季節を感じる行事
。。。。。。。。。。。。。。。
2025年春
今年もまた
犬猫みなしご救援隊
広島本部裏庭にて
お花見ができました。
みんなで集まって
ワイワイするのが好きな私としては
お花見は欠かせないイベント
お昼ごはんを
外で食べるだけですが(笑)
それが我が家の裏庭で
お手軽にできるって
とってもありがたいことです。

毎年4月上旬になると
犬猫みなしご救援隊
広島本部付近の山には
たくさんの山桜が咲き
一気に華やかになります。

正面の山

絶景かな

毎年
お花見をさせてくれている
ソメイヨシノと
犬猫みなしご救援隊
広島本部2号館

ソメイヨシノと
犬猫みなしご救援隊
広島本部本館

屋上に猫
わかりますか?
朝から太陽がよく当たる
右半分が猫専用の屋上で
午後からしか
太陽が当たらない左半分が
洗濯物干し場です。
。。。。。。。。。。。。。。。
さて本題
特殊レスキュー
。。。。。。。。。。。。。。。
去年の夏ごろかな?
複数の方から
「この猛暑の中
涼む場所もない遊園地内にある
ふれあい動物園の
動物たちを助けてください!」
・・・という悲痛な叫びが
届くようになりました。
まずここで
言っておきたいことがあります。
私は難しい問題が好きで
それに取り組みたい人間ですが
《丸投げ相談》は
絶対に受け付けません!
その問題に取り組む前に
お尋ね申します。
『あなたには
解決するにあたり
なにができますか?
あなたは私に
なにをしてくれますか?』
そこから話が始まります。
。。。。。。。。。。。。。。。
動物園からのレスキューは
私の活動範囲ではないし
私の予定は
半年先まで決まっているし
ようやく
私の手が空いた11月
どんなものか
まずは
その遊園地に行ってみました。
そしたらビックリポン!
これは
私の活動の範囲ではないとか
そんな無慈悲なことを
言ってはおれん状況
最悪な環境でした!

ここが遊園地で
赤丸のところが
ふれあい動物園がある場所
見ての通り
ふれあい動物園は
轟音鳴り響く
ジェットコースターの近くにあり
ジェットコースター等の轟音と
スピーカーから流れる
大音量の音楽が合わさって
会話もままならないほどの
うるさい《騒音》の中に
あるわけです!

それだけでなく
ふれあい動物園のすぐ横の
野外ステージでは
何時間かおきに
演奏者とダンサーたちが出てきて
リオのカーニバルを
踊り始めます。
その時間は
それまで以上にうるさ過ぎて
会話などまったくできません!

野外ステージでの
リオのカーニバルダンス
ステージだけにとどまらず
ステージから出て
移動しながらの
カーニバルなわけで
これには私も驚きました。
こんな場所に
動物園があって良いわけがない!
これはもう
閉園してもらうしか道はない!
リオのダンスショーを見た瞬間
私は
そう強く思いました。
。。。。。。。。。。。。。。。
動物福祉アニマルウェルフェアの
観点からも
騒音だけで
じゅうぶんアウトですよ!
・・・なのに
よくもまぁこんな場所に
動物を置こうと考えたよね?
そして
動物を置くことを
保健所がなんで許可したの?
逆に
感心いたしますよッ!

動物と遊んだら
手を洗わなきゃいけないけれど
動物と遊ぶ前にも
ちゃんと手を洗ってほしいです!
動物の命を脅かすウイルス類を
伝搬するのは
間違いなく人間ですからね!
。。。。。。。。。。。。。。。
ここからは
私が去年11月に見たまま
感じたままを書きますね
↓ ↓ ↓ ↓

ふれあい動物園内の
ウサギです。
1羽は元気そうでしたが
もう1羽は
目ヤニで
目は開いていないし
お尻は下痢便が
こびりついていました。
ウサギが
こんな状態になるのは
お世話の問題ではなく
環境のせいです!
飼育員さんの話だと
ときどき発作が起きるのだそう
まぁこんなうるさい場所に
いたんじゃ
発作も起きるじゃろう・・・
生きているのが
不思議なレベルじゃしね!
ほかには
フクロモモンガが数匹いました。
フクロモモンガなんて
夜行性の動物でしょ
夜行性の動物を
真っ昼間
こんなうるさい場所で
人間に触らせるって
意味がわからん!
フクロモモンガたちは
一体いつ寝るの???

この怪しげな
ビニールハウスには
爬虫類がいました。

イグアナです。
大きさの比較対象物として
私の手を置いてます。
去年の11月は
暖かい日が続いていましたが
言うても11月ですからね
上着がないと外には出れず
イグアナがいた
ビニールハウス内は
イグアナの最適温度27℃には
到底
届いてもいませんでした。
そんな寒いところで
人間に触られたいとも
甘えたいとも思わない爬虫類を
「触れますよ〜ッ」って
置いておくのってどう?
しかも
私がここにいたとき
二人連れの若い姉ちゃんが
イグアナを見て
「キモッ!」と言ったのです。
私は
キモいのはお前じゃ〜!
・・・と思いました。
こんな言葉を
投げかけられてたんじゃ〜
爬虫類のイグアナにも
イヤな空気が響いて
健康面で
悪い影響が出ると思います私は!

