。。。



朝が来ました。





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カツ!おはよッ!!




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えぇぇぇ・・・もう朝??
まだ眠い・・・



基本
カツは朝寝坊です。





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また寝ました・・・
・・・とゆ~か



私が呼んどるから
《わざと》目を開けんのです(笑)



名前を呼べば呼ぶほど
目を閉じます(笑)



熊はこんな感じで
楽しいことが大好きなんです♪




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ど~なん?ツキノワグマ(笑)
目を開ける気なし・・・



これ・・・毎朝ですよ
毎朝起きてくれんのです。
(笑)(笑)(笑)




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背中も首も頭も顔も
掻くけぇ起きて!!!



起きてや!



※※体を掻くと喜ぶのは
熊の習性です。




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朝7時10分ごろ



カツロードを掃く
ホウキの音がし始めると



カツは
急に起き上がります(笑)



カツロードを掃き終えると



うちの者が
カツをお迎えに来るからです。





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お母さん熊とはぐれ



那須烏山市の
林間住宅地の道路の真ん中で



座って栗を食べていた
ツキノワグマの子どもは



今こうして



犬猫みなしご救援隊
栃木拠点で



日々を満喫しながら
平和に暮らしています♪




。。。。。。。。。。。。。




ツキノワグマのかわいらしさが
わかってもらえたところで



ようやく本題に入ります。



。。。。。。。。。。。。。



熊が
よく出る町の役人たちへ




熊が出たら撃ち殺す
これしか方法はないん??



山に帰せばええじゃん
山に帰せん理由があるなら



《人として》
生きる道を模索すべきじゃ!



栃木県那須烏山市は
生きる道を模索したよ!!



一度でも町に出て
人間が食べるものを食べた熊は



また再び町に来る



私は
そんなことはないと思う!



熊を飼っとる私には



そんな動きを
熊がするとは思えん!!



熊は賢い



賢いから
二度と怖いところには行かん



熊は人間が怖い



町に来たいと思う熊なんか
おらん・・・



町に行けば
美味しいものが食べられる



・・・と思う熊もおらん!



。。。。。。。。。。。。。



熊が
町に来なくても済むように



山を整備しようや!



山を生かそうや!



生きた山には



熊が食べる木の実も
実るじゃろう



鹿が食べる青草も
生えるじゃろう



。。。。。。。。。。。。。



こないだの秋田の
美郷町の役場がやったことは



最悪じゃろ!



お母さん熊と
子熊のきょだい3頭を



檻で捕まえたあげく
撃ち殺したなんて



人間のすること???




作業小屋に20時間以上
立てこもったって??




お母さん熊が



猟銃でも持って
立てこもったとでも言うんか?




そもそも
立てこもってなんかいない!



熊は
突然のことに驚き



怖くて動けんかっただけじゃ!



それを
《立てこもった》だなんて



熊に対して
恐怖をあおるような表現をするな!



その後
親子熊が3頭全員



檻に入ったんなら



檻のまま山に連れて行って
檻を開ければ



3頭で走って逃げるよ!



《これは間違いない》



なんで

それをせんかったん??



熊が怖いから??



檻の扉を開けるとき
攻撃されたらイヤじゃから??



なら私を呼んでくれたら
檻の扉を開けてあげるよ!!



熊は絶対に走って逃げる!!



私は熊と生活してきて
熊を間近で見てきて



そう思うもん!



熊が山で人を襲うときは
100%《であいがしら》です。



急に
人間と出合ってしまって



《驚いて》攻撃するんです。



「私はここに居るよ」
・・・と



人間の居所を教え
熊の心に余裕を持たせたら



《間違いなく》熊は
反対側に逃げる道を選びます。



まぁ・・・確かにね
それがわかっていても



熊は怖いよね・・・
それはわかる・・・



・・・でも殺すことはない!



生き物を殺してまで
人間の生活を守ることはない!



人が人を殺したら
大きな罪になるのに



人が動物を殺すのはOKって
おかしいじゃろ!



秋田県美郷町が
やったことは



蛮行以外
なにものでもありません!!



私は日本中に
聞こえるぐらい叫びたい



熊が出たら危ない
危ないよ相手は熊だもの



・・・だから



熊が町に来ないように
山を整備すべきなんよ!



