NPO犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

犬猫みなしご救援隊の日々の活動を通じて 一緒に動物愛護を考えてみませんか・・・

2021年03月

ツキノワグマ

2020年11月20日



栃木県那須烏山市の
林間住宅地に



1匹のツキノワグマの子どもが
現れました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



「クマが路上で
クリを食べている」



・・・との情報をもとに



那須烏山市役所職員
那須烏山署



南那須地区
消防本部の隊員らが出動し



獣医師が
麻酔銃を撃ったけれど



うまく当たらず



膠着状態の末
約3時間後



ツキノワグマの子どもは
無事保護されました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




保護されたのは
2020年に生まれた子グマ



下野新聞によると



クマは体長50~60㎝
体重20㎏



※※その場にいた獣医師の見立て



市の農政課は



「住民に被害が出る前に
捕獲できて良かった」



・・・とのこと



それから
那須烏山市は



山に帰っても



《ひとりで生きていくことができる
月齢でないこと》



・・・を考慮して
引き取り先を探すことにしました。



県内の動物園すべてに
断られ



関東圏の動物園からも
断られ



西日本にまで
距離を伸ばして探したけど



どこからも断られ
途方に暮れた時



那須烏山市は



市の環境課と協働で
野良猫のTNR一斉をしている



犬猫みなしご救援隊の存在を
思いつきました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



犬猫みなしご救援隊
・・・と言えば



団体名に



わざわざ
《犬猫》と付けておきながら



犬猫以外の動物を
いろいろ保護育成している団体で



クマと同じ
特定動物であるニホンザルも



複数
保護育成している



ちょっと変わった団体です(笑)



・・・が



個体尊重型の考えに基づいた
保護施設の環境の良さは



ピカイチです♪



犬猫みなしご救援隊の
代表である私の元に



那須烏山市から
引き取りの相談がきたのは



2020年12月5日



さすがに相手は
クマですから



理事・社員など総動員で
引き取るや否やの協議をしました。



そして



『やってみるか』
・・・ということになりました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




決めた以上は
私は必ずやりますから



ツキノワグマの子どもを
助けることに



全力で取り組み



厳しい飼育条件等
数々の難関を突破し



ついに
2020年12月21日



栃木県産ツキノワグマの
子グマが



犬猫みなし救援隊
栃木拠点に到着しました♪



その時・・・私は



九州TNR一斉から
山口光TNR一斉を終え



栃木拠点へ向かうための
準備の最中でした。



「子グマが来ました!」



『そ~か・・・
やっと来たか・・・』



3時間の捕物劇の末
捕獲された子グマは



クマだというだけで



丸々1ヶ月もの間
移動許可すら出ず



那須烏山市役所内で
待機するしかありませんでした。



移動許可が出たのは
捕獲から1ヶ月



子グマは弱ってきていました。



当時の
農政課の課長が言うには



市役所内にいた1ヶ月の間
子グマは緊張したまま



ずっと4本足で
《立ったままの姿勢》を



貫いていたとのこと



私に言わせれば
野生動物ですから当然のこと



野生動物に《安心して》
《寝てもらう》のは



至難のワザですけぇ!




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




何度も何度も
しつこいぐらい言っとりますが



日本国は
《国民の身の安全を考慮して》



野生動物を助けるな
野生動物は山に返せ



・・・という法律を作るのなら


なぜ
日本国が責任を持って



弱った野生動物を
助ける施設を作って



そこで保護育成しないのか?



母親とはぐれ
独りになった野生動物の子どもや



明らかに負傷している
野生動物を



ただ単に
「山に返せ」だけでは



自称・動物愛護家の私は
とうてい納得できんです。



国が
ちゃんと保護しないのに



国民に
「助けるな!」・・・はないじゃろ



『国が助けんのなら
私が助ける!』



この国で
動物を助けたいと思うたら



そ~するしかないじゃん!



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




栃木拠点で引き取ってから



良さそうなものを
食べさせたり



うちの先生たちの
努力があったりして



どうにか
子グマは元気を取り戻しました。



そして
うちに来て2日後



2020年12月23日



私は栃木拠点で
子グマと初対面しました♪





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初めて会った時の
ツキノワグマの子どもです。



子どもとは言え
さすが・・・クマ・・・



ものすごいオーラーを
放っていました。



怖すぎて
お腹までは見れないので



オスかメスかも
わからない状態でした。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




クマは山の動物だから



当たり前に
マダニは寄生しているハズ



・・・と思って



ブラベクトを付けて
マダニ駆除をしました。



案の定



その夜
マダニがポロポロ落ちました。



落ちたマダニは
しびれているだけで



まだ死んではいないので



《万が一》



同室のカンジや
ひろしに付くと困るので



老眼オバチャンは
苦労しながら



小さなマダニを拾い集めました。






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界面活性剤を混ぜた
水の中に



落ちたマダニを拾い集めました。





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爪は鋭く



絵に描いたようにクマ・・・





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那須烏山市の職員からは



「ドングリとニンジンが好きです」
・・・と聞いていましたが



その通りでした(笑)



