NPO犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

犬猫みなしご救援隊の日々の活動を通じて 一緒に動物愛護を考えてみませんか・・・

2020年07月

備前TNR一斉

2020年7月29日
第3回・備前TNR一斉


。。。。。。。。。。。。。


岡山県は広島県の
隣県ですが

同じ岡山県でも
備前市は

兵庫県境にある町だから

広島から行くには
ちと遠い・・・

前日から備前入りしないと

翌朝のTNR一斉開始時間には
間に合いません。

・・・し

備前TNR一斉の
リーダー橋本さんと

色々打ち合わせもあるし

・・・で私は
前日の夜7時に備前に到着

橋本さんは
阪神淡路大震災の時から

山口先生らと
TNRを始められた

私の大・大・大先輩で

体調不良で10年ぐらい
TNRを休んでおられたところ

ひょっこり私と出会って
TNR熱が再燃した

・・・という感じ

橋本さんの人脈と
私の行政対応経験(笑)を足せば

おそらく

まぁまぁな事は
できるだろうから

『一緒に
備前市を変えていこう!』

・・・と
タッグを組んだわけです♪♪




DSC_0092_copy_800x600



橋本さんが経営している
夜のお店は

臨時の猫の待機場
・・・になっていました。




DSC_0093_copy_800x600



そこには

捕獲器に3匹で入った
母子もいました。

3匹ってね・・・かわいい♪




DSC_0132_copy_800x600



今回も会場は前回同様

備前市役所日生支所の
防災センター


DSC_0131_copy_800x600




ここは広いし
空調設備も整っていて

最高です。




DSC_0110_copy_800x600



執刀医は同期コンビ

栃木拠点の副院長の
千葉先生と



DSC_0109_copy_800x600
 

岡部獣医科病院の
岡部院長

  

DSC_0100_copy_800x600


港の猫たちは
捕獲器に2匹で入るのは

普通にアリみたい(笑)


DSC_0101_copy_800x600



ほら



DSC_0102_copy_800x600






DSC_0104_copy_800x600



備前市役所の職員も
朝からバタバタとお手伝い

備前市が

クラウドファンディングで
TNRの資金を集めて

私たち民間が
TNR一斉を実行する

官民一体事業です。

みんなで
《小さな命を守る》

なんて素晴らしい事♪♪





DSC_0129_copy_800x600



術後1匹ずつ写真を撮って
市役所に提出します。



DSC_0097_copy_800x600


オスはケンカ傷が
絶えませんねぇ・・・



DSC_0098_copy_800x600


何気ない
引っ掻き傷ですが

よく見たら深いから



DSC_0099_copy_800x600


青い薬を・・・


DSC_0117_copy_800x600


こんな見た目でも
カサブタの下は



DSC_0118_copy_800x600

 
ぱっくり穴・・・


DSC_0119_copy_800x600



こ~ゆ~傷によく効く
青い薬



DSC_0126_copy_800x600


汚れ程度でも 
よく見ると



DSC_0127_copy_800x600


穴・・・

これも青い薬



DSC_0107_copy_800x600


片目が見えず
耳も聞こえないらしく

シッポの先は赤身




DSC_0106_copy_800x600



よく見かけるシッポのケガ

赤身になったら
なかなか治らんですよね

室内ならまだしも

外生活だと
ヒドくなる可能性もあるし

断尾しました。



DSC_0105_copy_800x600



私たちのTNR一斉だと
これも無料

特別な治療だけど
特別料金はいただきません。

『これからも
頑張って生きてね』

・・・と願う
私からのエールですから




DSC_0108_copy_800x600



抜歯もしました。

これも無料!

タマだけ取って
あとは頑張れって

そんな冷たい事はできません

私が冷たいのは
人間に対してだけです♪



DSC_0116_copy_800x600



猫は
歯が悪い子が多いです。

歯はなくても
普通に食べれますし

口内炎にもいいし

歯や歯茎に問題があって
ヨダレが出ていたら

歯を抜くべきです。

抜く先生は大変ですけど
私はソコは考えません。

人間には冷酷なので・・・




DSC_0115_copy_800x600



稚ダニです。
やはりいましたね!

日本中
どこにもいるマダニ

私たちのTNR一斉では
ブラベクトを使いますから

3ヶ月は
ノミ・マダニの恐怖から

オサラバできます。



DSC_0120_copy_800x600


多頭飼養現場から来た
成猫は

子宮蓄膿症の子が多いです。

生活環境が汚いから
バイ菌が陰部から入り

子宮で増殖する
・・・このパターンです。




DSC_0095_copy_800x600



手術済みの子ですが

腹筋をナイロン糸で
縫っているから

ナイロン糸が見えます。



DSC_0096_copy_800x600



私はこ~ゆ~のを見たら

腹が立って腹が立って
かなわんです。

猫だから・・・って
安い糸で済ませるなんて

獣医である前に
人としてどう?

想像してみてください!

あなたのお腹に
死ぬまで残るナイロン糸

値段が高い安いと言っても

たかだか
何百円・何千円の世界

獣医ともあろう人が

それぐらいを惜しむなんて
寂しすぎるじゃろ!