熊が出るたびに殺したりせず
山を整備しんさいよ!



もっと山の整備に
予算を回しんさいよ!



言いたいことは山ほどあるが



今日のとこは
一旦これで終わらす



ああ~~~



三郷町の母子熊3頭
かわいそう過ぎる・・・

ツキノワグマ・2

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うちに来て
1週間が経ったころから



にんじんや白菜など
それまで食べていたものを



拒否するようになりました。



おそらく
もともと野菜は食べない



ほかにないから
食べていた・・・





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去勢手術を終えたカツには

少しずつ



私たち人間と暮らすことを
学習してもらい



同時に私たちは



ツキノワグマに
ストレスを与えないよう



接し方や環境を



いろいろと
改善していきました。








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慎重に慎重を重ねながら

お世話をしていき



カツには毎日



『カツが思うほど
人間は悪くないんよ』



・・・と教えていきました。






DSC_2461




私は
栃木拠点にいる間は



なるべくカツのそばで
寝転がるようにしました。



カツは自分から
私の近くに来るようになりました。




私との関係は




日に日に
良好になっていきました。






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ポン菓子は大好物で

1粒ずつ食べます。



この写真は
たまたま床にばらまいてますが



指先に
ポン菓子を1粒乗せると



その1粒を上手に
舌で舐め取って食べてくれます。



舌は
やたらと細長く



木の幹の中にいる虫を
食べるために



進化したんだな・・・と思います。



。。。。。。。。。。。。。



カツに
なにを食べさせるか



それは大きな課題でしたが



私が子どもの頃に
クマを飼っていたオジサンが



「クマに


肉の味を覚えさせちゃ
ダメじゃけぇ


ワシは
りんごを食べさせとる」



・・・と
言っていたのを思い出し



カツの主食は
りんごに決めました。






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カツは

小松菜の茎は食べるけど



好んで食べるわけでは
ありません。




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クマの飼育本には




「クマはジャガイモが好き」
・・・と書いてありましたが



カツは食べません。



サツマイモやキクイモは
食べます。






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虫の代わりはいりこ



りんごは
しっかり洗って



上下のへこんだ部分を
取り除きます。




これは
山羊・鹿・猪と同じです。






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カツはパンも好き
黒豆を茹でたのも食べます。






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おむすびは
どうかな・・・と入れてみたら



お米は大好物でした。



そりゃ~カツの先祖は
阿武隈山地だもん
※※東京農大の山﨑先生に
教わりました。





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これがカツのフン



この半分消化体制が




《クマは森を守る》
・・・と言われているユエンかな



・・・と思います。



鹿や山羊のフンからは



植物が
芽を出すとは思えないけど



クマのフンからは



植物が
芽を出す気がしますもんね・・・



カツを保護してから
ずっと



室内飼育をしていましたが



そろそろ
外の運動場(獣舎)で



運動させたいな・・・と





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ツキノワグマは
特定動物ですからね



運動場(獣舎)も
かなり頑丈にしないと



飼育許可が下りません。







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周りはぐるり
コンクリートで固め



鉄柵は5㎝ピッチ



扉は3重で
全ヶ所に南京錠取付



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ちゃんと扉が閉まってないと
ライトが光り



助けを呼ぶときは



エリア全域に
サイレンが鳴る仕組みです。






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これは遊具用の穴
設計段階で組み込んでいました。






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遊具ができるまでは
こんな感じでした。



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遊具用の丸太を購入したとき




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もちろん遊具は
《職人T》が作ります。




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2021年2月
運動場内に遊具も完成♪




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完成と同時に



栃木県動物愛護指導センターの
課長と特定動物担当者が



運動場(獣舎)が
問題ないか見に来ました。



当然合格です。



私はこんなヤツですが



こ~ゆ~ことは
ちゃんとしますからね♪




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最初は
カツも小さかったので



運動場まで
ワッショイ!ワッショイ!