子グマの様子を見ていたら
うちのケージより



那須烏山市役所内で
1ヶ月入っていた檻の方が



安心するみたいだったので



『この檻は
借りたままにしよう!』





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山と同じ環境にしよう
・・・と思って



試しに
ワラを入れてみました。



するとすぐに
その上で寝てくれました。



1ヶ月もの間
人間の前で



立ったままの姿勢を貫いていた
子グマが



人間の前で
普通に横になっとる・・・



《寝る幸せ》



これは
何物にも代えがたいものです。







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ワラは
気に入ったようです。



ええじゃん♪ええじゃん♪



《寝床作戦》は大成功♪





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寝床作戦が成功したから
・・・と言って



相手は野生動物
しかも・・・クマ・・・です。



一歩間違えたら
おおごとになります。



そ~なると
ケガをする私たち以上に



可哀そうな結果が
子グマの身に起きます。



私には



子グマを馴らすという考えは
モウトウありませんが



攻撃されない関係性は



きちんと
構築せねばなりません。







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寝床作戦のお次は
《食べ物作戦》を試みました。



子グマに
《いいこと》を覚えてもらいます。



このオバサンは
美味しいものを持っている・・・



そして



このオバサンの手は
美味しいものを与えてくれる



だから



このオバサンの手は
《敵ではない手》



これを完璧に
覚えてもらうまで



私は手から食べさせることを
続けました。





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クマの爪は武器ですが



猫の爪のように
出たり引っ込めたりはできません。



この爪で
引っかかれたら



そりゃ・・・ヤバい・・・と思いました。




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檻の隙間から
手がここまで出てきます。



その手は扁平で
器用そうにないのに



モノをつかむと離しません。
相当な筋力です・・・




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野生動物が
見たこともない人間に捕まって



まさかすぐに



その人間と
生活できるハズがありません。



うちに来てからも
子グマはヒマがあると



檻を
ガリガリ噛んでいました。






DSC_1998 (2)





その様子を
よくよく観察すると




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ガリガリやっているけど



実際には
檻を噛んではいないので



私は
ストレス行動だと思いました。



ストレスの原因は
《ここにいること》だと思いました。



・・・となると



できるだけ早く
生活に慣れてもらうしかない



そのために私は



できるだけ快適な暮らしを
提供せねばならん・・・



私の経験上
快適な暮らしの条件の中に



《不妊手術を施すこと》
・・・は必ず入ります。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




犬だって猫だって
鹿だって猿だって



小さい時に不妊手術をすれば



その時点で
精神的な成長が止まり



かわいらしい子どものまま



体だけが
大きくなっていくことになるので



動物と人間が
互いにうまく暮らしていけます。



私にとって
クマは未知の野生動物



動物園のように
クマを本能のまま育てる自信も



私には
1㎜もありませんし



子グマの不妊手術を
早く施すことにしました。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




不妊手術の日



麻酔がかかってから
お腹を見て



子グマは
男の子だとわかかりました。



『名前負けする』



・・・というジンクスを
信じきっている私は



子グマが
優しい子に育ってくれることを願い



あえて
強い名前を付けました。



《カツ》
これが子グマの名前です。



いかにも強そうでしょ♪





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カツの足は



漫画の世界で
描かれているように



まさしく扁平です。



犬や猫のような
しなやかさがないのに



走ると
こっぱ早んですよ・・・






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カツのしっぽも



他の野生動物と同じように
短くて



これで役に立つのか
・・・と思います。





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カツは
まだ子どもだから



キバは生えていませんが



歯は全体的に
人間の歯によく似た感じ



こんな形なのに



いろんなものが
噛みちぎれるわけだから



顎のチカラが
かなり強いんでしょうね・・・







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麻酔が効いている間に



一生に一度っきりの
抱っこをしました。



軽い!
これが私の感想です。



カツが捕まった時



獣医の見立てじゃ
20㎏ということでしたが



実際に
手術の時に体重を測定したら



8㎏しかなかったし



8㎏と言えば
小柄な中型雑種ですもんね



そりゃ~軽いですよね・・・






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去勢手術を終えたカツには
少しずつ



私たち人間と暮らすことを
学習してもらい



同時に私たちは



ツキノワグマに
ストレスを与えないよう



接し方や環境を



いろいろと
改善していきました。








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ポン菓子は大好物で
1粒ずつ食べます。



この写真は
たまたま床にばらまいてますが



指先に
ポン菓子を1粒乗せると



その1粒を上手に
舌で舐め取って食べてくれます。



舌は
やたらと細長く



木の幹の中にいる虫を
食べるために



進化したんだな・・・と思います。






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慎重に慎重を重ねながら
お世話をしていき



カツには毎日



『カツが思うほど
人間は悪くないんよ』



・・・と教えていきました。







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私は
栃木拠点にいる間は



なるべくカツのそばで
寝転がるようにしました。



カツは自分から
私の近くに来るようになりました。





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カツに
なにを食べさせるか



それは大きな課題でしたが



私が子どもの頃に
クマを飼っていたオジサンが



「クマに


肉の味を覚えさせちゃ
ダメじゃけぇ


ワシは
りんごを食べさせとる」



・・・と
言っていたのを思い出し



カツの主食は
りんごに決めました。






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カツを保護してから



いつも
うちの大動物たちに



少し傷ついたりんごを
大量に送ってくれていた



群馬猿ヶ京の車屋さんに



『至急りんごを送ってください!』
・・・とお願いしたり





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山形のまきねぇたちに



『売り物にならないりんごを
大量に送ってください!』



・・・とお願いしたりして



とりあえず
りんごを集めました。



そして
りんごだけでなく



クマが
成長するための栄養を含み



なおかつカツが喜ぶ
《カツごはん》を与えています。






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カツは
小松菜は茎の方が好きだから



葉っぱは
モルモットのチロル



茎はカツ・・・です。





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虫の代わりはいりこ



りんごは
しっかり洗って



頭とヘタを取り除きます。



これはカンジと同じです。




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本には



クマはジャガイモが好き
・・・と書いてありましたが



カツは食べません。



サツマイモやキクイモは
食べます。




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カツは



キャベツやレタス類は
まったく食べません。



果物なら
なんでも大好きです。





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いかにも
女子力が高そうな



バエル《カツごはん》



大根は食べなくはないけど
好きではないので



最後は大根だけが残り
白一色になります(笑)



こんな感じの《カツごはん》を
1日2食



おやつは
ポン菓子とかカステラ類



蜂蜜も大好きだから
舐めさせています。



そして私が
一番大事にしていることが



授乳時間です。



カツは
授乳が必要な月齢でもないけれど



クマも哺乳類ですからね



牛乳を
1日に2回《すいのみ》で



チュ~チュ~飲ませています。



カツは
幸せそうな顔をして



チュ~チュ~飲みます。



そして眠気が起きます。
ひろしと同じです。



市役所にいた時は



牛乳を
お皿で与えていたそうで



そ~ゆ~とこが素人じゃな
・・・と(笑)