私は
こんな身なりですけど

動物にはお金を使いますよ

それが私の
人としてのプライドですから





DSC_0113_copy_800x600



今回の備前TNR一斉には

春生まれの子も
たくさん来ていました。



DSC_0114_copy_4032x3024



子宮&卵巣を取り出しても
この傷で済むわけだから



DSC_0112_copy_800x600



私たちのTNR一斉に参加した
猫たちはラッキ~です。

当然とける糸を使うし
傷は小さいし

いろんな医療を受けられて
耳先カットも美しい♪

耳先カットは

自称・日本一のカット屋が
カットしてますからね♪♪




DSC_0128_copy_800x600



TNR一斉は
準備も片付けも大変ですが

やりがいは100%



DSC_0130_copy_800x600




お昼ごろに
激しい雷雨があり

どうなることかと
思いましたが

片付けの頃には雨もあがり

今回もまた
天に助けられ無事終了



。。。。。。。。。。。。。



片目がなくて耳が聞こえず
TNRで断尾した猫は

お世話さんから頼まれて

終生で
引き取る事になりました。



DSC_0133_copy_800x600



それが・・・超野良で

シャ~シャ~
ひどいこと怒ります(笑)


。。。。。。。。。。。。。



どこの町にも

わからず屋の
コンコンチキはいるもんで

備前にも

《たった1匹の猫も許さん》
コンコンチキがいて

TNRして
お世話している人も

コンコンチキの苦情に
堪えられなくなったとの事

その子の身の安全も考えて
終生で引き取りました。



DSC_0134_copy_800x600



コンコンチキに
嫌がらせされたんじゃろ

長いこと辛抱したね

ヨシ!
一緒に栃木に行こう!



広島本部・7月28日

今日は28日
お不動さんのご縁日

健空阿闍梨による

有縁無縁一切の動物霊位の
供養会でした。

・・・で私は今から

岡山県備前市を目指して
出発します。

明日7月29日は
【備前TNR一斉】

備前市でのTNR一斉は
日本で唯一のやり方なのですが

備前市がクラウドファンディングで
100万円のTNRの資金を集め

その資金で
上限1匹5000円の助成金を出し

その助成金を使って
私たちが2回に分けて

備前市の200匹の猫に
手術etcを施すのです。

これはとってもいいアイディアだ
・・・と思いませんか?

私たちのTNRだと

手術代は安いし
猫ファーストな手術ですから

備前の猫たち!
どんどん集まれ~~ッ!

この天候不良の中
猫たちが捕まりますように・・・



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



そ~言えば

もう7月も終わると言うのに
昨日も雨で・・・

いつになったら
梅雨は明けるのですかねぇ・・・

太陽信者の私としては
『梅雨が長い!』

文句ダラダラ・・・

・・・けど
動物たちは文句も言わず

梅雨でもみんな普段通りで

一昨日もイノシシが
うちの隣りの空き地に来ていました。

犬猫みなしご救援隊・広島本部は

山と川に囲まれた所に
ありますから

イノシシ・鹿・ニホンザルなんかは
普通におります。

こんな土地柄だから
十数年前までは

猟犬を連れた
猟友会のジジイが来ていましたが

度重なる私の質問に
嫌気がさしたのか

お年を召されて
施設にでも入られたのか

はたまた
お亡くなりになられたのか

真意のほどは存じ上げませんが

もう・・・ここ10年は
猟友会のジジイは来てません。

山の上には
イノシシ用の檻もあるけど

誰かが閉めたのか
閉まったままじゃし(笑)

忘れてるのか面倒なのか

あれは・・・たぶん・・・
ずっと・・・そのまま置き去り状態

・・・そんな感じです。




DSC_0016 (2)



うちの隣りの空き地

夜の間に

クズの根を食べようと
イノシシが掘り返したみたい・・・

草ぼうぼうだったので
かえってキレイになった感じです。

こんなにキレイな作業ができるのなら

うちの通路も
掘り返してくれればええのに

・・・と思いますが

クズが生えてないから
掘ってはくれんじゃろうねぇ・・・





DSC_0019




チア&シードです。

今でも仲良しなきょうだいです。




DSC_0018




シード君は明るく陽気ですが
チアはシャイ

だいたい犬のきょうだいは
こんな感じで性格が違うでしょ・・・

見ててオモロイですよね♪



DSC_0028




さて・・・誰でしょう???




DSC_0029




1年かけて少しずつ
元気を取り戻してきたタタ君です♪

急性腎不全治して
肝機能障害も治して

病状も行ったり来たりで
時間がかかりましたが

ようやく安心できる感じです。




1564219892204




来た時は
この姿でしたからね・・・

よくまぁ・・・
元気を取り戻せたと思いますよ



DSC_0035




呉のセンターから引き出した
クマタです。

また穴を掘ったな!!

クマタは全盲ですが
穴掘りは超・得意なんですよ(笑)

性格がかわいらしい子で
一躍うちのアイドルになってます♪





DSC_0041




甘えん坊の桃太郎です。

人間は好きじゃけど犬がダメで

ちょっとでも気にいらないと
すぐにケンカをするので

独りで暮らしています。
誰かにソックリ・・・(笑)




DSC_0039



桃太郎
足・・・短くないかい??

隣りにいるのは王子です。
王子も甘えん坊です。




DSC_0043




入ろうと思ったら・・・おっと・・・
ムサシがおった・・・



DSC_0044




ど~もこの男

気の荒い
咬みつき犬が好きらしい

なんか・・・わかる・・・(笑)




DSC_0020 (2)




私はこっちに入ろッ!

