NPO犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

犬猫みなしご救援隊の日々の活動を通じて 一緒に動物愛護を考えてみませんか・・・

2019年03月

栃木拠点・3月30日

猫多頭飼養崩壊・続き

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


3月28日に東京23区内から
連れて帰った31匹の猫たちの

健康診断をした結果

麻酔がかけられないような
重篤な状態の子はいなかったので

全頭
不妊手術を済ませることにしました。

なぜそこまで
不妊手術を急ぐのか・・・と言えば

何よりメス猫の《子宮の病気》を
懸念しているからです。

これまで数々の
多頭飼養崩壊現場の猫たちの

不妊手術にたずさわってきて
わかったことは

【メス猫の大半が《子宮の病気》に
かかっている】という事実

普通に考えたら

同じ室内に
オスとメスが一定数いるわけだから

そりゃ~そりゃ~すごい数の
子猫が生まれるハズでしょ?

・・・なのに
思ったほど子猫が生まれないのは

メス猫の子宮に
何らかの異常があるからだったのです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ちょっと前の
鹿児島内之浦の猫多頭現場のように

自然豊かな場所で
野山を駆け巡っている猫たちは

子宮の病気にはなっていないので

やはり環境の悪さ・・・室内の汚れが
メス猫が子宮の病気になる原因でしょうね

猫はきれい好きな生き物です。
常に毛づくろいをしています。

車通りの多い場所で暮らしている猫が
毛づくろいをしないのは

車の排気ガスやアスファルト粉塵を
体内に取り込みたくないからです。

何年前だったかなぁ・・・忘れたけど

田舎町から来た猫で
白い毛がねずみ色になっている子がいて

不思議に思って
保護主さんからいろいろ話を聞いてみたら

田舎なんだけど

たまたま棲み処が
トラックターミナルだったとのこと

そんなこんなで私は

この車社会が
生き物たちに及ぼす影響が

はかり知れないことを知ったわけですが・・・

それと
室内の環境は同じことです。

のどが弱い私は
猫多頭飼養現場に入ると必ず咳き込みます。

目には見えないけど

糞尿とほこりが混じると
私にはアウトなのだと思います。

とにかく一刻も早く
悪い子宮を取り出してあげたいのです。



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麻酔が効いた状態のうちに

ケンカ傷の具合や耳の中や
口の中など

ゆっくり診ればヨシ♪


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今回の
東京猫多頭崩壊現場の話は

去年の9月に
飼い主本人から直接相談があり

手放す気持ちを決めるのに
なんだかんだで半年・・・です。

よほどの緊急性がない限り
私はこれぐらいは時間をかけます。

なぜなら飼い猫は

日本国憲法の基本的人権で守られている
だいじな財産なので

飼い主とよくよく話し合って
お互いが納得してから動く必要があるからね

【3月28日に全頭引き取り】

・・・ということに決まったのは
3月の頭のことです。


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うちの渡邉が去年の11月に
お宅訪問したとき

飼い主さんが気にしていた
この子の目ですが



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2018年11月9日・写真

見たことがない人は驚くかも
・・・ですが

おそらく猫風邪をこじらせて
角膜に潰瘍ができたのでしょうね・・・

眼摘する以外は
今さらどうしようもない感じですが

この子の目はもう
痛い時期は過ぎているから

いずれ萎むし
わざわざ摘出する必要はない

・・・と私は思いました。



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猫風邪による
結膜炎や角膜潰瘍の予防のために

うちでは風邪気味の猫には
積極的に必須アミノ酸を与えていますが

猫が結膜炎になったり
角膜に潰瘍ができたりするのは

アミノ酸不足だと私は思っています。

すなわち日々の食べ物いかんによって
予防できるということ

いかに良質のフードを与えるか・・・です。

猫を愛するなら
安価なフードは与えないでください!



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3月28日の時点では
ここまで潰瘍がしぼんでいました。

これからはアミノ酸に限らず
じゅうぶんな栄養を摂ることができるので

もう安心でしょう!


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ほとんどのオス猫には
どこかしことなくケンカ傷がありました。

タマがついていたら
ケンカをするのは当たり前のことです。


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口の中をケガしている子がいました。

上あごの内側が一番ひどく
あとは小傷がバラバラとありました。

ちょっとしたことで
血が止まらないのは近親交配による止血異常

すなわち
血小板に異常があるからでしょう



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こんな感じでケンカ傷ではなく

アレルギー反応が
出ている子もいました。

これも食べ物が原因です。
いかに良質のフードを与えるか・・・です。

猫を愛するなら
安価なフードは与えないでください!