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カツのフンは
ニオイはほとんどなく



食べたものが
ちょっとだけ砕かれていて



どちらかと言うと
まんま出る感じです。





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クマの
この半分消化体制が



《クマは森を守る》



・・・と言われているユエンかな
・・・と思います。



鹿や山羊のフンからは



植物が
芽を出すとは思えないけど



クマのフンからは
植物が芽を出す気がしますもんね・・・






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カツの
獣舎の建設が始まりました。



設計は
私と田原くんの合作



施行管理は
いつもの小出の大宮さんです。



『クマの獣舎を作る』
・・・と言ったら



大宮さんは何度も



「クマ?クマ?」
・・・と聞き返していました(笑)






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なるべく自然に近いものを
作りたかったので



あえて屋根を付けず
日が差して風が吹き



雨の日は
雨も降る遊び場にしました。



基礎の周りを
コンクリートで囲い



オール鉄の超・重い獣舎
フェンスのスパンは5㎝



木にも
少しだけ登れるように



鉄板で返しを作りました。







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南京錠の鍵は
中からも



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外からも使える仕様




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外から開閉できる扉は



年をとっても
ラクラク動かせるように



滑車もつけてます。




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ロープを巻き付けるフックです。





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もちろん
水道も完備です。




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み~くんと
電気工事の打ち合わせ



電灯だけでなく
エアコンもカメラもつきます。





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床面を水洗いして
乾かないことを想定し



寝床となる獣舎は
左右に2室作りました。




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このように使わない方は
扉を閉める感じです。





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獣舎は
ほぼ完成しました。




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チラッと
このブログに書きましたが



2月のよき日に



遊具を作る材料を購入し
遊具を作りました。





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遊具は《職人T》が
構想して作り上げました。



私の的確な指示は
『カツが退屈しないもの』



この一言です(笑)






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カツが
ここで退屈にならないよう



楽しい遊具を考えてくれたな
・・・と感謝しています。







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栃木県からは



クマの獣舎として合格!
・・・をもらいました。




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いよいよ
カツが獣舎デビューする日



山羊たちも



となりに誰が来るか
楽しみじゃね♪





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この時点でも



カツは
まだまだ小さな子グマです。



クマは3年で
成獣になるのだそう・・・





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まずは獣舎に
慣れてもらわなきゃ・・・



いきなり出したりせず
少しずつ少しずつ






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やがて
寝床となる小部屋から



デビュー



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クマは
こんな体型ですけど



羨ましいぐらい
運動能力は高いです。





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やっぱり登りますね!