担いで運んでいました。





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初・運動場



カツは怖くて
登ってしまいました。



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・・・なので
私も一緒に入り



『怖くないよ!
カツの運動場だもん』



・・・と教えました。




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遊具に上がれる
《飼育員見習いT》は



カツを
落ち着かせるために



ひそかに大活躍♪






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2日もすれば
運動場にも慣れ



遊具に興味津々





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高いところにも
登れるようになり



もうちょっと遊具が欲しくなり



小谷に消防用ホースを
買ってもらいました♪



そのホースで
ハンモックを作ろう作戦!



《作業員T》と小谷と私と
知恵を絞って



ホースでハンモックを編み
でき上ったら



「これで大丈夫か落ちないか
中谷さん乗ってよ!」



・・・と言われ





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『え?私じゃなく
田原くんが乗ってよ!』



・・・と言うと



「なにを言いよんや!



カツ大きゅ~なって
体重が重うなっても大丈夫か



それを知るためじゃけぇ
中谷さんが適任じゃろ?」



へ~~~え!!!






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カツ!小さい!!



・・・とゆ~か



ホース
こんなに白かったんじゃ(笑)



今は真っ黒よ(笑)





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カツと私
この距離感がちょうどええ



あまり近づいてもね
怖いだけじゃし(笑)



だって相手は熊でっせ!!





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ね♪




。。。。。。。。。。。。。




年が明けた
2022年1月



カツが独りで寂しそう
・・・ってんで



《職人T》が丸太で
カツくん1号を作りました(笑)





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これ・・・
絶対・・・要らん・・・(笑)



カツ・・・喜ばん・・・(笑)



カツ・・・
カツくん1号とご対面






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おっと!



カツくん
カツくん1号を抱きました!




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すぐさま倒しました!




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ふ~~~ん!




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カツくん1号は
転がされたまま放置され



カツは
向こうの方に居ます。
(笑)(笑)(笑)



。。。。。。。。。。。。。




2022年4月





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《職人T》が
カツのプールを作りました。



二重になっているのには
わけがあって



止水栓を
カツが抜くのです(笑)



・・・だから
抜かれないように2重





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あれから3年経った今も



私が

一番大事にしていることが



授乳・哺乳関係です。



カツはうちに来たときは
すでに



授乳が必要な
月齢でもなかったけど




クマも哺乳類ですからね



ミルクやジュースを
1日に2回《すいのみ》で



チュ~チュ~飲ませました。



それは今でも続けており



カツは

幸せそうな顔をして



チュ~チュ~飲みます。



そして眠気が起きます。



ひろしと同じです。



。。。。。。。。。。。。。




常に進化を続ける
犬猫みなしご救援隊



思いついたアイデアは
すぐに形にします。



2021年8月
カツの遊具に



もう一段高い棚を
取りつけました。





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《職人T》が作業中
カツは



運動場の獣舎内に入って
待ってました。






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うちに来て8ヶ月



カツはもうじゅうぶん
信頼してくれているので



新しい遊具を
怪しむでもなく



でき上ると同時に
カツは



登り始めました。



なにができても
もう怖くありません。



ここはカツの運動場ですから






DSC_0951




ええじゃん♪
ええじゃん♪



・・・つづく



ツキノワグマ・1

はじめに
ブログの文字数に規定があり
その数を超えるため
3つに分けてます。



。。。。。。。。。。。。。




ツキノワグマのことを
知ってください



。。。。。。。。。。。。。




2020年11月20日




栃木県那須烏山市の
林間住宅地に



1匹のツキノワグマの子どもが
現れました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



「クマが路上で
クリを食べている」



・・・との情報をもとに



那須烏山市役所職員
那須烏山署



南那須地区
消防本部の隊員らが出動し



獣医師が
麻酔銃を撃ったけれど



うまく当たらず



膠着状態の末
約3時間後



ツキノワグマの子どもは
無事保護されました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




保護されたのは
2020年に生まれた子グマ



下野新聞によると



子グマは体長50~60㎝
体重20㎏
※※その場にいた獣医師の見立て



市の農政課は



「住民に被害が出る前に
捕獲できて良かった」



・・・とのこと



それから
那須烏山市は



子グマが山に帰っても
ひとりで生きていくことができる
月齢でないこと



・・・を考慮して
引き取り先を探すことにしました。



県内の動物園すべてに
断られ



関東圏の動物園からも
断られ



西日本にまで
距離を伸ばして探したけど



どこからも断られ
途方に暮れた時



那須烏山市は



《市の環境課と協働》で
野良猫のTNR一斉をしている



犬猫みなしご救援隊の存在を
思いつきました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



犬猫みなしご救援隊
・・・と言えば



団体名に



わざわざ
《犬猫》と付けておきながら



犬猫以外の動物を
いろいろ保護育成している団体で



クマと同じ
特定動物であるニホンザルも



複数
保護育成している



ちょっと変わった団体です(笑)