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正常に発情がくるメス猫の
首あたりには

オス猫に咬まれた傷がありました。


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《正常に発情がくるメス猫》という表現は

猫多頭飼養現場ならでは
・・・の表現ですが

自然界というか一般の飼養と違って
猫多頭飼養現場では

生まれながらにして
卵巣が未発達で発情が来ない子や

子宮の病気で
発情が来ない子などがいるからです。


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耳血腫も多かったですねぇ・・・

特にオス猫は8割が耳血腫でした。

耳血腫になったばかりの子は
中身の血を抜きました。



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耳血腫になったばかりの子です。

触るとプヨプヨして
中身が水状だとわかります。

この写真の耳と次の写真の耳を
見比べてください。

この写真では

耳の先っちょあたりのフチが
波打っているでしょ



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・・・でも

溜まっていた3ccの血を抜くと
手品のように普通の耳に戻ります。

患部を触って柔らかければ
中身の血は抜けます。

これを放っておくと

耳がちぢれて
どんどん萎縮していきます。


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ほとんどの子が
耳血腫になってから時が過ぎ

すでに
耳が小さく縮まりそのまま固まっていました。

こ~なると手の施しようがありませんが

耳血腫になった原因は
つかまなければなりません。

私の経験上
猫が耳血腫になる原因は

激しい痒みを伴う耳ダニか
何らかの理由による外耳炎が気になって

ひんぱんに
自分で引っ掻いたか

ケンカが原因だったりか・・・なので

まずは耳掃除をして
耳ダニがいるか否かを調べました。



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これは
1匹分の片方の耳の耳垢で

ほとんど耳の穴は
耳垢でつぶれた状態でした。

《粘着性のある黒い》耳垢だったので

パッと見
耳ダニがいるような感じではないけれど

一応
全ての猫の耳垢をルーペで

耳ダニが生息していないことを確認しました。
※※私はダニ探しが大好きなんです。

・・・ということで
今後は外耳炎を治療していきます。



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写真ではわかりにくいですが
この子は目が見えていないと思います。

他に見えにくいだろうと思われる子が
4匹いました。

目が見えないのも近親交配が原因です。


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口腔内


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下の奥歯を見てください。

この子みたいに黄色水晶のような

透明感がある歯石がついた子が
多かったです。



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「口を痛がる」と聞いていましたが

口内炎や
潰瘍がある子は1匹もおらず

このような大きな歯石が
歯にガッツリとついていたので

痛いのではなく邪魔だったのかな
・・・と思います。

歯石の原因も食べ物です。

良質なドライフードを与えないと
猫も犬も着色&歯石がつきます。



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そして懸念していたとおり
子宮蓄膿症が5匹いました。



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これは
11歳の子の子宮ですが

初めて見る大きさの子宮水腫で

破けたらえらいことになるので
慎重に慎重に取り出しました。



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反対側の子宮にも血種があり
相当お腹が痛かっただろうな・・・と思います。

この子は
もっとも気が荒い子だそうで

なかなか捕まらず
最後に飼い主から頼まれて

私が唯一捕獲した子なのですが

もしかしたら

こ~ゆ~ことでお腹が痛くて
気が立っていたのかも知れませんね


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卵巣もよくわからないぐらい
変形していますね・・・

子宮水腫はこの子1匹だけでしたが

15匹のメス猫のうち
子宮蓄膿所の子が5匹

妊娠していた子が4匹
出産後まだ子宮が収縮していない子が1匹

この時期なのに未発情の子が2匹
発情が2匹でした。



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なんだこれ!!(笑)

飼い主からもらった写真付きデータと
その子を照らし合わせて私が書いた

《役に立つ予定》の覚え書きです(笑)

多頭で近親だと似たような子が多くて
それが一度に来るわけだから

お世話する者たちがこんがらがるだろうと思い
私は親切心で書くわけですが

あまりに絵心が無さ過ぎて(笑)

私以外の人は誰も理解できず
誰からも重要視されず

そのへんにポイッ!!(笑)

結局は《私だけの》覚え書き
・・・になるのです(笑)


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猫多頭飼養崩壊

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路上で困っている猫を
かわいそうに思って自宅に連れて帰る