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手と足とクチを使って
ウマいこと登ります。



・・・が
下りるのは苦手なようです。





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やっぱり
下りるのは苦手・・・




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1回30分の練習から始めて



何日か経ってようやく
遊ぶようになりました。





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・・・でも獣舎では
まだ緊張するみたいで



獣舎から戻って
部屋に入った方が



ボクは落ち着くそう・・・




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だってここが
ボクのおうちじゃもん・・・




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今でもカツは
昼間だけ獣舎で過ごし



夜は室内で寝ています。



私は
それでええと思うとります。




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カツは



まだ1歳にもならない
子グマです。



こんな小さな子グマを
獣舎を建てたからと言って



突き放すことは
私にはできません・・・




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噛んで遊べるように
消防ホースを巻いてみたり



いろいろ
バージョンアップしながら



私たちも
カツと共に成長しています。






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まんまるいカツの後ろ姿



お腹がいっぱいだと
カツはおとなしく



消化に専念している感じです。




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こ~して見ると
大きく見えますが





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チビデブのオバチャンと
比べても



ほら・・・まだ小っちゃいじゃろ♪





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カツを助けようと・・・



カツを
どうにか生かしてやりたいと・・・



お世話をしながら
懸命に行き場を探した



那須烏山市の農政課の
課長は



明日4月1日から
異動だそうで



先日



最後の挨拶に・・・と
カツに会いに来てくれたそうです。






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私たちは
それ相応の覚悟を持って



カツを
引き取ることを決めました。







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私たちの目の前で
へそ天で




平気で寝るカツは
まだ小さく



それだけ



私たちの責任は
重く大きいということですが





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危険な動物である
特定動物のツキノワグマの



子グマのカツを



引き取って4ヶ月が経ち
ここにきてようやく



日ごろより
ご支援いただいている皆さまに



カツの
《落ち着いた様子》を



ご報告できる運びとなったこと



私は心底
嬉しく思っております。





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カツは
特定動物のクマですが



差別も区別もなく
私たちと同じ命です。



どうか温かく



カツの成長を
見守っていただければと思います。



2021年3月31日



特定非営利活動法人
犬猫みなしご救援隊
中谷百里




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広島本部・3月30日

動物愛護行政において
超・後進国である日本では



全国的な問題として



行政機関による
犬猫の殺処分問題があります。



殺処分を回避するために
とりあえず



そこそこの町にある
民間の動物愛護団体が



収容された犬猫を引き出しては
アチコチに飛ばせば



《今日の殺処分》
・・・はクリアできますが



それでは



動物愛護団体が
つぶれたらど~すんだ・・・とか



譲渡先で
本当に幸せになっているのか



・・・とかの
大きな不安が残り



根本的な解決にはなりません。



殺処分問題を
根本的に解決するには



そこの町の行政機関と
民間の動物愛護団体が



《なりふり構わず》協力し合って



目に見える
《結果を出しながら》



そこに住む
《住民の意識を変えていく》



・・・しかないのです。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




犬猫みなしご救援隊が



広島県内にある
すべてのセンターから



殺処分対象となった
猫全頭の引き出しを始め



今年で8年目



もちろんその間には



私と行政との間では
いろんなことがあり



一朝一夕に
ここまで来たわけではありませんが



この7年の間に
各センターの職員が



市民・県民への説得を
必死でするようになって



市民・県民の考え方や
意識が



「野良猫を見かけたら
TNRしよう」



・・・という方向に変わっていき



猫の収容頭数が



最高年度の
4分の1まで減少し



オモロイほど
《努力と結果が結びついています》



私の予定だと



いずれ
広島県内のセンターには



負傷猫しか
収容されなくなります。



その日のために



犬猫みなしご救援隊
広島本部の者たちは



どんな負傷猫が来ても
助けることができるように



負傷猫の治療と
負傷猫のお世話のスキルを



上げる努力をしています。






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3月12日に
広島市のセンターから



かろうじて頭を上げれるぐらい
衰弱した状態で



うちに来た子です。





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うちに来た日のメモ書き通り



広島市のセンターでは
2日間治療をしたみたいです。





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その後
うちの者たちの努力により



メキメキと状態を上げ


すでに
避妊手術も済ませました。



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同じく3月12日に
呉市のセンターから来た



負傷猫は




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首しか動かないし



血尿が出て
内臓損傷もありうる状態でした。



確実に
数年前ならセンター内で



安楽死していたケースです。






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自力排尿&排便は
できないけど



ごはんを
しっかり食べるようになり





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血尿は



事故による
一時的なことだったようで



《簡単に》
安楽死を選ばない



呉のセンターの体制のお蔭で






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この子もまた
避妊手術も終え



さらに状態がよくなり



今では
《ただ立てないだけ》で



それ以外は
まったく普通の生活をしています。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




広島県のセンターから来た
負傷猫は



どんな経緯をたどって
県のセンターに収容されたのか



私には
知るヨシもありませんが



間違いなく



骨折の手術を終えた状態で
うちに来ました。






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・・・が
来た時の見た状態では



縫合付近の皮膚が
気味の悪い色をしていたので



うちの者たちは全員
手術での感染を疑いました。





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うちに来てからは
感染を止める治療と共に



強制給餌をしていきました。



骨折の手術をした割に
2週間が経過しても



手はブラブラで
いかにも怪しい・・・





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状態は悪くなる一方・・・



『これはまともじゃない!』



『問題は
骨折の手術部位にある』



・・・と判断し



最悪は
断脚も視野に入れ



骨折部位を
開けてみることにしました。






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麻酔をかけて寝かせた後に
腫れた部分を触ったら



膿が出てきました・・・



猫の皮膚は硬いから



それが爆発する時点で
すでに


深い部分まで
腐食が進んでいる証拠です。





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縫合糸を取ったら



そこから
一気に膿が出てきました。



最悪の事態だと判断して
断脚しましたが



感染は
脇から胸筋肉にまで広がっていて






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私の中では
麻酔から目覚めないかも



・・・と
思うぐらい悪い状態でした。



『これは
高度医療に頼るしかない!』



・・・と思い
岡部先生に相談しました。



そして



岡部先生がこの子に合う案を
見出してくれ



藁をもすがる思いで
それに集中していきました。





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お陰様で
今は食欲が出て



ロイカナセンシブルを
バリバリ食べています。



このままもう少し
治療を頑張ってくれれば



感染も
抑えていけると思います。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




広島県内にある
4つのセンターの職員は



簡単に
安楽死させる道を選ばず



よほどの負傷でない限り
助けようと頑張っています。



その結果



うちには
負傷猫が続々やって来ます。



それに加えて



うちは一般の方からの
終生引き取りもしているので



負傷や衰弱した猫が
同時に5~6匹来たりもします。



それは一見
大変なようですが



ありがたいことに
私は



信頼できる獣医さんや
人間のお医者さん



※※人間治療は応用できます。



はたまた稀有なケースを
経験したことがある



ボランティアさんや
飼い主さんたちから



いろんな知恵を
教えてもらえますし



この厳しい経験は



やがて
芽を出し実を結ぶものだと



信じております。



・・・なので
負傷した子や衰弱した子こそ



『ようこそ
犬猫みなしご救援隊へ』



・・・です♪




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昨日の夕方



広島市のセンターから来た
負傷猫です。




事故に遭ったんでしょう・・・
顔面強打していますね・・・




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クチの中を見ると



もともと
舌炎とかがあったみたい



結構な
お年寄りだと思うしね・・・





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運よく
顎の骨は割れてないけど



こんな感じだと



鼻腔内に
血が溜まっているかもですね・・・




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今朝早くの様子は



昨日よりは
腫れが引いているし



このまま痛みを取りながらの
治療をしていけば



なんちゃないぐらい早く
回復すると思うので



私的にはすでに



加齢による腎臓の衰えの方が
気になり始めています。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



負傷・・・と言えば



ハクビシンの
ペッピ~ちゃんも・・・




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ペッピ~ちゃんを
保護した時



こんなに長く生きてくれるとは
想像もできなかったけど



福島からうちに来て
もう10年ですからね♪





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ペッピ~ちゃんも



年を取って
ズブくなって(笑)



こんな横着な食べ方をしたりして(笑)





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ハンモックの内側は



エイデン&アネイの
モスリンコットンだし♪



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




負傷鹿のパンくん



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




いい季節になったので
パンくんは毎日



桜の花びらが舞い散るところで



お花見チックに
青草を食べています。





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鹿は



農作物を荒らすという理由で
害獣指定されていますが



私に言わせれば



そんなものは日本国の
勝手なくくりで



鹿は普通に
野生の動物です。







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鹿は害獣だから
年間〇頭は必ず殺しなさい



・・・と言って



鹿を殺すための予算を
県のレベルで



毎年出しているわけですが



そんな非人道的な予算を
出すぐらいなら



山を整備する予算を
引き上げるべきですよね!



山を整備する事業は



どこの県も
入札募集をしているけど



たいがい
どこも入札しないんだって・・・



なぜなら
予算が低いから・・・



もし・・・それが本当の話なら
かなりバカでしょ!