・・・が



個体尊重型の考えに基づいた
保護施設の環境の良さは



ピカイチです♪



。。。。。。。。。。。。。



犬猫みなしご救援隊の
代表である私の元に



那須烏山市から
引き取りの相談がきたのは



2020年12月5日



さすがに相手は
クマですから



理事・社員など総動員で
引き取るか否かの協議をしました。



そして



不可能を可能に変えていくのが
犬猫みなしご救援隊



やってみるか
・・・ということになりました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




決めた以上は
私は必ずやりますから



ツキノワグマの子どもを
助けることに



全力で取り組み



厳しい飼育条件等
数々の難関を突破し



ついに
2020年12月21日



栃木県産ツキノワグマの
子グマが



犬猫みなし救援隊
栃木拠点に到着しました♪





DSC_1908





初めて会った時の

ツキノワグマの子どもです。



立ってます。
足が短いだけです。




子どもとは言え
さすが・・・クマ・・・



ものすごいオーラーを
放っていました。



怖すぎて
お腹までは見れないので



オスかメスかも
わからない状態でした。






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山と同じ環境にしよう
・・・と思って



試しに
ワラを入れてみました。



するとすぐに
その上で寝てくれました。



那須烏山市役所の倉庫に
居た約1ヶ月の間



人間の前では




立ったままの姿勢を貫いていた
子グマが



人間の前で
普通に横になっとる・・・



《寝る幸せ》



これは
何物にも代えがたいものです。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




クマは山の動物だから



当たり前に
マダニは寄生しているので



ブラベクトを付けて
マダニ駆除をしました。



案の定



その夜
マダニがポロポロ落ちました。






DSC_1914






那須烏山市の職員からは




「ドングリとニンジンが好きです」
・・・と聞いていましたが



その通りでした(笑)



子グマの様子を見ていたら
うちのケージより



那須烏山市役所内で
1ヶ月入っていた檻の方が



安心するみたいだったので



『この檻は
借りたままにしよう!』





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白目が出ている点に注目!




白目が出るのは
緊張しまくっている証拠です。




野性動物には特に
この傾向がよく見られます。




野生動物が

見たこともない人間に捕まって



まさかすぐに



その人間と
生活できるハズがありません。





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うちに来てからも
子グマは白目が出た状態で



ヒマがあると




檻を
ガリガリ噛んでいました。






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ガリガリやっているけど



実際には
檻を噛んではいないので



私は
ストレス行動だと思いました。



ストレスの原因は
《ここにいること》だと思いました。



・・・となると



できるだけ早く
生活に慣れてもらうしかない



そのために私は



できるだけ快適な暮らしを
提供せねばならん・・・



私の経験上



快適な暮らしの条件の中に
《不妊手術を施すこと》



・・・は
最優先事項となります。







DSC_2006 (2)






犬だって猫だって

鹿だって猿だって



小さい時に不妊手術をすれば



その時点で
精神的な成長が止まり



かわいらしい子どものまま



体だけが
大きくなっていくことになるので



動物と人間が
互いにうまく暮らしていけます。



私にとって
クマは未知の野生動物



動物園のように
クマを本能のまま育てる自信も



私には
1㎜もありませんし



子グマの不妊手術を
早く施すことにしました。



不妊手術の日



麻酔がかかってから
お腹を見て



子グマは
男の子だとわかかりました。



『名前負けする』



・・・というジンクスを
信じきっている私は



子グマが
優しい子に育ってくれることを願い



あえて
強い名前を付けました。



《カツ》
これが子グマの名前です。



いかにも強そうでしょ♪





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体の割に手は大きい




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爪もこれ以上伸びず
このままだといいんだが



そんなわけにはいかんね(笑)