これは
善男善女の当たり前の行動ですが

その後すぐに不妊手術を施すか否かが
大きな分かれ目となります。

あら・・・生まれちゃった・・・
・・・でも10匹ぐらいはなんとか育てられる

こんな《甘い考え》が運のツキで
あっという間に猫が増え

気が付いたときには

お世話も行き届かないし
お金も追いつかないといった最悪な展開・・・

このままじゃマズイことぐらい
わかっているけど

猫多頭飼養崩壊におちいる人は

極端に内向きで
極端に恥をかくことを恐れる性格です。

↑ ↑ 私はそう言い切ります。

この極端に恥をかくことを恐れる性格が
大きな弊害となって

自分でもど~していいのか
わからなくなっているのに

笑われるから・・・バカにされるから・・・
・・・と

《今のこの状態を人には見せられない》
《誰にも相談ができない》

そ~こ~しているうちに
いつの間にか劣悪な環境に慣れてきて

こんな環境でも
なんとな~くは生活できるし

誰かに相談して
ガタガタ言われるぐらいならこのままで

・・・と
臭いものにフタをしていくのです。

猫が好きで猫を助けたくて多頭飼養になり
手が回らなくなったのなら

ここはひとつ
つまらないプライドは捨て

お近くの愛護団体に相談してみては
いかがでしょうか

全頭を手放す必要もなく

全頭の不妊手術を一気に済ませるだけで
解決する場合も多いですしね

猫多頭飼養崩壊

私は
猫多頭飼養崩壊現場に行くと

近所をブラブラして
その町の空気を読むようにしていますが

現場が高層マンション以外の
一軒家や2階建アパートだと

付近には必ず

「これでもか!」というほど
猫避けグッズが置いてあり

猫多頭飼養者と近隣住民との
《トラブル》を実感します。

猫のフンに
迷惑しておられたから・・・の策でしょうが

かなり異様な光景です。

猫避けグッズがあると
外観を損ねるだけでなく

ヒステリックな空気が漂い

なにも
ここまでやらなくてよかろうに

・・・と私なんぞは思います。

昨日行った
東京都内の現場の付近にも

やはり猫避けグッズが
ビッシリ置いてありました。

聞き込み大好きオバサンの私は
いさんで

猫避けグッズを置いているお宅の人に
話を聞いてまわりました。

そしたら『これまた共通の答え』で

「猫のことは嫌いではない
でも迷惑であることには変わりがない」

ただ・・・猫が自分の
目の前から居なくなるだけでいい」

「猫を連れて帰ってくれるなら
どんな人でも構わない」

結局は
自分さえ良ければそれでいい

人間って
なんとも身勝手で

寂し〜い考えを持った生き物なんですねぇ

ここは地球
青く美しく輝くこの星は

万物の命をはぐくむ
唯一無二の《生命の星》なのに

万物の命を無視して
我がの庭を守る人間がはびこっている

これまた
ど〜したものでしょうねぇ・・・

ちょいと軒先を貸すぐらい
ええじゃない

あなたの預金までは食い潰しゃ〜しませんよ
・・・と言いたいとこだが

これ以上
猫が嫌われるわけにはいかんので

笑顔!笑顔!と心がけ

『いつか見ておれ!
必ず猫の生きる権利を勝ち取ってやるぞ!』

・・・と思いながら
近所をまわりました。

見てください。

このヒステリックな
《玄関まわりのオブジェ》を・・・



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もし猫が
お金持ちだったらど〜する?

もし猫が
こっぱ強かったらど〜する?

あんたら〜この猫避けグッズを
一斉に片付けて

手のひら返して猫にコビるじゃろ

本当にそ〜なったら
オモロイのにね(笑)


。。。。。。。。。。。。。。。。。


私はこれから

東京から連れて帰った31匹の猫たちの
健康診断があるので

またあとで♪バイバイ♪♪

移動中

多くの命を運ぶ《みなしごバス》は
明日の目的地である東京都内に向かい

今日一日 走り続けます。  


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昨日は予定より2時間も遅れて
広島本部を出発しましたが

動物相手の私たちに2時間ぐらいの遅れは
致しかたのないこと

予定を組む時点で
ある程度のズレは想定しているので

セーフ♪


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これから約半月の間
みなしごバスは

私たちの衣食住をまかなう
生活拠点となるわけですから

積み込む荷物も膨大です。



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忘れ物が多い私は最初から
荷物の準備には関わらせてもらえません。

まぁね・・・私が準備したところで
問題を起こすだけで

何ひとつプラスにはならんですしね(笑)

もちろん私も
手ぶらで出発できて楽チンじゃしね♪


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じゃあ
た〜坊!行ってくるね!