もうすぐ10歳のシゴです。

生後2ヶ月ぐらいの時
福島の楢葉町で保護しました。




DSC_0017



エネです。

エネもまた2011年に生まれた子

2011年当時の
福島原発20㎞30㎞圏内では

不妊手術をする意識が
ほとんどなかったみたいで

夏以降は
誰もいなくなった町の中で

ワラワラと
仔犬・子猫が生まれていました。





DSC_0018 (2)




エネが
怖いぐらい邪魔してますが・・・(笑)

ケン&カナきょうだいも
そう・・・

誰もいなくなった富岡町で
生まれました。

母犬の千代は去年
癌で亡くなりました。





DSC_0034




暑い日は扇風機を回します。

扇風機の屋根が飛ばないように

水を入れたタンクを
重しにしています。




DSC_0036




この屋根は今年の
《ニューバージョン》ですが

だいたい
ひと夏でサヨナラになるように

簡素に作っています。




DSC_0038




こちらは雨が降っても濡れない
コンセント置き場




DSC_0037




ステンレスの
ちょっとした廃材で作ってて

見た目はショボイですけど
確かに濡れん・・・のです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



犬とも猫とも折り合うタヌキ



DSC_0014 (3)





オバサンタヌキのジンジンです。

疥癬タヌキを見つけたら
動物病院で治療して

その後はご自宅で
こんな感じで・・・




DSC_0015 (2)




青年タヌキのゴロウです。

タヌキは
犬とも猫とも折り合います。

・・・が
ジンジンとゴロウは折り合いません

なんでじゃろう・・・

栃木のタヌキは
みんな折り合って仲良しなのに・・・




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



■楽天でお買い物するときに
↓ ↓から入っていただけると

犬猫みなしご救援隊に
《お買い物額×0,5%》のご支援が届きます。


http://gooddo.jp/gd/group/inunekominashigo/?from=fbn0



「楽天市場」や
「楽天トラベル」などで
お買い物なさることがあれば
gooddo支援システムをぜひご活用ください。




広島本部・7月27日

広島のセンターに収容され

殺処分対象になった猫全頭の
引き出し活動


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



犬猫みなしご救援隊が
広島市のセンターから

殺処分対象の猫全頭の
引き出しを始めたのは

福島原発20㎞圏内の
被災動物救援活動に区切りをつけ

広島に戻ってから
半年経ってからです。

あれから7年・・・

一番最初に引き出した子猫も
もう7歳・・・

立派な中高年です!



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




7年前・・・

環境省が発表した
2011年の殺処分数を見て
※2年遅れで発表

広島県が日本一
犬猫を殺していたことを知り

私は

広島県の殺処分を減らす方法を
真剣に考えました。

それにはまず
政令指定都市である広島市から着手

当時の広島市は(今もですが)
収容動物のほとんどが猫で

犬は猫の5分の1ぐらいで
年間約280匹

犬は福島での活動で

詰め込み過ぎると不幸を呼ぶことを
学んでいたので

犬をど~するか・・・悩みましたが

280匹の犬の3分の1は
《逃げちゃった犬》だから

収容期限までに
飼い主が迎えに来るわけですよ

残った犬も
小型犬は譲渡がすぐに決まるし

殺処分されていたのは
中型雑種とかの約100匹

だいたい1週間で2匹の犬を
殺処分していた計算です。

一方・・・猫は約1500匹収容され

そのほとんどが
殺処分されていたので

だいたい1週間で30匹の猫を
殺処分していた計算です。

もし・・・

広島市のセンターの職員に
《人の心》が残っているなら

猫だけ引き出したとしても

必然的に
犬の殺処分も止まる!

・・・と私は予測しました。

多くの犬猫を
殺処分している自治体は

「収容数が多いか
ら殺処分するしかない」

・・・という
間違った大義を持っています。

逆に言うと
1匹だと殺しにくい・・・のです。

うちは弱小団体のくせに
大風呂敷を広げる代表者のせいで

うちの者たちはみんな
常に目一杯の活動をしています。

あんまり無理も言えん・・・
これ以上・・・犬は増やせん・・・

・・・けど
私の得意技は《猫多頭飼養》



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




当時の広島市は

年間1300匹~1500匹の猫を
殺処分していました。

数字だけを見たら驚く数ですが

そもそも私は数字には
興味がないですし

それだけの頭数が
一度に来るわけではなく

毎日・・・少しずつ来るわけだし

当時のうちの者たちの
チカラでは

猫ならそれぐらい増えても
余裕で『できる!』

私個人的には

知り合いの1人もいない東北の地
福島で

気づいたら集まってくれる
善男善女の

測りきれないチカラのお蔭で
1500匹もの犬猫を救出した経験

これが自信家の私を

さらに自信を持たせる結果
・・・となっていたし

ヨシ!勝負しよう!
猫から行けば《道は開ける》

とにかく私は勝負好きで自信家
成功するに決まっとる!(笑)

スタートの時期を考えました。
これは大きなポイントです。

従業員たちの体を慣らすには

子猫はいるけど
一番多い時期は過ぎた

・・・という6月が

《殺処分対象の猫の全頭引き出し》
・・・を始めるには

絶好の時だと思いました。

《殺処分対象の猫の全頭引き出し》
・・・を発表すると

世の中の誰もが
「無謀だ」・・・と言い切りました。

「できるハズがない」
「崩壊するだけだ」
「そんなに目立ちたいのか」
「そんなに金が欲しいのか」

ある事ない事
ない事ある事(笑)

やんやんやんや
やんややんや

言われたいだけ言われましたよ

ますます
やる気が出ましたねぇ(笑)

前人未到の事をやるわけだから
反対意見が多いことは

あったり前田のクラッカ~
そんなことは合点承知の助!