なぜかあちこちに
こんな狭い柵があって
中には
烏骨鶏が数羽ずついました。
鶏と違って
烏骨鶏はおとなしいから
ふれあわすの???
それこそ烏骨鶏も
人間に甘えたいなんて
思ってもいないじゃろ?
・・・などと思いながら
漠然としていたら
私の目の前で
3歳ぐらいの小さな子どもが
烏骨鶏の首を持ち上げて
ストンと
地面に投げ落としました。
その子の親らしき大人が
「ダメだよ〜ッ」
・・・と言いました。
なにがどうしてダメなのか
説明もせず
ダメだよ〜って!!!!
はあ???
そばにいた私は思いました。
今すぐ
同じことをしちゃろ〜か?

こんな感じの
屋根もないところに
ミニ豚だという
豚の兄弟が2頭おりました。

雨が降ったりしたら
豚の居場所が
ドロドロになるから
保健所から
改善しろと言われたとかで
下場を
コンクリート仕上げにするらしく
あきらかに
左官業者ではない素人さんが
非常〜に慣れない手つきで
セメントをこねたり
流し入れたりしていました。
下場をコンクリートにするとか
・・・の前に
ちゃんとした獣舎を
建てるべきじゃし
そもそも!
こんなブルーシートじゃ
雨風も防げんわけじゃから
最低でも
屋根を作る方が先じゃない?
・・・と思いました。

去年11月の時点で
すでに
豚たちの栄養状態は悪く
私は豚たちのことが
とっても気になっていましたが
今年の3月の始めに
体の大きな
お兄ちゃん豚が亡くなり
すぐに後を追うように
小さな弟豚くんも
亡くなったんだそう・・・