DSC_4385





とにかく私は



すべての鹿を
助けることはできないけれど



目の前の負傷鹿ぐらい
全力で助けたいと思います。





。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




疥癬タヌキ



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




タヌキは
疥癬に親和性が高く




ちょっとでも
食べる物がなくなったりして



免疫力が落ちたりすると
簡単に疥癬になり



治療しても
なかなか治りません。



・・・で
疥癬の元であるヒゼンダニは



誰かからうつる
・・・と言われていますが



私の経験では
《元気な時はうつらず》



うつるときは
《いかにも疲れている時》



・・・なんですよね



見ていたら
犬や猫もそんな感じで



劣悪な環境で



安価な国産ドライフードを
食べていたり



免疫が落ちた
お年寄りだったりすると



疥癬になりますね



この私の
言い分からいくと



疥癬になってる子には
ヒゼンダニを殺すと同時に



しっかり
栄養を与える必要がある



・・・ということになります。







DSC_4339




3日前に
広島市内から来た



疥癬タヌキです。



かなりの重症です・・・





DSC_4342




それにしても



こんなタヌキを見捨てないで



うちに連れて来る
奇特な人がいるのだから



世の中
捨てたもんじゃないねぇ♪






DSC_4340





タヌキは疥癬になると
たくさん水を飲みます。



それぐらい
脱水状態になるので



うちでは毎日
補液をします。






DSC_4341





そして


なぜだか
理由はわかりませんが



疥癬タヌキは
体温が低くなりやすく



低体温症で
死ぬ可能性があるので



うちでは
真夏でもない限り



疥癬タヌキのケージの前で
石油スリーブを焚きます。






DSC_4345




疥癬タヌキのケージを
段ボール箱で囲う理由は



他の子に
うつさないためではなく



寒さ対策として



正面で焚いているストーブの熱を
逃がさないためです。



今の時期
元気な私たちにとっては



石油ストーブは
暑くてたまりませんが



しばらくの辛抱です。





DSC_4389





翌日には
ヒゼンダニの成虫は死にます。



すると痒みは
嘘のように治まるので



丸まって
ぐっすり寝るようになりました。



《寝る幸せ》



私は
全ての動物たちに



この幸せを
知ってもらいたいと思います。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。






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広島本部・3月29日

広島本部の裏の桜は
いつの間にか満開を過ぎ



静かに
散り始めています・・・





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桜の木の下は




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もったいないほど
桜の花びらが落ちています。




DSC_4338





排水路に落ちた花びら
キレイですね・・・



キレイなまま散るからこそ桜
・・・ですもんね



・・・でも
できれば



枯れてから落ちて欲しいと
私は思います。



こんな図太い私にも
10年経ってもなお



福島原発圏内での活動による
トラウマ的なものが



たくさんあって



その中のひとつが
満開の桜でね・・・



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



2011年4月の
富岡町夜の森は



車が1台も通らないから



まんま落ちた花びらで
道路がビッシリ覆われており



道路の両サイドに咲く桜と
地面に落ちた花びらで



見える世界は桜色一色でした。



その光景は
人々の営みがある場所だと



絶対に
ありえないことです・・・



私たちが当時
保護活動に使っていた



マイクロバスが通り過ぎると



舞い上がった
ピンクの桜の花びらで



一瞬
後ろは何も見えなくなり



落ち着くと



道路に
2本のタイヤの跡が残ります。



次の日は
また再び道路が



桜の花びらの
じゅうたんになっていて・・・



そこだけを切り取って見たら



『美しい』以外の形容詞は
ありませんが



現実は
その美しい町には



時の政府から見放された
犬猫たちがいるわけで・・・



福島原発圏内には
夜の森だけでなく



美しい桜の名所は
たくさんありました。



・・・が



そのどこにも



時の政府から見放された
犬猫たちがいるわけで・・・



あぁ・・・また・・・



怨みつらみを含む
湿っぽい話になっちゃいましたね



気持ちを
切り替えましょう!




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



周防大島



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




私は20年ぐらい前に



広島市内から
車で1時間ちょいのところにある



山口県の島周防大島で



周防大島八十八ケ所参り
・・・をしていました。



その頃には



野良猫を
あんまり見かけなかったのですが



その後



引っ越してきた人たちが
無責任に餌をやって



野良猫が増え



最近は
個人ボラさんたちが捕まえては



広島まで搬送して



広島本部TNR一斉に
参加する形で



島の猫たちの
TNRをしておられます。



その中の1人の個人ボラさんが



2月から
手掛けておられる現場が



これまた厄介なとこでした。



まぁどこの町でも
無責任な餌やりってのは



老若男女を問わず



話を聞かない人や
約束を守らないが多く



私たちは
餌やりに腹を立てながらも



「猫のため」「猫のため」
・・・と



呪文を唱えながら
活動しているわけですが



《話を聞かない餌やり》が
外国の人だったら



なおのこと
話が進まんのですよ・・・



今回の餌やりは



島の人と結婚した
フィリピンの女の人でね・・・



若いころ
フィリピンパブを経営していた私は



フィリピンの人の言動や



フィリピンの人と結婚した
日本人のオッサンの言動も



なんとなく想像がつくので



私が直接
餌やりと話をしていたら



ケンカになっていた
・・・かも知れませんね



※※もともと私は
すぐにケンカするしね(笑)



詳しいことは
ここでは書けませんが



いろいろと
面倒くさい現場だったけど



ボラさんは根気強く捕獲して
25匹の手術が終わり



その現場の未手術は
メス2・オス4になりました。



もちろん



餌をやっていたフィリピン人も
その旦那の日本人も



TNRの費用は
1円も払いません!



