これまで
私は
何百という
命の誕生シーンに
出会い
何千という
命を
見送ってきました。
だからこそ
言い切りますが
命は
地球より重い
・・・です。
母犬が
母猫が
命を賭けて
出産し
命を賭けて
育てた命です。
たった
1匹の
仔犬の
命でも
わずか
1匹の
子猫の
命でも
「かわいい~ッ」
な~んて
単純な
思いつきで
とても
とても
はぐくめる
ものでは
ありません。
「もっともっと
小さい子がいい」
な~んて
6週齢や
7週齢の子を
欲しがるなんて
問答無用で
ヒトとして
レベルが
低すぎて
話に
なりません。
小さい子を
欲しがるヒトは
普通に
バカでしょう!
絹ちゃん
母子です。
朝
外に出て
排尿・排便が
終わると
仔犬たちは
母犬の
オッパイに
しがみつきます。
一日中
一緒にいて
ついさっきまで
部屋で
一緒にいたのに
ワクチン接種が
始まり
いっちょまえな
パピ~になっても
一丁も
二丁も
まだ
オッパイを
恋しがります。
オッパイだけは
別モノです。
絹母さんも
いい加減
面倒だろうに
もう少し
もう少し
仔犬たちが
成長するまで
待っています。
仔犬たちは
明けても
暮れても
兄弟ケンカをします。
兄弟ケンカの
度が過ぎると
母犬は
叱ります。
これは
‘お手’や
‘お代わり’
みたいな
無意味なしつけ
・・・ではなく
実社会で
必要な
本物の
しつけです。
将来
この
兄弟ケンカの
記憶が
非常に
重要なものとなります。
兄弟ケンカも
知らないで
育ってしまうと
‘本気咬み’
一辺倒の
ガウガウ犬に
なってしまいます。
ひとしきり
遊ぶと
仔犬たちは
寝ます。
もちろん
母犬のそばで・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
絹母子と
同じように
ジャックの
仔犬たちも
まだまだ
母犬に
甘えたいさかり
でも
母さん犬の
ジャックは
フィラリア強陽性
最近
咳がひどくなったので
子育てを
やめさせて
実家に
帰すことにしました。
そして
昨日
ジャックの
お迎えが来る日
母子
最後の日
何が
わかるのか
いつもより
ジャックから
離れない仔犬たち
その中で
1匹だけ
ジャックに
しがみつかない子が
います。
一番
小さい子で
今まで
こんなことなんて
一度もなかったのに
なぜか
ずっと
私をながめ
まるで
何かを
言いたいような・・・
実は
この子だけ
ジャックと
一緒に
実家へ
帰るのです。
兄弟から
離れ
ジャックから
離れ
とにかく
私を
追いかけて来る・・・
私の
ちっぽけな感情は
涙で
むせあふれました。
『将来
永きにわたり
お前が
健康で
幸せに暮らせるなら
それでええ
私は
何も言わん
アバヨ!』
ジャックと
おチビちゃんは
帰って行きました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そして
今日
ジャックと
おチビちゃんの姿は
もう
ここには
ありませんが
残された
5兄弟は
いつもと
変わらぬ朝を迎え
ガッツリと
朝メシを
食べました。
すべての
道は
前に向かって
広がっています。
たとえ
道の途中で
つまづいたとしても
生きている限り
私たちは
前に向かって
進むしかないのです。
ジャックの
仔犬たちは
それを
教えてくれてます。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日の
愛しき
福島ッ子
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日は
わりと
重い気持ちで
ここまで
書きましたが
このコーナーも
なぜ今日?
・・・って感じで
これまた
重い・・・
さすがに
私もつらい
なので
簡素にいきます。
3月20日
広々とした
犬舎の中に
母犬と仔犬の
2匹がおりました。
当時
高齢の
飼い主さんは
自主避難
されていましたが
2~3日に
一回は
この母子の
世話に
通っておられました。
私も
できるだけ
協力することにしました。
4月のある日
この犬舎の鍵を
コジ開け
動物愛護家を
自称する
‘悪党’が押し入り
仔犬だけ
連れて行きました。
残っていた
犬小屋には
靴あとが
くっきり・・・
相当な
恐怖の中
仔犬を
連れて行かれた
母犬は
人間不信になり
名前を呼んでも
裏山から
出てこなくなりました。
ようやく
捕まえた時
母犬は
新たな命を
身ごもっており
(それに気付かず)
預かりさん宅で
無事6匹
出産しました。
母犬の名前は
チャコ
私が
3月20日から
世話をしていた
子です。
チャコは
預かりさん宅で
間違いなく
幸せでした。
でも
チャコは
ほどなく
亡くなってしまいました・・・
預かりさん宅にいる
チャコの
忘れ形見の
ノアちゃんです。
他の
兄弟たちは
1匹は
埼玉県で
残りは
長野県で
チャコ母さんの
ぶんまで
幸せに
暮らしています。