逆に
「中谷さんならできるよ」

・・・と言われるほうが
オモシロくないしね

とにかく私は

勝負好きで自信家
成功するに決まっとる!(笑)



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




犬猫みなしご救援隊としては
予定通り進んでいきまして

うちが猫全頭の引き出しを
始めてから5ヶ月後

私の予想より半年も早く

職員の阿部獣医師から
電話が来ましたよ!!

「広島市が殺処分をしないために

僕たち公務員にもできることは
何かないですか?」

1匹の犬が殺せなくなった!

職員の気持ちの中で
命の重みが変わった!

私は嬉しくなりました。

あるよ・・・あるある
なんぼ~でもある!

あとは
あんたらがやるかどうかじゃ!!

結果・・・
やりましたね広島市は♪♪

在来のオンボロ建物を片付け始め
事務所の位置も変えて

収容犬の保護育成スペースを作り
積極的に譲渡する方向に・・・

不妊手術の技術を
1年かけて身に着け

無料で
地域猫の手術ができるように・・・

それで7年経った今でも

普通に《殺処分機の稼働ストップ》
・・・は続いております。

私も言うたからには
約束は守りますから

今でも
猫全頭引き出しに加え

老犬とか負傷とか咬みつきとか
ど~にもならん犬は

全頭引き出してますよ♪♪



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




そんなこんなで
一番最初に引き出した猫ってのは

私にとっては
忘れようにも忘れられん命ですが

その中の1匹から・・・




DSC_0087





ロイカナミルクがたくさん届きました。

どうやら・・・
お母さんに臨時収入が入ったみたい

実は・・・
私にも臨時収入が入ったんよ!

・・・で私は
たちまち(とりあえず)いりこを買った♪



DSC_0031




広島市のセンターの職員たちが

私が立てた計画に乗っかって
ガス室に送らず

犬猫みなしご救援隊に渡してくれた
《小さな小さな命》




DSC_0089




その命が・・・ほら・・・
こんなに丸々と育っとるよ

この世には
殺していい命なんて
ひとつもないのです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



この春の子たちの
不妊手術・第一弾


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



犬猫みなしご救援隊では

不妊手術前の小さな子猫は
縁故譲渡しかしません。

一般の方に譲渡する場合は
不妊手術後になりますから

今回・・・うちに
不妊手術に来た子たちは

知り合いから派生した家庭で

《幸せに決まっとる生活》を
送っている子たちです。




DSC_0048




乳飲み子の時から
私と一緒に

広島・栃木・そして全国
・・・を旅しながら育った子です。

1ヶ月ぶりの再会です。

べっぴんさんになったじゃん♪




DSC_0051



同じお宅に行ったこの子も
みなしごバスで育った子です。

この子は甘えん坊だったので
自活できる子と合わせて

2匹で送り出したのです。

※※2匹とも甘えん坊だと
人間が疲れた時に困るから

あぁ・・・そうそう
犬猫みなしご救援隊では

譲渡する犬猫たちは

そこの家庭環境に合うよう
いろんな事を考えて私が選びます。




DSC_0056




夕方・・・センターから来て
ひと晩じゅう鳴いて鳴いて鳴いて

絶叫しまくってねぇ・・・

おとな顔になっても
あの時のまんまの派手な模様♪




DSC_0060




まだ3ケ月になるかどうか
・・・な月齢ですが

小さい子の方が
麻酔からの目覚めもいいし

傷も小さくて済むし

なんといっても
性格が子猫のまんま年を取るから

生涯・・・かわいいんです。





DSC_0062




不妊手術は生後半年から
・・・ってのは《昭和の考え》で

薬剤も技術も
ずい分と進んでいるわけだし

犬猫みなしご救援隊では

早め早めの
不妊手術を行っています。





DSC_0059




お腹を切って
子宮&卵巣を取り出しても

この傷の大きさですからね

術後の
エリザベスカラーも要りません。




DSC_0058




あまりの傷の小ささに

傷の大きさを示すために
比較対象として出す私の指が

オバケに見えます(笑)




DSC_0054




少々
鼻水が出てても手術はできます。

そんな小さなことを言っていたら

慢性鼻炎の子は手術不可
・・・になってしまうし

うちの手術では
術後に2種類の抗生剤を入れるし

猫の場合
鼻水や目ヤニが出てても

風邪とは限らず

鼻水の原因が
子宮・卵巣・精巣の問題だった

・・・ってこともよくあるし





DSC_0068




こんなに小さな体ですが
子宮に異常が見られました。

きょうだいと比べて
体が小さいのは

もしかしたら

こ~いった問題があったから
・・・かも知れませんね





DSC_0069




右の子宮は正常で
細い左の子宮が異常です。

卵巣との間には
水腫みたいなモノもできています。




DSC_0070




目に問題がなさそうなのに

なぜか
よく目ヤニが出るこの子は

卵巣の問題が原因だった
・・・のかも知れません。





DSC_0071


私はよく言うのですが

『鼻水の原因は何?
目ヤニの原因は何?