この直後
私はた〜坊にベロンベロン舐められました。

感情豊かな牛は

出かけるときはとっても寂しがり
戻るととっても喜ぶので

必ず声かけをしないと!


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みなしごバスの中では

甘えん坊のUPAが「今だ!」とばかりに
べったりくっついて

鹿アレルギーの私はヒスタミンが出まくり
クシャミの連発!

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遠足当日の子どもみたいに私は
家を出るとウキウキして早起きになるので

朝5時には起きます♪

・・・かと言って早起きしても

道中は特別やることもなく
動物たちを起こすだけ迷惑・・・

6時過ぎまでは静かに存在を消して
本を読んだりして過ごします。



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『は〜えかろう!』と私が起きると
早速UPAも起きます。



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こ〜なると猿たちも起きます。

やはり猿は人間に近い生き物だから
朝が早いと眠たそうな顔をして

動きも一歩遅いです(笑)


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UPAちゃんは冬の間
ネックウォーマーをしていたから

その部分の首回りの毛が切れてしまい
かわいそうなことになってます。


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猿のコミュニケーションです。

これは《まったりした気分》のときに
やる行動です。

右側がよしこ
左側がひさこ


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ひさこは1才の幼猿だから
すぐに飽きてしまいますが



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よしこは成猿だから続きます。

・・・でもこれは
爪の先でゴリゴリされるから

想像するより痛いです。


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さすがに
うちの猿たちも

朝7時になると
ずいふんと活動的になります。



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ところで
床一面のBOXティッシュ(笑)

トイレトレーニングが苦手で

あたりかまわず
出してしまう不定住動物の猿と

一緒に暮らすために
たどり着いたBOXティッシュ作戦

BOXティッシュは
ペットシーツよりはるかに役立つので

うちでは犬猫にも使っています。



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猿のウン◯です。

もちろん
形には個体差がありますが

ちゃんと考えて食べ物を与えれば
毎回同じ形状のウン◯をします。

そのポトンと落とされたウン◯を

ふんわりなBOXティッシュだと
自然にくるんでくれるので

猿の体が汚れにくいです。
・・・と

もうひとつ

猿はBOXティッシュを
《歯磨き》に利用しています。

あきらたちと一緒に暮らすようになって
初めて知ったのですが

猿は人間と同じように歯磨きをします。

自然界だとおそらく
木の葉を使っているのでしょうが

うちには木の葉がないので

あきらたちは
BOXティッシュを噛みちぎって

ガムのように噛み続けて
ポイ!っと捨てています。


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捨てられたBOXティッシュは
真ん丸になっています。

ガムのように噛みながら
歯間の汚れを取り除いているのでしょう

たまにチモシー(牧草)の茎で

《つまようじでシ〜ハ〜》みたいなことも
やっています。

その姿はほとんどオッサンです(笑)



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1匹ずつケージレストさせて
朝ごはんを食べさせます。

うちの猿みたいに
避妊・去勢をしていても

やはり
メス猿はオス猿にはかなわないらしく

あきらに捕まると
よしこもひさこも食べ物を差し出すので

ゆっくり食べさせるためにも
食べ物はケージで・・・



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オス猿のあきら君

今朝の朝ごはんは
みかんとアンデルセンのくるみパン



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食べたら
のどが詰まるので飲み物を飲みます。

人間と同じで

急いで食べたりしてのどを詰まらせ
しゃっくりをします。

飲み物は普通のお水よりも
ヨーグリーナやアクエリを好んで飲みます。




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猿たちの掃除が終わると
次はUPAエリア


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最後に
こゆき姉さんエリア♪

こゆき&UPA&あきら&よしこ&ひさこ
この5匹を連れ出すだけで

広島本部の者たちは
かなりラクになります。

それぐらい
この5匹は部屋を汚します(笑)

山羊の室内飼育が可能か否か
確かめたかったのは私だし

生まれた日から室内で育てた鹿を
外に出せないのは私だし

「殺されるのは可哀想じゃ!」と
猿をどんどん引き取ったのも私

アレルギーが出て痒いとか
チモシーで部屋が散らかるとか

勝手なことは言えんしね


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ぽっちゃり王子から
ご報告です!