個人ボラさんが
文句も言わず1人で



費用の負担をしておられます。



昨日の
広島本部TNR一斉にも



この現場の子たちは来ました。







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この現場は以前



どこかの誰かが介入して
募金活動等をしたみたいですが



本当に
TNRを実行したのは



私が知っている
個人ボラさん1人です。



こ~ゆ~
《やる前からお金集めをする人》



多いですよね・・・
困ったもんです・・・



皆さまも



《やる前から》
お金を集める活動話には



注意をしてくださいね♪



世の中には
オレオレ詐欺も多いですが



ヤルヤル詐欺も多いですからね




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



メス猫に多い子宮の病気



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




今回の
広島本部TNR一斉では



妊婦も多かったですが
子宮の病気を持っている子も多く




メス猫の避妊手術は



《望まれない命を増やさないため》
・・・だけでなく



《子宮の病気からメス猫を守るため》
・・・でもあるなぁ



・・・と
つくずく思いました。



自称・愛護家としては



もはや



猫の避妊手術を
反対する理由は1㎜もない



・・・と言い切ります!!





DSC_4362




「妊婦です」
・・・と連れて来られた子は




DSC_4363




妊婦ではなく
実は子宮水腫でした。




DSC_4372




この子も



「お腹が大きくなった」
・・・と連れてこられましたが





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子宮蓄膿症でした。



DSC_4368





この子の餌やりさんは
何も気づいていませんでしたが





DSC_4367





子宮の中には
膿が溜まっていました。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




今回もありましたが



子宮の中で



赤ちゃんが
亡くなっている場合もよくあります。



それは



何匹かいる中の一部が
亡くなっていたり



赤ちゃん全員が
亡くなっていたり・・・



子宮の中で
赤ちゃんが亡くなってしまうと



中で
とけている感じだったり



反対に
石膏化している感じだったり



いろいろですが



明らかに
色が悪いのでわかります。



猫の世界では



お腹の中で
赤ちゃんが亡くなってしまうことは



決して
珍しいことではないのです。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



そして
今回の極めつけは・・・



誰が見ても
大きなおなかを抱えていた子を



手術代に乗せると



お腹の腫れ具合が変・・・
妊娠じゃない???



じゃあこのデコボコは何??
・・・と騒動になり



4人の先生たちが



1台の手術台に
一斉に集まりました。



私は
ちょっと怖くなったので



待機室に逃げました。



「水腫だ!」
・・・と言う声に



水腫なら見ても怖くないか
・・・と思って近づくと







1




バルーンアートのような
子宮水腫が出ていました。



WAO~~ッ!!





DSC_4365






悪いモノなのに
血管がこんなに太くなっていて



『水腫のくせに
生意気に栄養を摂るなや!』



・・・と思いました。







DSC_4366




小柄な猫から
こんな大きな子宮水腫が出て・・・



よ~生きとった・・・



いつから溜まり始めたのか



お腹は
痛かったじゃろうねぇ・・・





DSC_4370





重さは
1.5㎏もありました・・・



そして
何回見ても腹立つぐらいの血管



なに!この血管!



腫瘍のくせに
どんだけ栄養を摂っとるんや!!



この子の餌やりさんは



「妊娠していると思ってました」
・・・そうです。



もちろん私も
この子を見た時はそう思いました。



《お腹が大きいのは妊婦》



それは
間違った見解だということ



メス猫には
子宮の病気が多く



子宮の病気でも
お腹は大きくなる・・・




もう一度言います。



メス猫の避妊手術は



《望まれない命を増やさないため》
・・・だけでなく



《子宮の病気からメス猫を守るため》
・・・でもあるのです。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。






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広島本部・3月27日

私は


犬猫みなしご救援隊の
代表者ですから



広島本部と栃木拠点
どちらも



動物たちが暮らすには
日本一の施設だ



・・・と
自信を持っておりますが



どちらの施設にも
ひとつだけ



足りないものがあるんですよね・・・



それは・・・何かと言うと



小川・・・
小さな川です。




DSC_4266_copy_800x600





これぐらいのね
小さな川が欲しいのです。



雪解け水が山の中を通って



流れ出てくるわき水が
チョロチョロ流れて



そこで
犬も猫も水を飲み



犬猫が来ない
ちょっと広いところでは



川の魚が泳ぎ



野生の
カモやホシハジロたちが



プカプカ泳ぐ・・・





DSC_4265_copy_800x600




水辺には
菜の花が咲きコスモスが咲く



こんな場所があれば
・・・と思います。



ないものを
羨むぐらいなら



自分で作れ!
・・・が私のモットー



やっぱ作るしかないかな



な〜んてね♪




DSC_4269




広島本部の裏にある
防波堤に上がると




裏山は
カルスト台地かと思うぐらい



山桜が白々と
点在しています。



その分
植林された杉が悲しいですね・・・



日本の杉は
いい木ですけど



輸入木材にはかなわなくて



日本の林業自体も
廃れつつある中



植林された杉たちは
将来的にど~なるんじゃろう
・・・と思います。





DSC_4270




土砂崩れが起きた場所も
すっかり整備され



最初から
あんな風な山だった気すらしてきます。





DSC_4272




カンジ大明神が掘りました。



うちのカンジは
土を掘りおこして



草や木の根っこは食べますが
ミミ〇は食べません。



自分が掘って
出てきたミミ〇も無視するし



田原くんが与えたミミ〇も
無視するそうです。






DSC_4273




私の知り合いが飼っている
イノシシも



ミミ〇を食べないそう・・・



《イノシシは
ミミ〇が好物だ論》には
無理があるかな
・・・と思います。





DSC_4274




イノシシは



真正面から向かって来る
イメージがありますが



猛進して
相手にぶつかったんじゃ



自分も共倒れになるので



突っ込むような
バカな事はやりません。






DSC_4276




うまいこと
手前で急ブレーキをかけ



寸前の位置で
クルッと方向転換します。



DSC_4277





その方向転換の時に



キバで
相手を傷つけるのが



イノシシの戦法



カンジも興奮すると
そのような動きをします。




DSC_4281



・・・が



カンジは
ウリ坊の頃に去勢したので



イノシシ特有のキバも
生えないし



性格もウリ坊のままだから
怖くありません(笑)