そこを考えんと解決せん』

猫は特に
獣医学的にも犬より遅れているので

わからないことだらけです。

原因になりうることを
ひとつづつ取り除いていく

これが私たち飼い主の務めじゃ
・・・と思うんですよ



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



そんなこんなで
子猫26匹不妊手術一斉は

無事終わりました。

犬も猫もすべての動物が

今の世の中で
人間とともに生きていくためには

不妊手術は必要不可欠です。

しかも・・・《少しでも早く施す》
これが重要です。

私は不妊手術は《早い派》なので

鹿のUPAも
生後4ケ月前に去勢しましたし

ニホンザルのひろしも

まだ腹腔内にあるうちに
去勢しました。

当然・・・イノシシのカンジも
そのつもりです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



たまには私も働きます(笑)

もともと私は
《やればできる子》ですから(笑)



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




手作りの木製のハウスに入っている
人馴れしてない猫3匹を

捕まえて
引き取って欲しいという依頼を受け

先日・・・
福山まで行きました。





DSC_0015





《素人T》には無理(笑)(笑)(笑)

高さも奥行きもあるハウスで
それは網は無理じゃって!!





DSC_0016





ド・ド・ド・ド素人のくせに
プロの言うことを聞かんのよ・・・

(笑)




DSC_0018




ハウスの中には

猫が乗れる棚もあり
その気登るための階段もあり

爪とぎ用の生木もあり

馴れてない猫たちを
この中に入って捕獲するには

ちと狭い・・・






DSC_0014 (2)




《ド素人T》が
悩んでいたので

『そこの素人さん!

そこどけてみ
私が中に入って捕まえるけん』




DSC_0023





「ワシが入れんのに
あんたが入れるかいや(笑)

入ったとこで動けんじゃろ(笑)」

・・・と
笑い転げる《ド素人T》を無視して

入れたらど~にでもなる
・・・と言う理論のもと

プロは入りました。





DSC_0021




当然・・・猫たちは
知らないオバサン登場に驚き

上下・縦横
縦横無尽に飛び跳ねていましたが

猫の動きが読めるプロは
難なく猫をキャリーで捕まえ

外で待つ《素人T》を
敬服させてやりました(笑)





DSC_0020




こ~ゆ~狭いところで
馴れてない猫を捕獲する時は

騒ぐことは絶対にNGです。

パニックになった猫が
縦横無尽に飛び跳ねているのに

人間が騒いだんじゃ火に油

ただただ静かに息を止め
大きな動きはせず・・・

さすがの猫も

空中での方向転換は
できないわけだから

猫が飛んで来る方向に
キャリーの入り口を向ければOK

簡単に捕まえることができます。





DSC_0024




私に捕まった子たちは
馴れてないし未手術だったので

そのまま
診療所に入りました。





DSC_0021 (2)




狭い空間に
太ったオバサンが入って来て

さぞかし
苦痛だったじゃろうねぇ・・・

ごめんね・・・



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




この子たちだけでなく

犬猫みなしご救援隊では
猫にストレスを与えないように

建物内を無駄に

あちこち移動させない工夫も
しています。





DSC_0025




秋田猫多頭飼養置き去り現場から
連れて帰った子たちも




DSC_0026



未手術だったので
そのまま診療所に入りました。




DSC_0027




手術が終わって
麻酔で眠った状態で猫部屋に移動

これがベストかと・・・




DSC_0023 (2)



周南市から来た子も
未手術だったので診療所へ・・・



DSC_0052




手術が終わっている子は

初期医療が終わるまで
猫部屋内にある医療房へ入ります。




DSC_0055



たまたま今回
終生で来た子たちは



DSC_0056



診療所組も医療房組も



DSC_0059




いい子ばかりです。




DSC_0057



私が言う『いい子』ってのは
人馴れしている子ではなく



DSC_0058




ごはんを食べてくれる子
・・・のことです。




DSC_0060




ごはんをしっかり食べる
これほどの親孝行はありません。





DSC_0064





ストレスに弱い猫は
環境が変わっただけで

簡単に食欲不振になります。

ごはんを食べる・・・
ごはんを食べてもらう・・・

猫たちが
ごはんが食べたくなるような

落ち着いた環境を用意すること

これはひとつ
私たちの大きな使命でもあるのです。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



みなしごTシャツ
新色も入荷しました。

皆さまもぜひご購入いただき
普段着として着用ください。

私が言うのもナンですが
モノはええですけん♪




https://minashigo.jp/category/item/itemgoods/




広島本部・7月24日

私は・・・
ものすごい飽き性で

ひとつの事柄を続けることが
超・苦手で

おまけに働くことも超・苦手

そのくせ子どもの頃から
正義感だけは持っていたので

理不尽なことには

自分の《日ごろの行い》は
棚に上げて必死で戦う(笑)

24歳ぐらいから47歳まで
夜のお店を自営していたけど

『私は人にゴマをするのは嫌いだ』
『そもそも接客業は性に合わん』

・・・とか言って

昼間のうちに
お店の掃除を済ませたら

『ヨシ!今日も終わった!』・・・(笑)

お店が開く《朝一番》のミーティングも
年に1~2回しかやらないし

開店後の営業は
全部・・・女の子まかせで

自分は
気が向いた時しか接客はせず

厨房横の小部屋で
競馬の予想をするかゲームをするか

クロスワードパズルをするか
・・・という

努力もしなければ
儲けようという気もない

ゴルフ大会・ボーリング大会
アスレチック大会を開くことだけ熱心な

最低な《ママ》を
20数年やっておりました。

プライベートでは

海や川や山・・・みたいな
外で遊ぶことが大好きだし

日・祝はリフレッシュするために(笑)
何があっても完全休業で(笑)