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福島県本宮市で
プードルの虐待シーンがネットで流れ

飼い主の名前も住所も判明した事件について

このたびの被害犬プードルは

ぽっちゃり王子こと山内君が
飼い主から直接引き取り

みわ先生に診てもらって
骨折もなく無事が確認されています。

ただ

ひどく痩せていて
毛玉もガッツリ張りついている状態です。

今のところ
攻撃性もなく良い子です。

もちろん
同居犬もぽっちゃり王子が保護しています。

繰り返しになりますが

誰の指示でもなく自分の意思で動いた
ぽっちゃり王子のお蔭で

福島県本宮市で虐待されていた
プードルと同居犬の2匹は無事です。

猫も飼っているとの噂もありましたが
猫は飼っていません。

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こ〜いった虐待問題は
とっても繊細な問題です。

仮に発表が遅れ
そのせいで情報がサクソウしたとしても

目的は
《虐待されている犬を保護すること》

私たち動物愛護団体は
それをしっかり頭に入れて

虐待されている犬猫の身の安全を
最優先に考えて動き

所有権問題や再発防止など
飼い主との交渉がすべて終わってから

発表すべきだと私は思います。

うちの支援者の方々には
発表が遅れたことで

長い時間
不安な気持ちにさせ

申し訳なく思っております。

広島本部・3月26日

  昨日
新幹線に乗るのに

ホームの場所とか座席の位置とか
間違えないように

私なりに緊張したのか
昨夜はいつも以上に寝つきがよく

横になってたぶん
2秒ほどで寝てしまったと思います。

なかなか寝つかれなくて悶々と夜を過ごし
その反動で昼間ボ~~ッとする

・・・という
バカバカしい経験がある私にとっては

寝つきがいいってことは
とってもありがたいことなんですよ!

たまには緊張するのもいいね♪


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人馴れしていない子猫

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人馴れしていない成猫を
人に馴らすことは容易ではなく

人に馴らすこと自体が

その子にとっては
かなりのストレスになります。

・・・なので
うちでは無理やり馴らしたりしません。

・・・が
子猫は成猫みたいに難しくなく

人馴れしている子猫と同じケージに入れて
お友だちになってくれれば

その子に流されて

いつの間にか
人馴れした子になってくれます。



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たなしょん君です。

センターから来て
とっくに去勢手術も終えているのですが

まったく馴れておりません。

人間がいる間は
怖くて遊べないという不幸が起きる前に

よく馴れている子と
一緒にしているところです。



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かんきこうちゃんも

センターから来て
とっくに避妊手術も終えているのです

やはり
ぜんぜん人馴れしておりません。

人間がいる間は

ごはんも自由に食べられないという
不幸が起きる前に

よく馴れている子と
一緒にしているところです。

自分と同じような子猫が
人間に馴れて甘えている姿を見ると

馴れていない子猫も安心していくので

この《お友だち作戦》は
けっこう使えますよ!!

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加湿器

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寒い時期に猛威をふるうウイルスを
対策するために

加湿器は絶対に必要です。
※※乾燥は敵ですから

うちでは寒い間
いくつもの加湿器を稼働させていますが

加湿器って

《水汚れ》が厄介だし
毎日手入れをするには限界があるし

汚れたままにするわけにもいかないし
けっこう面倒なモノです・・・

うちでは
加湿器を使い終える春が来ると

私が一切の汚れを
きれいに洗い落とすことにしていて

今年も
そんな季節がやって来たのです!

私は整理整頓は大の苦手ですが
緻密な掃除は大好きなので

小さなヘラやブラシを使って
チマチマと隅の隅の汚れを落とします。




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きれいになりました♪

家電製品を水で洗うの?

ハイ!