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足は超・扁平



犬や猫のように
しなやかさのない足ですが



これで驚くほど
足が速いのよね・・・





DSC_2055





シッポは


他の野生動物と同じように
短く



『この程度でええんじゃ!』
・・・とビックリ





DSC_2086




まだ子どもだから
キバは生えてません。



おおむね
人間の歯と似た形なのに



いろんなものを
嚙みちぎれるあたり



あごのチカラが
かなり強いんでしょうねぇ・・・






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麻酔が効いてる間に



生涯一回きりの
抱っこをしました。



カツを抱いたときの感想は
『軽い!!』



カツを捕まえるときに



なかなか
麻酔銃を命中させれなかった
担当獣医は



「推定体重20㎏』
・・・と発表したけど



カツは8㎏でしたよ(笑)
半分以下でしたよ(笑)



これで《また》



私の獣医に対する
《失望率が》爆上がりしました。








栃木拠点・10月14日

栃木県北・・・寒い・・・



昼間は



普通に20℃を超え
暖かいと言うか暑いんですけど



朝晩は
6~7℃まで落ちるし



なんたって乾燥がね
平気で40%ですからね



温暖で
なおかつ湿度の高い広島で



生まれ育った私は
この乾燥だけは慣れなくて



すでに顔や手足は
カッサカサで



引っかかりまくりです・・・
※クリーム塗れ!!



・・・とゆ~ことで



犬猫みなしご救援隊
栃木拠点では



一昨日の夜



猫ドアに今秋初《風除室》を
設置しました。



猫ドアは
猫たちが自由に



猫庭に出入りするために
必要なものですが



寒い季節は
そこから冷たい風が入って



ス~ス~するので



猫ドアに《風除室》は
必須アイテムなのです。






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2ヶ所ある猫ドア



どちらにも
風除室設置完了♪
※置いただけ(笑)





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来週になると
この風除室には



毛布の暖簾を付けます。



。。。。。。。。。。。。。。



朝の猫庭




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それでもまだ今は



太陽が出れば
すぐに気温が上がるので



朝7時には



たくさん猫たちが
猫庭に出ています。





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猫は太陽が大好き



私も太陽が大好き



。。。。。。。。。。。。。。



ひとり暮らしに慣れた
カンジくん


。。。。。。。。。。。。。



小柄なひ~ちゃんが
猪親さんのところに行ったので



ひとりになったカンジくんは



外で出たがらない・・・
出たら帰らない・・・



・・・という
わがまま行動をとっていましたが




暑さもやわらいだ
秋口ぐらいから



通常に戻りました。



ひ~ちゃんは



女の子だから
新しい家にもすぐ慣れ



普通に
問題なかったのですが



カンジはね・・・
ステンレスの寝床を新しくしたって



知らないモノには入らない!
・・・の一点張りで



結局



ステンレスがもったいないので
分解した・・・という



イノシシもオスの方が
精神的には弱いんだなぁ



・・・と
しみじみ・・・



特に
うちのカンジは



子どものころに
去勢しているから



うり坊のときのまんま
80㎏になったわけだから(笑)





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カンジは
豪雨で山から流れて



用水路に引っかかって
瀕死の状態のとき



優しいお爺さんに助けられ



助け上げたけど飼えない
・・・と相談を受け



うみさんタクシーが
迎えに行って



連れてきた子なんですが



保護したときは
今のカンジの頭より小さくて



頭と手足に深い傷があって
薬を塗ろうとしたら



ちっちゃいうり坊が
生意気に



イノシシみたいに(笑)
頭を左右に振ったりして



触るな!
・・・って怒ってねぇ



・・・だけど
ちびっ子だったから



哺乳瓶でミルクを
ズバズバ飲んで(笑)



イノシシになったり
赤ちゃんになったり



かわいかった♪



そのときのケガの部位の皮膚は
今もカチカチで



これはもう治らんじゃろ
・・・と思います。




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イノシシの挨拶は
鼻押し



鼻をグイグイ押してきて
ドロドロにされます(笑)