とにかく外に遊びに行く・・・

そのために
夜中から家中の掃除をして

子どもが小さい頃は早朝から

寝ている息子を起こして
連れまわし

子どもが自立すると早朝から

寝ている従業員を起こして
連れまわす

犬猫がたくさんいたから
夕方には帰宅する・・・とは言え

毎日曜・・・毎祝日こんな感じで

働かないくせに
《リフレッシュ》と名を打って

遊んでばかりの
なんの目標もないダラダラした生活を

1㎜の疑問も持たず
《威張って》送っておりました。

その間
自信家の私には一切の焦りもなく

ただただ

『私はいつか目標を見つけ
必ず大きなことを成し遂げるだろう』

・・・と信じていました(笑)

そんな私が

『50歳までには何かやらなきゃ!』
・・・と思うようになり

49歳を目前にしていた
2011年3月14日

東日本大震災の被災地仙台に入り

2011年3月末から

福島第一原発20㎞圏内に
置き去りにされた犬猫の救出活動を始め

どんどん
動物愛護の世界にのめりこみ

あれよあれよと言っている間に
生まれ変わったみたいに

まったく飽きもせず
1年365日休む気も起きない

ちょっと真面目な
勤労オバサンになっていました。

・・・だから
何度も言っているように

私が《今の私》になったのは
ほんの9年前ですからね

もうちょっとで還暦を迎える
・・・と言うのに

私はまだ9年しか働いてない
これは相当・・・ヤバいですよ(笑)



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



別れ・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



野生動物は

少々つらいことがあっても
自然の中で生きていくのが一番です。

私は自称・動物愛護家

そんなことは
百も二百も承知していますから

負傷で保護した野生の子で
元気になり自活できるようになり

なおかつ

元いた場所が生活に適している
・・・と判断で来た場合は

元の場所にちゃんと帰しています。

車にハネられ負傷していた
鹿のチカちゃんは

私が栃木にいた時に
山に帰って行きましたが

同じ負傷鹿のシカオは
1ヶ月遅れで

こないだ山に帰って行きました。




DSC_0016




シカオ・・・最後の時




DSC_0017




1歳2歳の若いオス鹿で
体も大きかったので

暴れたら抑えきれないし

6人がかりで
慎重に軽トラに乗せました。



DSC_0018




シカオのテリトリーに到着

足もとが悪いと危険!
・・・とか言って

石ころとか避けてましたが

シカオは野生の鹿ですから
石の1つや2つ問題ない

・・・と
私は思いました。




DSC_0019



軽トラの荷台の高さと
山に上がる道が

なるべく平行になるように
考えました。




DSC_0022




シカオが
軽トラの荷台から飛び降りました。

影を見てもらえたらわかるかも・・・

何枚か撮りましたが
早すぎて・・・

鹿の1歩は4~5mですからね




DSC_0023




3歩で見えなくなりました。



DSC_0025




シカオの《ぬけがら》です・・・
この上で寝ていました。

こ~ゆ~のを見ると寂しいねぇ・・・
やっぱり・・・

野生動物は

少々つらいことがあっても
自然の中で生きていくのが一番です。

私は自称・動物愛護家

そんなことは
百も二百も承知しています!!

・・・たぶん



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



テンちゃん


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



テンちゃんも

人間に馴れないまま育っていたら
元いた場所に戻しますが

馴れてしまったんでね・・・
今さら・・・帰せんでしょう・・・




DSC_0017 (1)




ヘソ天で寝るのもアウトですが

誰が近寄っても起きんよ~じゃ
自然界じゃ暮らせんです。





DSC_0016 (1)




『テンちゃん!テンちゃん!』
・・・と呼べば起きますが

普通の会話ぐらいじゃ
ホンマに起きんのです・・・




DSC_0016 (2)



フェレットみたいに
かわいいです・・・

手放せません・・・



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



腫瘍


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



先日・・・広島県のセンターから
「頭が腫れている」猫が来ました。




DSC_0016




触ると・・・腫瘍がガッツリ
根を下ろしていました。

詳しく検査するまでもなく
目ヤニが出ているのも特徴だし




DSC_0015



お年寄りだし・・・
よく痩せているし・・・

腫瘍で間違いないでしょう




DSC_0014 (1)



とりあえず

美味しいものを
食べさせて・・・食べさせて

癌サプリを飲ませて




DSC_0017



『淡い期待を持たず
しっかりと現実を見て

この子にとって
最良の方法を考えなさい!』

・・・と
厳しく指示をしておきながら

猫の医学書を読みあさる私

こ~見えて
私は往生際が悪い・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



2021年の
賛助会員さん募集で

「次のTシャツに入荷は
いつですか?」

・・・という質問が多数来て

始めてその事実を知った私は
あわてて発注をかけました。

皆さまもぜひご購入いただき
普段着として着用ください。

私が言うのもナンですが
モノはええと思いますよ♪




https://minashigo.jp/category/item/itemgoods/


広島本部・7月21日

鯉のビオトープに
小さな青い花が咲きました。



DSC_0014




写真がヘタじゃから
こんなですけど

実際は
ものすご~かわいいですよ♪





DSC_0016




いつも通りの
広島本部・本館3F




DSC_0019




1時間経っても動かん
光源氏




DSC_5628_copy_2739x1870




こ~だった首も




DSC_0020




すっかり治って

最後のトリデの《薄汚れた包帯》も
いらなくなったみたいで

ええじゃないですか!!