よく乾かせば大丈夫なので
私は洗います。

※※マネをするならよく乾かしてくださいね

うちのような大家族では
一番怖いのは病気の蔓延で

目に見えない細菌やウイルス

特に治療法がないウイルスを
どうやって退治していくかが大きな課題

広がる前に
退治するしかないのです。

うちではウイルスを退治するために
次亜塩素酸ナトリウムを使用していますが

洗い流せるものは流水で洗い流す・・・

これは衛生学の
基本中の基本ですからね

地中でも何年も生きられるウイルスが
いつどんなシチュエーションで

犬や猫がアタックを受けるかも
わからない状況で

「家電を水洗いして大丈夫?」
な~んて余裕はうちにはないですからね


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3月上旬に

いつもの
負傷猫専門に助けている人が連れて来た

福岡のセンターに収容されていた
《原因がわからない動きがおかしい子》

最初のうちは

ふらついたり突然奇声を上げたり
隣りにいる子に咬みついたりしていましたが

投薬で
少し落ち着いてきました。

・・・が

ドライフードのお皿の中に
オシッコをするんですよね・・・

これは明らかにマズいので



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お皿に合わせて
ステンレスで台を作りました。

お皿を立ち上げると
オシッコがしずらくなるかな・・・と




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お皿を高い位置にかえたことで
オシッコができなくなったばかりか


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食べやすくもなったみたいで
よかったです♪♪



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お皿の中にオシッコをしていた
らくちゃんです。


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歩いていて突然

部屋の真ん中で立ち止まって
そのままくつろぐなど

まだじゃっかん
おかしな動きはしますけど

よく食べてくれる親孝行な子です。


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昨日の夕方
センターからきた負傷猫です。



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ガンガンに怒りますが
立てないし

頭を強打したのか
暴れ具合も含め何かがおかしい感じです。



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ひと晩静かにさせ


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今日は朝から
点滴して様子を見ていますが

んんんん・・・

事故に遭っているのに
外傷がないってイヤですね・・・


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同時期に来て
同じように骨盤骨折していた子猫の

てまり&こはる(どちらもオス)は

私の思惑どおり
同じケージに入って2匹はお友だちになり

同じ日に去勢して
同じ日にケージから出て

それぞれ自由に暮らしています。

2匹がかわいいのは
今でもたま~に寄り添っているところです。


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春ですね


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白菜の切り株からつぼみができ
使うこともできず捨てることもできず

悩んでいつうちに花が咲き
満開になりました。

命ってすごいね・・・
命って力強いね・・・


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今日の動画

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今日の動画は

両足を骨折し
断脚するしかなく

胴体だけで頑張って生きている
カラスのりょうちゃんです。

かわいいリョウちゃんの姿と

リョウちゃんハウスのあたりの
芝居小屋が見れます(笑)



 


 

広島本部・3月25日

 今日3月25日は

急きょ猫のお迎えが入ったので
田原君の2人で福岡県へ行ってきました。

飼い主さんが孤独死され
残された猫4匹の引き取りだったのですが

車だと時間がかかるので
新幹線等の公共交通機関を利用して

猫たちが住んでいる家まで行き
建物内で猫を捕獲して帰る・・・という流れ

私たちは
明日には広島を出発して

東京の猫多頭現場に
向かわなきゃいけないので

福岡へ行くには
もう今日しかなかったのです。

それにしても
新幹線は早いですねぇ・・・

広島⇔博多が1時間ですからね

猫は重かったですけど
新幹線があって助かりました。


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お年寄り犬

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犬も人間も
年を取るということは

体力もなくなり
いろんな病気にもなりやすくなり

いろいろ問題も起きます。

広島本部だけでもこの1週間の間に
お年より犬が2匹手術をしました。



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19歳の元・咬みつきペコちゃんが
耳血腫になったので手術をしました。

抵抗力が落ちたお年寄り犬は
耳血腫にもよくなりますねぇ・・・



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ペコはうちに来て12年・・・もう19歳
立派に高齢犬ではありますが

耳血腫になると
耳から頭にかけてが痛いし

生活の質もガタ落ちするし

麻酔のリスクを考えても
《まだまだペコは生きる》わけですからね

迷わず手術をしました。




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そしてポチッ子

ポチッ子は目と耳の間に腫瘍ができ
それが爆発したので

最初は
私のイボを取ったときみたいに

糸でくくって様子を見たのですが
そうは問屋がおろさず

糸で取れないなら『やるしかないじゃん』




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ジュクジュクした腫瘍は
ポチッ子にとっては不快じゃし

ポチッ子は21歳ですが
《まだまだポチッ子は生きる》わけですからね

麻酔をかけて取ることにしました。



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取ってみると結構大きかったんだな
・・・と思いました。


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大きな傷になりましたが

これで
あのジュクジュクとさよならできるならヨシ!