DSC_4282




イノシシは



ウリ坊の時に
避妊・去勢手術させすれば



野生動物とは思えないほど
飼いやすく



人なつっこい
最高の伴侶動物になります。




DSC_4284





生カンジを見た人は
みんな



イノシシのイメージが変わった
・・・と言います。



知らないってことは
罪なこと・・・



私は日本中の人に
生カンジを見てほしいと思います。



そして
イノシシの生態を



ちゃんと
理解して欲しいと思います。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




お久しぶりの
本館2Fの犬たちです。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



ここは
お年寄りだったり



野犬だったり
傷病を抱えていたり



事情がある子が
暮らしています。






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野犬のヤクシです。



瀬戸内海の
しまなみから来ました。




DSC_4309




ヤクシの先輩の
カノンです。



ヤクシより野犬色が強く
知らない人を見たら



逃げまどいます。



部屋の中だと強くて
吠えまくります(笑)





DSC_4310





呉のセンターから来た
竹男です。



鼻先がないけど



誰ともモメんし
超ええ子なんです!!






DSC_4311





おっとっとです。



前足が両方先がないけど
うちで暮らすには無問題!!





DSC_4313





多頭ストレスで
親兄弟が喰い殺す中



運良く
生き延びたアコです。



今でもアコは



パニックになると
見境がなくなり



クレイトを
簡単に嚙みちぎるので



みなしご特製の
ステンレスケージにしてます。





DSC_4303





福島被災犬のタロウです。



1日のほとんどを
寝て過ごしますが



たまに
こうして起きて歩きます。





DSC_4305





同じく福島被災県の
松本ピースです。



松本ピースは
ガッチリした体形の大型犬で
性格も
男らしい子でしたが



10年ですからね・・・




DSC_4304





ピースのご家族は
震災前の楢葉町に帰られてますが



ご家族も
高齢になられているし



今さら
お年寄りのピースを動かすのも



・・・ということで
うちにいます。





DSC_4316





広島市のセンターから来た
えびぞうと



栃木拠点から移動させた
らぶちゃんです。





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立っているのは
15年前に埼玉から来た福ちゃん



寝ているのは
福山のセンターから来た



薔薇子です。





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薔薇子も
お年寄りになってから



捨てられました・・・




DSC_4327




黒い子は
うちで年を取っていったペコで



痩せている子は
広島市のセンターから来た鈴です。



鈴は
事故に遭ったまま放置されたため



足は固まって動かず
肩の関節もたびたび抜けます・・・



ガリガりに痩せているけど
食欲は旺盛なので



まだ頑張れそうですよ♪






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今年の始めに



大きな大きな
精巣腫瘍を摘出した



ジョ~じいです。





DSC_4325





お年寄り犬ではあるけど



キレイに治って
ええじゃない♪



こ〜いった外科手術の経験が
豊富なことも



うちの強みですよね






DSC_4314



眉間のイボが
大きくなったメグですが



自壊はしなさそうで



お年寄りの中では
一番シッカリしています。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




犬を飼う
・・・ということは



その子がお年寄りになって



どんなに
手がかかったとしても



当たり前に介護をすること
・・・です。



・・・なのにどう?



「年を取ったから
殺処分してください」



・・・と



年を取った犬を
センターに連れて行くクソな飼い主や



居なくなっても
探しもしないクソな飼い主が



世の中には多すぎる!!



そして
おもろいことに



犬や猫を
捨てる飼い主に限って



不妊手術をしていない・・・



これ
おもろいデータでしょ!



犬を飼うということは
ちゃんと不妊手術を施し



なにがあっても最期まで
その子に対して責任を持ち



最期の最期まで
愛情を持って看取ること



そして



最期の瞬間まで
命を惜しむこと



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




うちには



生まれたてから
お年寄りまで



人間の身勝手によって
捨てられた子たちが



たくさん暮らしています。





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生まれたばかりの
赤ちゃん子猫は



なにより繊細で
なにより危うい命だから



お世話には
神経を使います。




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この子たちのお母さん猫は
今どうしとるじゃろう・・・



探して探して
あきらめたかねぇ・・・



あなたの子どもたちは



広島の山の中にある
オレンジ色の建物の中で



元気に生きとるよ〜ッ!



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延岡TNR一斉


3月22日に
広島本部を出発した



みなしごバスは



鹿児島・延岡とTNR一斉を終え



本日3月26日
広島に向かって走っています。



夕方には到着します。



。。。。。。。。。。。。。。。。。



さて



私の負傷している
左手薬指ですが



負傷から1週間が過ぎても
なかなか痛みが取れず



あらかたの人たちの
読みどおり



私も
骨折だと思ってますが



膿と言うより
ショウ液みたいなものがたまり



それが引くまでは
不快な痛みが続いてる感じです。



・・・が
これはあくまで



《痛みに超弱い》私の
言い分だから(笑)



普通の人なら
なんちゃない痛みかもです。



いずれにしても
危うい感じなら



さすがに私も
お医者さんに行きますから



そこらの心配は御無用です。



骨折だとしても
結局は安静にするしかないし



指骨折とかは
時が解決するヤツだし



ラッキーなことに
私の薬指の先は



下に向いたり
上に向いたりしてなくて



お隣さんの
中指側に向いたから



添え木的なモノもいらず




ちょっとばかし
中指が窮屈がるぐらいです。




それに・・・



トラバサミに掛かり
手足を落とした動物たちの




苦悩を思えば



私の薬指は
血の1滴も出てないし



薬指が
落ちたわけでもないし



行く先々で
みんなから心配してもらい




『痛いから』
・・・という大義のもと



なにもしなくて
文句だけ言っとけばいいし




『この生活も悪くないな』
・・・と思うぐらいな状況です。



・・・ただ・・・痛いのよ(笑)



自分でも笑うしかないぐらい
痛いのよ・・・(笑)