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16倍ぐらいに成長した
カンジくん



人間に対しての
顔認識は完璧で



うちの者なら
視界に入ってもOKだけど



見知らぬ人がいると
※出入りの業者さんとか



木陰から出てきません。



イノシシは
かなり気が小さいです。



うちの野生動物は
みんな顔認識は完璧で



見知らぬ人が来ると
ものすごく警戒します。






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つくづく



ボランティア制ではなく
《従業員制》でやってきて



良かったなぁと思います。



そもそも



愛護団体だから無給って考えは
大きな間違いで



うちはNPO法人でしょ



NPO法人ってのは
非営利活動法人



非営利活動法人ってのは



営利を目的としない活動を
しているというだけで



非課税なわけでもなく



株式会社と同じ
法人格なわけだから



普通の会社が
給料を支払うように



NPO法人とて



働いてくれた人に対しては
キチンと給料を支払うべきだと



私は思ってて



まぁこんな私でも一応
代表者なんで



《居てくれたら助かる人》を



みすみす
よその会社に取られるのは



イヤだし



《居てくれたら助かる人》に



1円も出さないで
馬車馬みたいに働かせるのも



イヤだし



《私の目で見て》いい人だな
・・・と思ったら



『薄給重労働ではあるけれど



非常に
働き甲斐はあるし



最低限の生活の保証はする!』



・・・と
積極的に引き入れて



今日の
犬猫みなしご救援隊があります。



うちの者たちが



うちの子たちのお世話を
しっかりしてくれるから



私は



あっちに行ったり
こっちに行ったり



あっちでケンカして
こっちでもケンカして



毎日やりたい放題
させてもらいつつ



犬猫みなしご救援隊の
活動理念である



行き場を失った子を
《より多く》



助けることができているのです。



無給のボランティアじゃ



24時間365日《安定した》
うちのような生活環境は



絶対に
保てないと思うんですよね



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



子ねずみ
ラッキ~ちゃん


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



うちの犬たちに
殺される寸前に助かった



ねずみの赤ちゃんは
日に日に大きくなり



名前を呼ぶと出て来て



ミルクを飲んだり
食べ物を食べたりするけれど



《ねずみみたいに
素早い動きで



ハウスに帰るように
なりました。






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半分に切った栗は
大好きみたいで



体に対して
こんなに大きくても



一生懸命
ハウスに持ち帰り



「次の栗をちょうだい!」
・・・と出てきては



ハウスに栗をため込む



《ねずみみたいなこと》
・・・もします(笑)




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ためとる!ためとる!



かわいい♪



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ロイカナの
子猫用のミルクで育て



離乳が終わってからは



ナチュラルプラスの
ヤギミルクを飲んでます。



ヤギミルクは
ラッキ~も大好きです♪



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



おやつパ〜ティ〜♪



。。。。。。。。。。。。。。



おやつの時間


。。。。。。。。。。。。。





昨日のおやつは



カルカンパウチ混ぜごはん
・・・でした。




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猫たちのおやつは
パウチ類だけでなく



かつお節だったり
いりこだったり



広島だとハマチ
栃木だとマグロの血合い



鶏肉や鶏肝やチーズ



ちゅーる
焼きかつお等等



毎日
いろんなものです。






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猫にも好みがあるので



全員が
飛びつくおやつはないから



毎日いろいろ
変えているのです。





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もちろん



どんなものでも食べてくれる
親孝行な子もいます♪




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カルカンパウチ混ぜの場合
残らない量は



だいたい
バケツ4杯ぐらいです。



あくまで《おやつ》なので
食べきってくれないと



その後に
夜のごはんが配れないし




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動物の体内時計は
とっても正確だから



おやつの時間がわかるので
おやつ時間になると



ドアの前には
猫だかりができます。



おやつ時間の直前の
わくわくする瞬間が



すべての哺乳類にとっては
非常に大事な瞬間



このときに
哺乳類の体の中には



《幸せホルモン》が充満し
健康になるので



うちでは
すべての動物に毎日



《おやつの時間》を設けています。







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おやつ待ちであふれており



このドアから
おやつを持って入れないから



別のドアから入ります。



すると
「あっちじゃ!」と



別のドアの方に
移動して行きます。



その姿を
コマ送りでご覧ください。







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全体から見ると
狭いこのスペースの中にも



まったく興味がない子が
3匹いましたね(笑)



こんな感じで
全員が喜ぶおやつがないから



毎日
メニューを変えているのです。




。。。。。。。。。。。。。



崩壊した
栃木しっぽの会の続報



。。。。。。。。。。。。。



私は
栃木しっぽの会の代表者に



廃人になってもらいたくなくて
助けに入りましたが



それよりなにより



一番はもちろん
犬のためのですからね!