キバもずいぶん短く削れて・・・
21歳ですもんね・・・

19歳と21歳の犬に外科的処置を施すことは

一般的には
勇気がいる選択なのかも知れませんが

うちの先生たちは手術が早いから
麻酔のリスクが最小限で抑えられるし

2匹とも手術の当夜には
普通に目覚めて外に出てオシッコしていましたし

翌朝には
バリバリごはんを食べていました。

やっぱり
うちのような保護活動を行うためには

外科専門の先生の存在は
必要不可欠だなぁ

・・・と再確認しました。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


3月13日に一斉手術をした
鹿児島内之浦の猫たちの様子を

久松さんが送ってくれました。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ここの猫たち50匹に対しては
一代限りの命をまっとうするそのときまで

犬猫みなしご救援隊が
フード支援を行うことにしたので

鹿児島県内に
フードを保管するための拠点を作り

先日
とりあえずそこに

ロイカナセンシブル15kgを
20体送りました。

猫たちは
すでに食べてくれています。

飼い主のジジイも
自分が買ったフードじゃないから

今までよりずいぶんと多めに与えていて

ホームセンターブランドから
ロイヤルカナンに上がりプラス量も増え

猫の利益は
かなり上がったと思います♪

ここの猫たちは竹藪や雑木山を
駆け回って育っているので

あんまり人には馴れていませんが
姿は目視できるそう




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「耳先カットは
ちゃんとありましたよ!」

それにしても・・・それにしても

ここまで耳先カットを写さない技術も
たいしたもんじゃわ(笑)

いつもご支援いただいている

犬猫みなしご救援隊
後方支援隊の皆さまには

鹿児島内之浦の猫たちの様子を
また定期的に報告しますね♪

今度は耳先カットを
ちゃんと撮らせますけぇ!!


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


狂犬病予防ワクチン接種の季節が
やって来ました。


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また今年も百人一首のように
いえいえ・・・それ以上に

「狂注打ちなさいハガキ」が
広島市から届いたので

早速4月から接種を始めます。

おそらく栃木拠点にも
那須塩原市から届いているでしょうが

実際は
狂犬病の予防ワクチンより

パルボやジステンバーなどが入った
混合ワクチンの方が

犬にとっては必要なのに

なぜか日本の法律じゃ
狂犬病の予防ワクチン《だけ》打てばヨシ!

なのよね・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


安楽死を勧められた猫

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


3月23日に

動物病院で安楽死を勧められ
うちに来た負傷猫ですが

ずいぶんと落ち着いたので
レントゲンを撮りました。

うちの院長の見解では



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左前足は

ヒジから下が複雑骨折しているが
ピンニング整復が可能


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右前足は

肩が剥離骨折しているだけだから
安静にすればO・K

ごはんも自分で食べるし

もちろん

ちゅ~るや
焼きかつおとかのおやつも食べるし

私は
栃木拠点に行っちゃいますが

できるだけ早い時期に
手術をしてもらうことにします。

ついでに去勢手術もね♪



DSC_6050


うな君です。

アゴも
ちょっとケガをしていますが

まぁこれぐらいはね・・・無問題でしょう!


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


生きる権利が
誰にでも平等にあるように

死ぬ権利も
誰にでも平等にあります。

「これ以上の苦痛を与えないため」
・・・という大義があるとしても

私はど~も安楽死ってのはイヤです。
これは理解できません。

犬猫みなしご救援隊では

食べれなくなって歩けなくなって
自分の意志すらなくなってしまった子に

たくさん管をつないでまで
生かすことはしませんが

なにかしら
食べたいものがあったり

甘えたいとか逃げたいとか
ちゃんと自分の意思があるうちは

治療を続けお世話をし続けます。

途中であきらめたり投げ出したり
そんなことは

人としてできんでしょう!


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


今日の動画は
その《かわいいうな君》です。

安楽死を拒否して
うちに連れてくることを選択してくれた

保護主さんにホントに感謝です♪♪



 



おまけ

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


もう来年の誕生日は来ないのか?
・・・と思うほど

私の誕生日のお祝いが続いています。
※※お祝いはかつお節でお願いします。

『来年も私はおるけぇね!』

振り返ったら
ほら・・・あなたの後ろに・・・

キャ~~ッ!!


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あさみは(郷原も)

私が飲み屋をやっていた頃からの
従業員なので

私のことを今でも「ママ」と呼びます。

たぶん・・・これは・・・お互い
変えられん関係性じゃろ~と思います。

もう21年になりますからね
アハハハ・・・
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