DSC_0029




子猫たち
伸びきって寝ています・・・




DSC_0031



春に生まれたお姉ちゃんが
夏に生まれた後輩のそばで

倒れたように寝ています(笑)

お姉ちゃんも病弱で
ここまで育つのに苦労しましたが

なんとかね・・・頑張ったよね




DSC_0021



ほら・・・
得意のへそ天・テンちゃん

野生動物なのに危機感ゼロ(笑)




DSC_0032



ハクビシンのペッピ~も
へそ天・・・

寝る幸せ・・・
どうか神様・・・全ての動物に・・・

私はそれだけ祈っています。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



7月1日に
広島市のセンターから引き出した

いろいろ皮膚病だった犬の
20日後の様子です。





DSC_0028



7月1日

センターから連れて帰った時の
ヒサの写真です。

疥癬・・・アカルス・・・マラセチア
やりたい放題の皮膚でしたが





DSC_0023 (2)




20日後・・・

ええじゃん!ええじゃん!




DSC_0026 (2)




まだガリガリのままじゃけど
皮膚はええねぇ・・・

ええ感じで治っとる!!




DSC_0027 (2)




ヒサは未去勢のせいで
肛門周囲膿瘍ができていて

それが自壊してしまい・・・





DSC_0028 (2)




肛門が肛門じゃないみたいに
上も下も腫れて・・・




DSC_0015




自壊すると
こんなことになります。

脂肪みたいな怪しいものが
自壊したとこから落ちてきました。






DSC_0030




シッポにも脂肪腫があるし・・・

オス犬を飼っている人は

去勢しましょう!!
去勢しましょう!!

去勢すりゃ~
こんなモノはできんのじゃけん




DSC_0031 (2)




タマも少しずつ大きくなっとる
精巣腫瘍かな・・・

・・・けど
ヒサの向こうにおる

同じ広島市のセンターから来た
黒白コーギーのエビゾウは

何故かパンパンだったタマが
しぼんだんですよ





DSC_0032 (2)




ね・・・しぼんだんですよ・・・

しかも

うちに来た時は
ほとんど自意識がなくて

ずっと下を向いて
ぐるぐる回っていたのに

今じゃ自分の意志で
自由に闊歩してて

気に入らんことがあると咬むし

ただの生意気ジイサン
・・・になりました(笑)




DSC_0033




写真もほら・・・

動いて撮れん(笑)


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



へその緒の始末


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



ここ数年は毎年のように

出産後に
へその緒の始末をされてない

赤ちゃんが来るようになりました。

今日も広島市内から

しげみの中で泣き叫んでいた
・・・という

生まれたばかりの赤ちゃんが
2匹来ましたが

2匹のきょうだいには
そのまま胎盤までくっついていて

胎盤付きのへその緒が
グルグルにからまって

2匹の足にきつく食い込んで
うっ血し

胎盤は腐って
悪臭を放っていました。

たまたま私が外で
支援物資の整理をしていたので

そのまま駆け付け
ハサミでバツバツ切って

2匹を離しましたが

あと1時間・・・
いや・・・30分遅れていたら

赤ちゃんの足は血流が止まり
壊死していたでしょう・・・

今回は2匹だったから
簡単に外れてよかったですけど

これが5匹・・・6匹となると
へその緒をたどるのも難しく

切り離すのに
かなり時間がかかります。

濡れていたへその緒が

ぐるぐる巻きになった状態で
乾いていくと

どんどんキツク締まっていって

ハサミを入れたくても
ハサミを入れる隙間はないし

赤ちゃんは動くしね
切り離すのにかなり難儀をするのです。





DSC_0023




胎盤はすでに腐っており
色は黒く変色していました。




DSC_0024




赤ちゃん猫たちは

すぐにキレイに洗って
ドライヤーで乾かします。

ここでは力の入れ加減がミソで

あんまり優しくすると意味がない
・・・と言うか

この一連の行動が
蘇生と同じ役割を担い

赤ちゃん猫のうっ血の状態も
よくすることにもなるので

こ~ゆ~ケースに出くわしたら

速やかに
力を加減しながら行ってください。





DSC_0025




あとは通常通り
ミルクを飲んだら・・・静かに


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



先日・・・たまたま

河川敷で出産していた母猫と
赤ちゃんたちを

引き取ったのですがね

これも同じようにへその緒が
からまったケースでした。

発見した人が言うには

1匹の赤ちゃんには
へその緒が胴体に巻きついていて

すでに息絶えていて・・・

慌てて団子状態の赤ちゃんたちを
病院へ連れて行ったんだそう

獣医さんも
初めてのことだったみたいで

からまったへその緒は
想像以上に頑丈だし

赤ちゃんは激しく動くし

なんとか
切り離してもらったそうですが

出産から随分と
時間が経過していたみたいで

1匹の子は太ももあたりから
へその緒が巻きついており

巻きついている先は
すでにミイラ状態になっていて

もう何もできず

このまま
落ちるのを待つしかない状態・・・

・・・でその後

見つけた人が八方手を尽くして
猫のボランティアさんにたどり着き

そこから
うちの存在を知り

広島本部に引き取り依頼が来て
母子全員を引き取ったのです。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