。。。。。。。。。。。。。。。。。



まだ3月だと言うのに
延岡でも私は



半袖Tシャツ1枚で過ごしました。



こ〜なると
妊婦も多くなりますが



憎きマダニも出てきます。




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黒光りな小さな丸いのが
マダニで



まだ稚ダニです。



マダニは3000個の卵を産む
・・・と言われていて



近場で一気に孵化するから



100匹や200匹の稚ダニを
頭部などにつけてる子もいます。



とにかく
鹿児島・延岡には



マダニがたくさんいました。



ノミ・マダニが
たくさんいる場所こそ



薬効が3ヶ月と長い
ブラベクトをお勧めします。



他にええものが
発売されない限り



犬猫みなしご救援隊では
ブラベクトを使用します。




終生飼養の子たちも
ブラベクトですが



TNR一斉に来た子たちにも
ブラベクトを使っています。



自称・動物愛護家



動物の利益になることなら
なんだってやります!




DSC_4249_copy_800x600_1



もちろん抜歯もしました。



私は
野良猫の捕獲チャンスは



1度きりだと思っているので



私たちのTNR一斉に
来た子には



抜歯に限らず
最善を尽くします。



私は中谷百里
自称・動物愛護家です!





DSC_4261_copy_800x600



やっぱり



発情期は子宮が病気な子が
増える気がします。



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子宮に病気を持っていても



見た目じゃ
わからない子も



たくさんいますねぇ・・・



。。。。。。。。。。。。。。。。。



オス猫のケンカ傷


。。。。。。。。。。。。。。。。。





オス猫は去勢手術をしたら
ケンカをしなくなります。



去勢手術をしないと
どんなに弱っちい子でも



オス同士のケンカに
巻き込まれます。



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ケンカ傷です。


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カサブタを取ると
歯型まで出てきます。



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ケンカ傷こそ青い薬




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せっかくの男前が
台無しだよ!



負傷者の私なりに
拭き取りました。



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ごめん・・・




この程度の仕事しかできなくて・・・




DSC_4263_copy_800x600



こちらも
あれまぁ!な傷



2本足で立ち上がってまで
戦ったんでしょう!




DSC_4264_copy_800x600



もうケンカせんでええよ!



余生はゆっくり
日向ぼっこしながら・・・ね



。。。。。。。。。。。。。。。。。



スコティッシュフォールドは
骨の異常です。



かわいい!なんて言うな!



スコティッシュフォールドの
血が入ると



骨の異常だけが
脈々と受け継がれていき



どこまでも
どこまでも



骨の異常が続いていきます。





DSC_4259_copy_800x600



この子も耳先が異常



耳の中は
複雑に骨が湾曲し



風通しが悪く
外耳炎になりやすくなります。





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ほら・・・やっぱり!



耳の中が黒いでしょ!




。。。。。。。。。。。。。。。。。



今回こそは
ひろしと



ひろしのお母さん猿が
亡くなった山に



手を合わせに行きたかったのに



妊婦も多く
一級耳カット師の負傷もあり



ギリギリで終えたので
バタバタ帰ることになりました。



1616742303552_copy_800x600



夕陽がまぶしくて(笑)



次回
延岡は9月かな・・・



。。。。。。。。。。。。。。。。。



ウダウダやってたら
広島に着きました♪


。。。。。。。。。。。。。。。。。



テンちゃんも

みなしごバスからおうちに帰ります。



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テンちゃんは
まんま抱っこで



あっち行ったり
こっち行ったりです。




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満開の桜とカンジ


・・・とオヤジ



。。。。。。。。。。。。。。。。。



広島本部の
宅配受付に行くと



皆さまから



たくさんの
ロイカナ子猫用ミルクが



届いておりました。
ありがたい事です。



私が整理していた者の
顔を見て



『いっぱい来とるのぅ』
・・・と言うと



「ハイ!」
・・・と目を輝かせておりました。




日本一殺した県から
猫全頭を引き出すと決めた時



笑われもしましたが



「無理だ」
「崩壊するぞ」



・・・と
マイナスな事ばかり言われました。



気づけば
あれから8年ですよ・・・



うちの者たちは
私が描いた結果に向かって



歯を食いしばって



この春の繁殖期を
乗り越えています。



皆さまからご支援いただく
粉ミルクは



赤ちゃん猫たちを
育てるだけでなく



すなわち《応援の声》として



夜も寝ないで交代で



何百匹もの乳飲み子を育てる
うちの者たちにも




とっても大きなエールとなり
心の栄養となっています。



引き続き



ご支援のほど
宜しくお願い致します。
お知らせ
東日本大震災記録本
【鼓動】
絶賛発売中
『NPO法人 犬猫みなしご救援隊公式チャンネル』のチャンネル登録よろしくお願いします。
住所
コールセンター
080-3522-3745


広島本部

〒731-0234
広島県広島市安佐北区
可部町今井田690-1

FAX:082-815-2711

栃木拠点

〒325-0014
栃木県那須塩原市野間
308-1

FAX:0287-74-5038



中谷PCアドレス
nakatani@minashigo.jp
社会貢献支援財団


平成24年度
「東日本大震災における
貢献者表彰」で
NPO法人
犬猫みなしご救援隊が
受賞しました。
振込口座
支援金は

<銀行口座への
お振込をご希望の方>

■東京三菱UFJ銀行 
広島支店
普通預金 0348748
特定非営利活動法人 
犬猫みなしご救援隊 
理事長 中谷 百里

■広島銀行 安(やす)支店
 普通預金 3102619
NPO法人 
犬猫みなしご救援隊

■ジャパンネット銀行
 本店営業部(001)
普通預金 3989953
特定非営利活動法人 
犬猫みなしご救援隊

<郵便振替口座への
お振込をご希望の方>

■口座番号: 
01320-2-47269
■口座名義: 
特定非営利活動法人 
犬猫みなしご救援隊

まで
宜しくお願いいたします。

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