あそこにいる犬は
一般譲渡には向きません。



・・・だから余計にね
丁寧にやっていきたいのです。



私の気持ちが



栃木しっぽの会の代表者に
通じているのか



・・・と聞かれれば



答えは
もちろんNOですよ(笑)



私が多頭現場に入ると



「飼い主は何を考えて



あんな
ゴミ屋敷にしたんですかね?」



・・・とか聞かれますが



『崩壊者の
気持ちがわかったとしたら



私も同族じゃん
わかるわけないじゃん(笑)』



・・・と答えるんですが
今回も同じですよ!



栃木しっぽの会の代表者も
私の気持ちは理解できんし



私も
理解できてませんよ!



そもそも友だちでもないし



どちらかと言えば
避けていた人ですもん



。。。。。。。。。。。。。



まぁそんなことは
さておき



クラウドファンディングを



複数回やって(3回かな)
《大金を手にしている》のに



驚くほど
犬たちに還元されていないし



それでも



クラウドファンディング会社は
OKなんだ????



クラファンから入ったお金を
なにに使ったのか



施設を見ても
まったく想像がつかんので



栃木しっぽの会の代表者に
お金の流れを聞くと



騙されて・・・とか



すらすらと
答えてくれるんだけど



それは
小学生でも納得せんよ



・・・って感じだし



1日の
お世話の流れも聞くと



朝5時から9時までお世話して
・・・などと



プロっぽい答えが
返ってくるけど



いやいや
そ~してたら崩壊してないし(笑)



私が自分の目で見ている
目の前の現実は



とてもとても
そんな感じじゃなく



まぁ言ってしまえば



私の想像通りの
ネグレクトと言うか



これまで聞いてきた
うわさどおりと言うか・・・



・・・なので私は



毎日
犬のため・・・犬のため・・・



・・・と自分に
言い聞かせながら



目まぐるしい嘘の雨嵐に
付き合ってますよん♪



経験上



多頭崩壊する人の共通点
・・・を知ってるから



《一目でわかる多頭崩壊者》
・・・とかのタイトルで



本でもだそうかな
・・・ぐらいです(笑)(笑)(笑)



。。。。。。。。。。。。。



・・・で



栃木しっぽの会にいる
犬たちへのおやつですが



栃木しっぽの会の代表者ですら
触れない子も多く



全員に
おやつが行き渡るかどうか・・・



その前に
食べさせてくれるかどうかだし



ど~するかなぁ・・・



このまま
おやつをお願いするのも



私的には
気が引けるんですよね



『なんで
触れん子がおるんや!』



・・・と
叫びたいぐらいっす(笑)



。。。。。。。。。。。。。



うちも
同じぐらいの頭数じゃし



うちこそ



野犬や咬みつきや
分離不安症や



そんな子ばかりだしね・・・



・・・だけど
うちの子たちは



日々お世話をしている
うちの者には



普通に馴れていて



うちの者が近寄ったら
みんな明るく喜んで



はしゃぎまくっているし



普通にみんな
手からおやつを食べるし



なんなら全員
普通にヨシヨシもできます。



犬舎の移動だって
普通にス~イスイです。



私に言わせれば
普通にできることですよ!



。。。。。。。。。。。。。



なんで



犬たちが信頼して
心を許してくれるように



ちゃんと
お世話をしないんだろうか



なんで
できもしないのに



保護活動を始めたんだろうか



毎日
???のカタマリで



1日に何回も
大きく息を吸って



呼吸を整えている次第です。



そんな毎日なので
いつも以上に



皆さまからの支援が
私には大きな励みになります。



あそこの犬たちが
今以上に不幸にならないよう



もうひと踏ん張り
頑張るかな♪




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