引き取ってからよく見ると

このお母さん猫は
かなり高齢で

キバが1本あるだけで
他の歯は1本もありませんでした。

歯がないから

へその緒が
噛み千切れなかったのでしょう

へその緒は
母と子をつなぐものだから

少々じゃ切れないように
頑丈にできてますからね・・・

噛み千切りたいのに
噛み千切れない・・・

その時の
母猫の心情を考えると

胸が張り裂ける思いがしました。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




実は
この母猫は岐阜で起きた

《河川敷で生活していた高齢の男性を
大学生が撲殺した事件》で

その男性が
河川敷で飼っていた猫の中の

最後の1匹なんだそう・・・

男性が殺された時点で河川敷には

成猫4匹と子猫6匹の
計10匹の猫がいたそうですが

これから梅雨になり
川が増水する危険があるのに

人馴れしている猫たちを

河川敷に
このまま置いておくわけにはいかない

・・・と考えた
地元の一般の善男善女たちが

事件後すぐに
9匹(成猫3・子猫6)の猫を保護し

《事件猫》として

無意味に騒がれないで済むよう
一般家庭で

平和に静かに
暮らしているのだそうだが

一般の人の手では捕まらない1匹
この母猫だけが残ってしまい

この度
河川敷に用意されていた

段ボール箱の中で
出産したのだそう・・・

この母猫もほかの9匹の子と共に

事件後すぐに
保護されていたら

妊娠しなくて済んだのに・・・

百歩譲って
出産してしまったとしても

用意された段ボール箱の中で
出産するぐらい

餌やりに馴れていたのなら

へその緒が
ぐるぐる巻きになる前に

餌やりが
病院へ連れて行っておれば

この不幸は起きなかったのに・・・

なんとも
無責任すぎる話です!



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




この事件が起きてすぐに
とあるマスコミが

「猫に優しい人が殺された」
・・・的な美談として

この事件を発信したため

あっという間に美談が美談を産み
あっという間にそれが拡散され

猫たちに対して

全国から支援物資が届いたり
支援金が届いたり

河川敷に募金箱まで置かれたり

そりゃ~そりゃ~
近所の人も驚くぐらいの

大変な
お祭り騒ぎだったみたいでね・・・

そんな騒ぎのさなか

本気で猫たちのことを考えた
善男善女たちによって

9匹の猫たちは保護されて
河川敷から家庭猫となり

幸せになっていったわけですが

それでもまだ

河川敷に猫がいるテイを
作った人がいて

猫たちは河川敷にいる・・・と信じて

支援物資や支援金等の
支援を続けた人も

たくさんおられたみたいで・・・

今のようなSNSの時代は

いい情報も
すぐに駆け巡るでしょうが

それと同じように嘘っぱちな話も
簡単に駆け巡るわけで

言ったモン勝ち的な
恐ろしい世の中になったもんです。

私はTNRもしないで
猫に餌を与える行為は大反対じゃけど

日本中で
川の氾濫が起きている昨今

あえて
河川敷に猫を住まわす行為も

ちょっと普通じゃ
考えられないと思いますよ!






DSC_0030




へその緒が巻き付いて
血流が止まり壊死した後ろ足




DSC_0031




へその緒ぐるぐる巻きによる
腐敗は

足だけでなく
深部にまで進んでいて

正直・・・お手上げ状態です・・・




DSC_0027



・・・でも今現在
この子は確かに生きています。




DSC_0028



しかも
お母さんの一番近くで



DSC_0026




繰り返しますが

一体・・・どこの誰が
なんの目的で

この母猫が河川敷にいるテイを
演出したのか知りませんが

美談から生まれた今回の
岐阜河川敷の猫の物語・・・

《人間の飽くなき欲望》に
翻弄され続け

犠牲になったのは

何の罪もない
年老いた母猫と

赤ちゃん猫たちです・・・



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



■楽天でお買い物するときに
↓ ↓から入っていただけると

犬猫みなしご救援隊に
《お買い物額×0,5%》のご支援が届きます。


http://gooddo.jp/gd/group/inunekominashigo/?from=fbn0



「楽天市場」や
「楽天トラベル」などで
お買い物なさることがあれば
gooddo支援システムをぜひご活用ください。





お知らせ
東日本大震災記録本
【鼓動】
絶賛発売中
『NPO法人 犬猫みなしご救援隊公式チャンネル』のチャンネル登録よろしくお願いします。
住所
コールセンター
080-3522-3745


広島本部

〒731-0234
広島県広島市安佐北区
可部町今井田690-1

FAX:082-815-2711

栃木拠点

〒325-0014
栃木県那須塩原市野間
308-1

FAX:0287-74-5038



中谷PCアドレス
nakatani@minashigo.jp
社会貢献支援財団


平成24年度
「東日本大震災における
貢献者表彰」で
NPO法人
犬猫みなしご救援隊が
受賞しました。
振込口座
支援金は

<銀行口座への
お振込をご希望の方>

■東京三菱UFJ銀行 
広島支店
普通預金 0348748
特定非営利活動法人 
犬猫みなしご救援隊 
理事長 中谷 百里

■広島銀行 安(やす)支店
 普通預金 3102619
NPO法人 
犬猫みなしご救援隊

■ジャパンネット銀行
 本店営業部(001)
普通預金 3989953
特定非営利活動法人 
犬猫みなしご救援隊

<郵便振替口座への
お振込をご希望の方>

■口座番号: 
01320-2-47269
■口座名義: 
特定非営利活動法人 
犬猫みなしご救援隊

まで
宜しくお願いいたします。

記事検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