去年の11月
『私はやるよ!
絶対に迎えに来るけぇね
信じて待っときんさいね!』
・・・と約束したのに
私のチカラが足らないばかりに
豚くんたちは
なんもええことがないまま
死んでしまいました・・・
3月の寒い日
豚くんたちが亡くなった!
・・・と聞いたときは
ショックでショックで・・・
そのころ
遊園地運営会社からは
「保健所の指導通りの改善を
してますから!」
・・・と
取り合ってももらえず
まだ閉園のへの字にも
たどり着いてないときだったし
私には無理なのかな
・・・と弱気になるほど
ショックを受け
そのショックを
エネルギーに変えるまでに
私は毎日
何度も何度も深呼吸をしました。
。。。。。。。。。。。。。。。
遊園地運営会社の偉い人との
話し合いの中で
私が聞いた範囲では
会社側は
今現在いる動物たちが
いつどこから来たか等
まったく把握していないし
今まで
ここの動物たちが病気になっても
特に
獣医師に診てもらうこともなく
近くの動物園の人に
相談したことがある程度だそうで
これまで
この動物園にいた
ロバやサル
3月に亡くなった豚の死因は
サッパリ
わからないんだそう・・・
こんなことでええの?
こんなことで
保健所的にはOKなの?
。。。。。。。。。。。。。。。
飼育員さんに聞いた話だと
山羊の死因は
フィラリアですって・・・
山羊のフィラリアって
腰麻痺ですけど
それは毎日の投薬で治せるし
※私は福島のときに治しました。
そもそも犬と同じで
予防しなきゃ!ですよ!
そして
私が訪問した去年11月の時点で
すでに亡くなっていた
小さな動物たちは
もっとひどい扱いだったそう・・・
以上のように
この動物園では
騒音の問題だけでなく
このようにズサンで
最低な管理をしていました。
・・・なのに
よくもまぁ保健所は
ふれあい動物園としての
許可を出し
何年も何年も
営業をさせていたよね??
。。。。。。。。。。。。。。。
豚たちは亡くなったけど
それまで伝染性の高い
豚熱の予防対策も
なにもしてなかったし
烏骨鶏だって
たくさんいるのに
鳥インフルエンザの
予防対策もなにもしてない
これってどう?
ものすご〜恐ろしいことですよ!
日本中の豚舎や鶏舎で
ウイルスが出たとかで
そこにいる豚や鶏が
無益に殺されているってゆ〜のに
なぜか
この動物園に対しては
そのウイルス対策について
指導すらしてないって・・・
保健所自体が
ブラックすぎるじゃろ!
もちろん私も
このブラックな保健所とも
何度も話をしましたが
「指導してます」
・・・の名ゼリフ一択
今回の
ふれあい動物園で起きていた
悲劇はすべて
自分の職務もまっとうせず
経済界に対してビビッて
なぁなぁにしてきた
保健所の責任ですよ!
私は福島大熊町の
馬のマリーちゃんを
広島に連れて帰った後も
毎年毎年
マリーが老衰で亡くなるまで
中国農政局に対して
健康状態等の必要報告はしていたし
農水省からも年イチで
マリーの様子を見に来てましたよ!
農水省や農政局といった
保健所の上の機関が
ちゃんと働いているのに
その下の機関の保健所が
ダラダラってね
なんだ保健所ッ!クソッ!
。。。。。。。。。。。。。。。
この際じゃから
日本中の保健所及び
動物愛護センターの職員に告ぐ
。。。。。。。。。。。。。。。
世の中は経済で回っています。
そんなことは
バカな私でも知っとりまッ!
・・・だからと言って
経済界に対して
まったく頭が上がらん
行政機関ってどう?
営利を目的として動物を取り扱う
繁殖屋だ〜
ペットショップだ〜
こ〜いった動物園だ〜
・・・みたいな
動物取扱業第1種に対して
保健所及び
動物愛護センターは
常に弱腰で
非常に
ナマぬるいのが現実じゃん!
動物の命と
動物の生活の安全を
われわれ民たちに
教えなきゃならない立場の
保健所及び
動物愛護センターの職員が
動物を食いもんにしとる
動物取扱業第1種のヤツらに
ペコペコしてバカなの?
違反は違反じゃないの?
数年前には
動物の愛護と管理に関する法律も
少しは
厳しくなったわけじゃから
それに合わない営業をしている
悪質な業者に対しては
厳しく細かな指導をして
改善しないなら
まずは営業停止にして
それでも改善しないなら
動物取扱業第1種の許可を
取り上げ
動物を取り扱う世界から
オサラバさせるとか
【動物の愛護と管理の法律】
・・・にのっとった
正しいやり方が
いくらでもあるじゃろ?
動物取扱業第1種を取って
それをナリワイにしとる人が
動物を取り扱えなくなったら
生活ができなくなるから
・・・とか
そこは
保健所には関係なくない?
そこは
気にせんでええじゃろッ!
法律違反してるヤツを
野放しにするって
法治国家NIPPONじゃ〜
あり得ん話じゃ!
極端な話をしたら
「人を殺して金品を奪ったけど
犯人にも生活があるし」
・・・って
犯人の生活を気にしますか?
指導してます!
・・・で終わらせますか?
私に言わせりゃ〜ええタイじゃ!
※※ええタイ=それと同じこと
とにかく
保健所
及び動物愛護センターが
動物取扱業第1種に対して
厳しくしないから
不幸な動物が絶えんのですッ!
。。。。。。。。。。。。。。。
私が知らなかった間にも
たくさんの命が消え
また
私が知ってからも
交渉が長引いたために
豚くんたちが
亡くなってしまったり
相当長い年月
遊園地内にあった
ふれあい動物園では
不幸なことが続いていましたが
2025年4月7日をもちまして
ふれあい動物園は閉園となり
2025年4月17日
午前9時30分
そこにいた
生き物たちを
犬猫みなしご救援隊が
安全に移動させたのち
ちやんと育てる手筈を整えた上で
1匹残らず
全員引き取りました。

うみさん号に
烏骨鶏たちとイグアナ
フクロモモンガとウサギを乗せ
犬猫みなしご救援隊
栃木拠点へ向かって出発しました。

これは
温度管理が難しい爬虫類を
搬送するための入れ物
私が
爬虫類博士から教わって
《職人T》に
こしらえてもらいました。
中は企業秘密なので(笑)
お見せできませんが
爬虫類特有の
ベチャ〜ッとした排泄物が
イグアナの体に
飛び散らない作りにしております。

季節的には
爬虫類にとってまぁまぁですが
哺乳類より難しい爬虫類を
移動させるとなると
やはり神経は使います。
。。。。。。。。。。。。。。。
最後になりますが
私は
自称・動物愛護家です。
今現在も
自称・動物愛護家として
絶対的に必要な
動物の生活と
健康についての知見を増やすべく
たゆまぬ努力を重ねておりますし
自称・動物愛護家として
生きていくために
これまた絶対に必要な
人脈も
コツコツと広げております。
今回は
その努力が実った形で
この5ヶ月間
いろんな方々から
いろんな協力を
うけたまわることができ
そのお蔭で
ふれあい動物園にいる動物たちを
ターゲットとする
《特殊なレスキュー》を
遂行することができましたこと
そして
私が
自称・動物愛護家として
また新たな一歩を
踏み出せたことに
心から感謝しております。
。。。。。。。。。。。。。。。
うみさん号と並走して
みなしごバスも
もう少しで
栃木拠点に到着します。
到着したら
忙しくなりまんなぁ♪♪