昨日
夜遅く
圏内での
牛の保護活動を
終え
帰宅中の
家畜おたすけ隊の
谷さんから
「事故に
遭ったような
‘生き物’を
見つけてしまい・・・
まだ
生きているので
助けたい」
・・・との
SOS
私は
自分が
できることなら
何でも
引きうける
タチなので
簡単に
保護しちゃいました
暗がりで
見た時は
タヌキだと
思いましたが
隔離房で
よく見てみると
鼻筋が白い
ハクビシンの
女の子でした。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
偽・女医の
観察日記
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ケガの原因は
事故ではなく
ケンカです。
頭部に
8ヶ所
噛まれたような
穴が
開いていました。
そのすべてが
ひどく
腐敗しており
『臭い臭い』
・・・と
言いながら
老眼鏡を
かけてみると
穴の中には
ウジ虫が
棲息しておりました。
すぐに
ウジ虫を
洗い流し
穴という
穴を
洗浄しました。
ほとんど
動かず
反抗もせず
なすがまま・・・
これを
『弱っている』
・・・と
とったら
助かる子も
助かりません。
『ハクビシンは
凶暴って言うけど
そうでもないじゃん
ええ子じゃん』
こ~ゆ~
考えが必要です。
この子の
名前は
ペッピーちゃん
皆さま
よろしくね♪
左目は
厳しいかも
知れませんが
ハクビシンは
ネコ目
ジャコウネコ科
『猫の治療で
いける!』
補液を60cc入れ
抗生剤と
鎮痛剤を
投与しました。
立派な体格の
マダニが
威張って
ついていたので
フロントラインを
・・・と
思いましたが
皮膚の状態から
疥癬も
少々
疑わしかったので
悩んだ末に
レボリューションを
滴下しました。
もちろん
マダニは
駆虫すべき
虫ですが
痒みを伴う
ヒゼンダニと
比較して
‘私は’
疥癬治療を
優先した
・・・ということです。
ネコ目なので
段ボールハウスを
用意すると
すんなり
入っていきました。
ハクビシンは
シッポが
長いです。
『今日のとこは
もう遅いから
寝んさい
明日また
頑張ろうや』
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そして
今朝のこと
ペッピーの
様子を
見に行くと・・・
こんなに
元気に
なっていました。
一晩で
なかなか
ええ感じに
回復しとるので
私は
ちょっと
調子に乗ってます♪♪
また
ウジ虫を
発見したので
ぶ~ぶ~
言いながら
洗い流し
昨日と同じ
手当をしました。
ハクビシンの
好物の
果実を与えても
威嚇するばかりで
いっこうに
食べようと
しないので
強制給餌してみました。
かわいらしいでしょ
ペッピーは
まだ
子どもですからね
じゅうぶん
育て甲斐が
あります。
これは
寝る準備の
途中ですが・・・
ハクビシンは
寝る時に
まん丸になります。
右前手が
噛まれて化膿して
腫れているので
収まりませんが
本来なら
顔も手足も
何もかも
収めて
まん丸です。
寝る姿は
生きていく上での
‘危険度’を
あらわします。
私たちは
大の字になって
寝ても
安全が
保証されている
‘ヒト’に
生まれたことに
感謝して
自分より
‘弱い’生き物に
ほんの
ちょっと
手助けをする
・・・べきです。
【感じて欲しい
小さな命の重み】